2021-08-17

【絵画】絵の上手い/下手 の違いとは?心像画家が教えるすごいと感じる作品とは!?

こんばんは、心像画家の中西宇仁です^^

絵を描かれる皆さまは、絵の上手い・下手とはそもそも何か?と考える事はありませんか?
または、その「基準」にはめようとされ息苦しさを感じる事はありませんか?

料理の場合は、下手だと単純に不味くて食べられないというのはありますが
絵画の場合でいう下手とは何でしょう。

絵の表現に対し「上手い・下手」という基準にはめられそうになり窮屈な思いをされる方もいらっしゃると思います。
絵画表現は自由です。この手の話には数学のように「明確な答え」がないので1つの判断材料としてお気軽にご覧ください^^
今回は、表現の”本質”にも触れるので好奇心で読んで頂けたらと思います!!

こういう悩みを持たれている方にオススメ
・絵の表現は自由だけど下手の定義とは?
・自分の絵が下手だと言われたけど納得しない
・上手い下手って言うけど抽象画や具象画みたいなのはどうなの?

【上手い・下手とはなに?】

絵の世界で言う上手い・下手の定義とは何なのか。

●「観る側」の基準

我々絵描きは、絵の事を知っております。気持ちを込めて描いているわけなので
分他の作品を観ても通じるものがあります。
ただ、絵を描かない人は”絵の事を知りません”
(知らない事が悪いという事ではないです。また描かなくとも感受性で観る場合は別です)

知らないという事は”未知の世界”を目の前にするわけです。
その未知の存在を目視した時に最初に判断基準となるのは「形」です。

未確認飛行物体を見た時に円盤型だとUFOだ!
未確認静物のようなものを見た時にゴリラ?、カッパ?など既存の存在に近い
形に近づけ比較します。

”形”というものが人間からして”一番認識しやすい要素”ということです。

その要素と繋げると絵画も最初に観て意識されるのは形であり「描写タッチ」になります。
綺麗なライン・リアリティーのある質感などの要素があることで整った作品となり
”整っている絵画は上手い”ということになるのだと僕は思います。

絵の事を知らないので判断材料が少ないんですよね。
なので判断する為に現実にある人や物、自然と比較し作品の”精度”を見い出し上手い・下手を感じ取ります

平成になってから本物の動物ではなくアイボ、のような本物に近い犬型ロボットが発明されました。
発泡酒もビールに近づける為に発明されました。
人間は、本物に近い存在を好む生き物なのだと僕は思います!

●「感じる」基準

リアリティーのある形に美を感じるのとはうって変り内側で感じるものがあります。
喜び・悲しみ・怒り・安らぎ・心情・・・
人は、形では表せない存在を感じ取りイメージする事ができます。

これは日常生活の中にも取り入れられております。
横断歩道で備え付けられている信号機ですが赤なら「止まれ」、青なら「進め」、黄色なら「注意」と判断を促します。
スーパーの食品コーナーでも果物コーナーはオレンジ色で美味しさを、野菜なら緑でわかりやすくする。

等、色彩の印象を使って対象物の価値を伝える事ができます。
この価値は”形では表せない”抽象的なものである為、「上手い・下手」といった判断基準には当てはめにくい領域になります。

では、どういう基準で言い表せばよいのか?
それは、「すごい絵!!」と言われることかと^^

【すごい絵と言われる絵が面白い】

「すごい」という言葉は、最高の褒め言葉だと思うんですよね^^
本当に圧倒されるものを人が見た時に最初に出てくる言葉が「すごい」だと思います。

料理が運ばれてくる時、「良い香り〜、美味しそう」の前にインパクトがあると「すごい!」が出るのかな〜と。
花火もドデカイ花火や連続して上がると「すごい」と感じます!

ランク付するとしたら「上手」より上が「すごい」、ですかね^^

上手、という言葉は”技術面”を評価される言葉ですが
すごい、という言葉は”直観して響く”ものを評価する言葉であるということです。

直感的に影響を与えるわけですから「有形」・「無形」は関係ないのです!
写実的に優れていようが抽象的に考え深かろうが関係なしに

すごいものは、すごい!!のです!!

岡本太郎氏の「芸術は爆発だ」という名言がありますが
これは本質をついていると思います。
直観的な中でも爆発は、更に直感かつダイレクトに響いてきますからね。

爆発的な絵を描きましょ^^

【否定してくる人】

称賛される事もあれば”非難される”こともあります・・・
表があれば裏があり陽があれば陰がある。

相反するものというのは、必ずあるものです。

●否定してくる人は、どんな人?

