キュビズムとは?ピカソが壊した常識を簡単に解説!

ご訪問くださりありがとうございます^^
油絵×心像画家の中西宇仁です。
今回は、キュビズムとは何なの?と深堀したいと思います。
ピカソをはじめとした作品を美術館や資料で見かけた事もあるかと思います。
現代ではアニメの表現にも取り入れられるなどキュビズムという存在が浸透してきておりますが正直、ブロック状の絵って何なの?、と知ってはいるがよくわかんないと思われるかと思います。
無意味な存在はないのでこのキュビズムにも意味がありそれを紐解いていくとご自身の人生を深める事にもなるので辿ってみましょう^^
目次
【 キュビズムとは? 】
キュビズム(Cubism)とは、3次元のモノを2次元に描く新しい方法で20世紀のパブロ・ピカソやジョジュル・ブラックによって生み出された現代美術の出発点となった表現方法です。
西洋絵画が盛り上がった15世紀ルネサンスの時代から人や風景、静物などの写実的な絵画と19世紀に生まれた印象派と時代の流れと共に絵画のスタイルが変わってきました。
その流れの後の20世紀では、目に見えるものが全てではないという考えが広がり大きな影響を与えたのがこのキュビズムです。
特徴としては、対象のモチーフをキューブ状にする事で本来見えないはずの側面や裏面を同時に描いています。
ピカソの「アヴィニョンの娘たち」という作品は、複数の人物が描かれていますが従来のように遠近法や立体感を取っ払い多角的な描写がされています。
従来の空間描写技法を使わない新たな表現を編み出し当たり前になっていた伝統的な表現(イリュージョン)に別れを告げました。
(イリュージョンとは目に映る3次元の世界を2次元の絵に起こす事がイリュージョンだよ!!という意味)
昔の絵のフォーマットとしては、空間内にある人や自然物などのモチーフは光と陰影の関係を取り入れる事で奥行きを表していましたがこのキュビズムは今までの常識を覆した表現方法です。
当たり前だったルールから飛び抜けた存在というのはビックリ仰天ですね。
一昔前まで、携帯電話なんてありえなかった存在ですがそれが誕生した時は驚かれていたことでしょう。

【 キュビズムの歴史 】
キュビズムのスタートは、ピカソが描いた「アビニョンの娘たち」です。
この作品を描き始め一時、中断しておりましたが博物館で見たアフリカの仮面を参考にし、アフリカ彫刻のような顔を描き入れました。
(角ばっているお面がキュビズムっぽいかも?)
何度も修正を加えた結果、裸婦の体からは伝統的な立体感は消え、カットガラスのような多面的な身体になります。
この時、今までの遠近技法を使わない新たな表現を編み出し従来の伝統に別れを告げた瞬間です。(1907年)
ピカソはこの絵を友人に見せましたが周りからは、「ピカソ、お前大丈夫か?」と心配されピカソと共にキュビズムを生み出したブラックも戸惑いつつ制作を始めていきます。
キュビズムの面白味が加速したのがブラックが描いた「エスタックの家」がキューブの集まりに見えたいう事から「キュビズム」と呼ばれるようになりました。
ブラックは「自然を円錐、球、円筒によって扱う」というセザンヌの理論から自然を単純な形態に還元していきました。
えっ、ここでセザンヌが出てくるの?
と思われるかもしれませんがセザンヌは後期印象派の画家で静物画が有名なのですが「果物籠のある静物」などの作品を見ると果実や器などが置かれているが自然体の角度で置かれておらず、多方向からの視点で観た角度で描かれています。
ブラックはこのセザンヌの表現性を参考にし、エスタックの家を描いたとされています。
キュビズムが世に知られるようになったのは1911年に開催されたアンデパンダン展がキッカケです。
ピカソやブラックをはじめとし、レジェ、ドローネなど多くの画家がキュビズム作品を展示し大反響を呼びました。
この時の仲間がビュートーグループを結成し、セクシオンドール展を開き、色彩豊かな未来派、オルフィスム、現物を組み合わせたや構成主義など派生していきます。
まさに現代に生まれる現代アートと呼ばれるキッカケをピカソやブラックなどの先人達が作り上げてきたわけですね。
個人的にキュビズムは革命的な表現方法だと捉えておりピカソやブラックは天才です。
ただ、そんな彼らもアフリカ彫刻を参考にしたり印象派作品からヒントを得たりと影響を受けて新たなスタイルを生み出してきました。
そんな彼らの姿勢も意識してみるとキュビズムも新たな観方に繋がるのかなと思います^^


【 キュビズムの代表的な画家 】
ここで立役者であるピカソとブラックについて少し触れてみようと思います!
●パブロ・ピカソ(1881年-1962年)
アヴィニョンの娘たちをキカッケにキュビズムが歩み始めました。
20世紀スペイン生まれのフランス画家ピカソ。
幼少の頃から美術の英才教育を受け8歳で始めて油彩を描きはじめ美術学校へ進学。
成人後は、芸術家たちと交流しながら活動を続け、ラ・バングアルディア紙に取り上げられ注目を集め始めます。
アヴィニョンの娘たちは55歳の頃に描かれました。
61歳、銅版画や多くの作品を手掛け、「この年になって子供らしい絵が描けるようになった」と周囲の悪評は気にしなかった。
新しい表現主義に影響を与え、最も多彩な美術家であるとギネスブックにも記されています。

●ジョジュル・ブラック(1882年-1963年)
ピカソと共にキュビズムを生み出した創始者のひとりであるフランス画家です。
少年時代は家業のペンキ屋で装飾画家の見習いをしながら絵を学んでいました。
兵役後の22歳から美術学校へ通い、ピカソのアトリエを訪れた際にアヴィニョンの娘たちを見て衝撃を受けます。
セザンヌとピカソから影響を受け、キュビズムと言われるキッカケとなった「レスタックの家」を描きます。
第一次世界大戦にて、出征する事となりピカソとの共同作業は途絶えます。
その後は、キュビズムから離れ静物画など落ち着いた作品を制作していきます。

この時代は戦争によって出兵する画家が多く画家人生に大きな影響を与えていました。
そんな中、最後まで画家として生き抜いた彼らの生き様は現代に生きる私たちにどう映るのでしょうか。
【 キュビズムの2つの段階 】
キュビスムと一言で言っても表現スタイルと観方が変わります。
どのようなキュビズムがあるのか見ていきましょう!
● 分析的キュビズム
多角的にかつ同時に複数の視点で表している為、感覚的ではなく頭で分析する表現となりました。
その名の通り分析して捉え、描き表したスタイルです。
対象を分析し、解体し2次元の画面上に多角的に表したキュビズムです。
ピカソのような絵はこの分析的キュビズムですね。
● 総合的キュビズム
分析的キュビズムでは、判読不能になった為、現実との結びつきを取り戻そうと新聞紙などを張り付けるパピエコレや文字の導入、色彩の復活、コラージュと多様な表現スタイルです。
木材など他の素材を組み合わせキューブ状に表した作品などはこれにあたります。
キュビズムの特徴としては、モチーフや空間を単純化し多方面から見たキューブ上のスタイルですが新聞紙など他の媒体を取り入れたり色彩を豊かにする事でメッセージ性を発展させていきました。
従来と大きく異なるのは遠近法の排除ですね。
分析分解し平面的な協調と構造を重視したキュビズムは絵画史の中でも異端な存在と言えましょう!!
【 個人的な見解 】
ここでは、僕個人がキュビズムに触れて体感した小言をお話しようかなと思います。
個人的にはとても難しい表現です^^;
僕は絵のテーマに合わせて具象画や抽象、半具象画とそれぞれに合った型に落とし込み制作します。
その内の1つとして、キュビズムを取り入れて描いた事もありますがとても難しかったです。
と言うのも、なぜその形状(キューブ状)に行きつくのか?という着地点が見えなかったからです。
僕の場合は0から始まる内面部分というまだ形にない要素を徐々に具現化していくのですがその流れの中でキューブ上やステンドガラスのような形状に結びつけずらかったです。
型に結び付く根拠がつけられなかったわけなんですね。
感情や心境などがアナログだとしてキュビズム型はデジタルの為、互換性が持てず受け渡せないというイメージです。(何言ってるかわかんないかもですが^^;)
僕は外より内側から繋げていきますがキュビズムの場合は、見たものを分析し解体、再構築という外から取り入れた流れだと思うので自分の方向性とは真逆で新鮮な感覚でした!
こういう従来のスタイルにこだわらずかつ影響を受けたうえで生み出したピカソをはじめとした画家達は天才だな~と思いますね。
さて、今回はキュビズムとは何なのか?というお話でした。
従来の絵画とは異なり感じて読み取るというよりかは頭で辿っていき見ていくのがキュビズムです。
アナログな絵画ですがキャンバス上ではどこかデジタルチックな機械的な世界観を表したこの技法は当時の人達からしたらかなり衝撃的だったと思います。
この姿勢は現代に生きる私達も見習える所があるのかなと思いますね。
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