独学で絵を上達させる為に効果的な勉強方法
ご訪問くださりありがとうございます^^
油絵×心像画家の中西宇仁です。
この場では、独学で絵を続けるのが厳しい、表現力に限界を感じて来たなど、ひとりで進めているが故のお悩みに寄り添って画力向上のポイントや心構えといった手段と内面性を中心にお話していきます。
僕の場合、独学で油絵を続けていると表現力の限界を感じましたがこれからご紹介する内容を取り入れる事で画力を向上し、絵描き活動を飛躍させる事ができました。
ひとりで続けていくと孤独との戦いにもなるので少しでも似たような悩みを解決できればと思い記しました。
よろしくお願いします^^
目次
【 絵の上達に必要な基本要素とは? 】
画力向上に必要な基本的要素についてご紹介します。
●観察力
人や静物、風景など自然界に存在する形あるモノを描く場合、対象となる物体がどのような
構造なのか?
どのような仕組みであるのか?
成り立っている状態をインプットして描く必要があります。
例えば人物を描く際にバランスが整っていなかったり印象が弱いと感じるなど自分に理想像と結果が離れている場合は、人体に対する観察が足りていないかもしれません。
僕が今まで見たり相談を受けた時の絵を見ると”自分の中でのイメージ”で描いているパターンが多いですね。
実は僕も油絵を最初に描いた時にウィスキーボトルを描いていたのですが透明な瓶に対し、青色という自分のイメージで描いていました。
これも観察力不足による結果ですね。
●空間認識・構図力
キャンバス上に収まるモチーフや空間の空間を意識することでバランスの整った絵となります。
人は、目に映るモノや空間に対し無意識に「気持ちの良いバランス」を求めます。
左右対称の橋や国会議事堂を見ると整っていますよね。
人の場合でも目が大きすぎるアニメのキャラを見ると違和感を覚える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「黄金比率」と呼ばれるように人が見て美しいと思うバランスを作品に取り入れる事で余裕のある作風とすることができます。
アンバランスを押し出す画風であれば良いかと思いますがそうではなく違和感を感じる場合は、空間内に収まる配置を見直してみると良いでしょう。
僕の場合、独学で始めたのでバランスを意識せず描いていると違和感を感じていましたが参考書や人の絵を参考にする事で改善しましたね。
●デッサン力
モノの仕組みや構造を意識しているのに歪んでしまう!
インプットは出来ているがアウトプットが見合わない場合は、シンプルにデッサン力の見直しが必要です。
知識として理解はしていても実際に描きだして見ると目の位置がズレたり形が歪になる場合は、デッサン力を上げると更なる描写が可能となります!
僕の場合、写実描写を避けてきた過去がありますがデッサンを学び直す事で抽象表現だけでなく表現性を広げ深められるようになりました。
描ける幅と質を向上させたいのであればデッサンは必須ですね
●色の扱い
独学で始めた方で多く見られるのが、「感覚で色を扱う」という所ですね。
理想とする色を出せないのであれば色と色の関係性や絵の具の性質を理解していく必要があります。
僕も感覚ベースで勢いで扱っていたのですがそうなると色が淀んでしまい理想とかけ離れた色彩となってしまう事にいつも悩まされていました。
下層に塗らせている色を活かしたいのに覆い隠してしまったり絵ずらが汚くなってしまったり・・・
色の関係性や性質を知る事でこれらの悩みは解決し、かつ無駄に時間を掛けずにテンポよく描き進められるようにもなりました。
同じ色だとしても性質に見合わない組み合わせで混ぜると色が勝ってしまったり負けてしまったりするので色でお悩みであるなら色彩理論を学ぶ必要があります。
●技法
描写力と色の扱い方が備わっていても物足りなさを感じるのであれば技法を学んでみましょう!
絵具を薄く塗り重ねるグレーズ技法や一度で勢い付けて塗っていくアラ・プリマなど描き方にも種類があります。
特に技法は、色の特性を活かす事ができるのでなぜそうなるのか?というメカニズムを理解していく必要がありますがアマチュアレベルより飛びぬけた表現力を得られますよ!
塗り方だけでなく支持体でキャンバスなのか木版なのか?下地作りは必要なのか?
など、画材への理解を深める事もポイントです^^
絵具の塗り具合が変わると描き方も変わります。
描き方が変わるという事は作品を観た時の印象にも繋がります。
これらは、絵を描く為に必要な土台です。
土台が不安定だと建物は崩れてしまいますがしっかりしていればあらゆる建物を建てる事が出来ます。
自分の表現力を支える為にも基本を振り返ってみると良いのかなと思います^^

【 独学による勉強方法 】
独学は、基本自分一人で進めていきます。
良くも悪くも自分次第!、ではありますが現状よりレベルアップさせる、初期パラメータを向上させる術についていくつかご紹介しますね。
●スケッチ
先ほどデッサンについてお話しましたが描写力を向上させる為には、観察を意識し描く事です。
いつも描かないモチーフを選択する事で新鮮な感触を掴む事が出来るのと自分の中での課題が見えてきます。
僕の場合、外出先や空いた時間を使ってデッサンをして煮詰めています。外出先の場合、時間が限られているのでテンポも意識する事で短い時間でも力をつけられます。
デッサンについて必要な事については、こちらで紹介しておりますので合わせてご覧ください!
デッサンもただ、手を動かせばよいわけではなく「目標」を意識する事で意味のある練習となりますからね。
● 模写
模写は、実際にある形や絵を描きだす事でリアリティを実感できます。
自分のイメージが中心だと好き勝手に描けますが既存の存在を描くことで立体感やモチーフへの理解を深める事が出来ます。
「模写なんて出来ないよう~(;;)」とお悩みの方は、簡単に転写できる方法もございますのでこちらをご覧ください!
●色彩の勉強
色の相関を示したカラーチャートを参考にしたり不透明絵の具や透明絵の具といった画材の性質を理解してみましょう!
いくらデッサン力があったとしても着色力が備わっていないとせっかくの作品の可能性を提げてしまいますからね。
色の扱い方については、こちらから!!
●画材を学ぶ
扱っている絵の具、筆、支持体、下地作りなど1つ1つの画材がどのような性質をもっているのかを理解する事で描写へ活かせます!
鉛筆でもHやBで濃度が異なるので使い分ける事で光源と陰影をわけられます。
ペースよく進めたいのであればアクリル絵の具にしたり時間を掛けてグラデーションを作りたければ油絵の具を選択するなど自分の表現に対し、どの画材が有効なのかを学んでみましょう。
僕の場合、木版で油絵の具を塗っていましたがまっさらな状態だと木材が油分を吸収してしまい剥離など劣化に繋がってしまう事を知ってから、下地を作るようになりました。
絵をただ描くだけなら良いですが誰かの手に渡るのであれば作品の品質を意識しなければなりません。
その時、絵の描き方だけでなく画材の知識があると「この人わかってるね!」と別の見方が現れてきます^^
●自分の絵を見直す習慣
自分で描いた絵というのは、子供のような存在ですよね。
ただ、子供も甘やかしてばかりいてはろくな人間になりません。
絵も同じで自分で生み出した絵に対し、「これで良いのか?」と別の視点を持つ事で発展へのヒントに繋げられます。
可能であれば他者のフィードバックを取り入れるのも大変有効です。
個展を開催したいのであればギャラリーへ作品を持っていき審査してもらう事で客観的意見を頂けます。
また、鑑賞者との接点があれば観る側の意見も大変参考になります。
人が何を求めているのか?
自分+他者の意見は見聞を広げるキッカケにもなります。
自己満足の絵というのは、どうしても他者の理解を得にくいです。
他者にごまをすった絵を描けという事ではなく何かしらの評価を得たいのであれば意識してみると良いかなと思います。
【 独学で進める時の心構え 】
僕もそうですが独学で取り組むという事は、良くも悪くも自分次第で進め方を誤れば成長の実感を得られずモチベーションを下げてしまいます。
そうならない為の独学で行う時の心構えについてご紹介しますね。
一番のミソとなります。
●挑戦する意志を持つ
僕自身の経験と同じように独学で進めてきた人らと関わってきた中で共通している事があります。
それは、「自分の殻に閉じこもる」ということです。
独学で取り組むという事は、ゼロから自分の力で積み上げていく事となりますがそれ故に、他者の意見や新しい要素に触れにくくなるのかなと思います。
関わってきた方の中には、会話しているけど話が嚙み合っていないなと思う事もありますがその理由は、こちらの内容を組み取っていないからなんですね。
過去の自分もそうでしたが自分の中で確立しているモノがあると人は、他者の意見を参考にしない所があるのかなと個人的に感じています。
これは、新たな見聞を得る妨げにもなり成長するキッカケを逃してしまいます。
自分なりの表現性など土台が出来上がっているとそこから離れるのに人は抵抗を抱きます。
現状に満足せず新たな技法や知識などを見に着けていく事で更なる発展へと繋げていく事が出来ます。
僕も昔は、見出した方向性から抜け出せず表現性が変わらない頃がありましたが避けてきた写実描写やデッサン、色彩理論やブランディングなど見聞を広げる事で新たな交流や活動の発展に繋げることができました。
自分だけの見聞だけでは限界があります。広げる為の挑戦心を持つことが限界を突破する糸口です。
●自分の型から抜け出だす
独学に偏りしすぎてしまうと自分の型から抜け出せなくなる場合があります。
シンプルに言えば凝り固まるという事ですね。
上記の挑戦していくお話でも触れましたが凝り固まってしまうと他者の意見や新しい技法、知識取得の妨げになります。
他者の意見を否定する事はいつでも出来ます。
ただ、聞いた後に自分の中で改善に繋がるものや同じ過ちを繰り返さないためのヒントがあるのであれば吟味してみましょう!
経験者の意見、鑑賞側の意見など外部の意見や知識は発展へ繋げる為の材料です。
ここで間違ってはいけないのが自分を無くして外部に染まってはいけないということです。
そうなってしまうと作品もつまらなくなってしまいますからね。
絵に限らず料理の世界でも他の店舗へいき見聞を広げることがありますよね。
絵でも独学でも同様です。
●記録をつける
成長具合を実感する為にも日頃から作品の記録をつけておくと過去と比較し、客観的に確認する事ができます。
写真に撮っても良いですし、当時の心境や工夫した事をメモにして残せばどのように進めたのかを振り返りやすくなります。
僕もたまに過去の写真を見ることがあるのですが、「あぁ~この時はこういう心境だったな、上手くなってるな」と自分で自分を褒めています(笑)
自分で自分を認めるというのは、モチベーション維持にも繋がるので習慣化してみると良い流れを生めますね^^
●自分より上の人から学ぶ
効果的な見聞の会得は、自分より発展している人を参考にする事です。
少し例え話をしますね。
TVゲームの場合、敵を倒してレベルアップしていきますね。
最初は、低級のスライムやゴブリンを相手にしていきますが強くなるに連れ、トンベリやベヒーモスなど自分より上の敵を相手にしていき更にレベルアップしていきます。
トンベリを相手にするくらいにも関わらずスライムでレベルアップできますでしょうか?
絵の場合でも自分より発展している人を参考にする事で得られるモノが増え、それだけレベルアップしていきます。
デッサン力がない自分が居て、同じようにデッサン力がない人からデッサンを学ぶ事は出来ません。
僕の場合、このままではいけないと思いお金を払って絵の描き方やブランディングなどを学びましたが今までより格段に表現力や活動性を高められました。
あなたが本気で自分の限界を突破したいと考えているのであれば今までの状況から脱し、新たな見聞を得ることを考えてみるのも良いのかなと思います^^
【 最後に 】
ひとりで絵を描いたり活動を続けていくとなかなか他者の意見
を受ける事がありません。
それ故に、孤独感が隣り合わせになり人によっては、好きな絵を辞めることもあります。
継続は力なり、と言うように続ける事で折れない力と自分の表現性を育てる事ができます
下剋上、、とは言いませんが目標を持って挑むと続ける意味を見つけられるかなと思います^^
あと、ひとりで続けるのが厳しくなったら下記を参考に♪
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最後までお読みくださりありがとうございます!
少しでも不安や悩みの解決に繋がれましたら幸いです^^
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