よく自分の絵に対し「下手くそだ、こんなの絵画ではない」と否定される事があると
聞く事があります。それを聞いて心を傷めてしまう事も・・・

先にお伝えしますとこれは・・・”作家さんへの嫉妬”です。

自分より良い作品を描いているが「観る基準」にそぐわないと思ったらそこに焦点を当て非難します。
「こんな関節はありえない、こんな構造はありえない」等・・・

これは人間の心理から発生するもので自分より優れている人を同レベルまで落とそうとするいわば「足を引っ張る」という行動です。

よくある例で言うと学園ドラマで成績優秀・美男美女がいたとします。
周りからいつも注目の的で人生を華やかに謳歌している生徒がいます。
かたや、その華やかさに嫉妬し裏でコソコソと「あの人気者、実は裏であなたの悪口言ってたよ」
と悪評を流しその美男美女を陥れようとします。

嫉妬対象となる人を自分以下に引きずりこもうとするわけです。

嫉妬とは、言い換えれば憧れ
つまり自分の絵を否定してくる人は、貴方の絵に何かしらの憧れを抱いていると言えましょう^^

【絵を描く上で大切な事】

●世界観を持つ

絵を描くうえで最も大切な事とはなんでしょう。
画材の品質なのかテクニックなのか・・・

ズバリ、「世界観」です!

例えばマイケル・ジャクソン氏のMan In The MirrorやHeel The Worldが有名ですが彼の歌の世界観には「世界と人との結びつき」を現した曲が多いです。
少年ジャンプで連載される漫画も「海賊・死神・忍者」など各漫画家さんの世界観がはっきりしており”どのような世界観”があるのか認識しやすいです。

料理も和食・中華・洋食など様々な調理法がありますが和食を食べたいと思いお店に入ったら
洋食メインでした、となると”このお店は何を提供したいのだろう?”とお客側としては困惑します^^;

世界観を持つ事でその作家さんはどのような作品を生み出すのか印象を与える事ができます

●世界観を持つには?

筆や描写テクニックは一つの「手段」であり目的ではありません。
その手段を用いるには”意志”が必要となります。

意志とは、自分が”どのような表現をしたいのか?”です。
沈黙の中に潜む静物を掘り下げた表現をしたい
豊かな自然をいかに表せるのか表現をしたい
自分が日々の生活の中で感じていることを表現したい

等、何を描きたいのかを見つけ出す事で自分だけのユニークさを会得する事ができます!!

それは、”絵の上達”にも繋がり「すごい作品だ!」と言われるような表現を残すに至ります!!!
自分が普段何を重要視しているのか、何を大切にしているのか、そもそも今まで何を中心に表現をしてきたのか。それを振り返り深める事で本質にたどり着く事ができます。

それでも自分だけだとなかなか辛いものがあります。
僕も自分の世界観を見出すまでには時間と労力を使いました。
好きなだけでは満足できなくなると”その先”、を求めたくなりました。
ただ、その先が何なのかが見えず目的地が見つからない苦しみが続きました
たまに絵を描いても空っぽを描いているようで楽しめませんでした。

このままではいけないと思い次へのレベルアップの為に様々な作品を観ました。
そしてある作家さんの作品と出会いこのような表現をしても良いんだ、と感じ今まで真っ暗な景色に光が差し鮮明な風景が浮かぶような解放感を感じたことを今でも覚えています。

【まとめ】

上手い・下手とは?
観る側の基準がある。観る人の多くは絵のことを知らない。
その為、正体不明な作品を観る時に最初に認識するのが「形」であり現実にあるものと
比較をして”精度”で評価を行う事がある。

感じる側の基準がある。雰囲気や色、空間など”形では表せないものを人は感じる
形を観て上手い・下手という基準には合わにくい、素晴らしい作品は「すごい!」で評価されたい

すごいと言われる作品
上手、という言葉は”技術面”を評価される言葉ですが
すごい、という言葉は”直観して響く”ものを評価する言葉であるということです。
(芸術は爆発だ!!)

否定してくる人
貴方の絵を観て否定してくる人は、貴方の絵に憧れを抱いている
自分より輝かしいもの羨ましいもの、つまり理想を持っている人と自分の差を感じて
嫉妬となる。嫉妬を受けるということは誉め言葉であるとも言える。

絵を描くうえで大切な事
テクニックや道具は「手段」であり「目的」ではない。
大事なのは”自分だけの世界観”を持つ事。
世界観を持つことで自分だけのユニークさを持ち周りからもユニークな作家と意識される。

絵の上手い・下手とは絵画の世界にあるひとかけらの部分を評価するにすぎません!
描写スキルは、自分が何を表現していきたいのか?世界観を追求するのと同時に必要な
テクニックがおのずと見えてきます。

世界観を見出すには、自分と見つめる事。そして様々な作品を観る事でその作家が何を想いに
描いてきているのか、に触れる事ができます。
何より、”悩みを持っている人はレベルアップできる人”です!!
何も求めなければ悩みすら湧かないと思います。
悩むということは、何かを求め手が届かないから悩むわけです。
手が届くよう土台を積み重ねる事でいつしか手に掴むことができます。

貴方だけの表現方法を是非模索してみてください。
そして一人で悩み辛かったら僕に声をかけてください^^

では、今回はこの辺でまたお会いしましょう♪

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA