2021-09-13

独学で通用する絵とは?方法その①・表現力の向上!!

おはようございます!
常に新鮮さを感じていたい油絵心像画家の中西宇仁です^^


僕もそうなのですが絵を描く方の中には、美術学校などに通わず「独学」で描かれている方も数多くいます。
独学で描いているけど自信がない、どうやって画力を上げれば良いのかわからない

など、自由がゆえに悩みの種が多いのも確か。


今回は、独学で画力を向上させる為の方法として、根本的な意識の向け方とそれに伴う効果についてお伝えします!!


画力アップの説明は、他の人も記事にしておりますがこの独学で上達する方法はユニークであり学校で学べる事でもないのでじっくり読んで頂けると幸いです^^

いくつかのパートに分けていこと思います。
順次、他記事で取り上げます。

【独学でも絵をかけるようになるの?】

結論から先にお伝えすると・・・


”できます!!”



出来なかったらそもそも僕は、絵を描いておりませんし実績や評価を受ける事はなかったでしょう。
そしてブログを書くこともなかったと思います。


僕の場合、幼少時代の時に何かしら描いてはいましたが絵画教室や美術学校に進学はしていません。
むしろ情報処理系の学校へ通うなど感性の環境とは真逆の分野に進んでいました^^;

成人になってからまた絵を描き始めたきっかけは、アートセラピーでした。
(アートセラピーについては、生きるのが辛い人へ!心を軽くする為のお絵かき♪アートセラピーの体験からその後について



久しぶりにお絵描きに触れた事で自分の中で創作意欲が湧きだし、いつしか本格的に描きたいと思い油絵を始めました。

はじめての油絵なのでどのような準備が必要なのかわからず、叔父が美大出身なので教えをこいました。

教えと言っても3分も経たなかったです。


溶き油を壺に入れて筆につけて絵の具混ぜて描く、これだけでした。
カップ麺ができあがるより早くレクチャーは、終わりました。おそらくバリ固麺程でしょう。



あとは、「好きに描いてみな」でした。
筆の使い方やデッサンの技法などほとんど教わる事がなかったので

感覚的には、アートセラピーの受講のように”自由”でした。

RPGゲームでも片手に剣、もう片方は盾を身に着けそれなりの戦い方をすると思いますが
当時の僕は、剣ってなに?盾ってなに?
という感じでしたね。
火打石代わりに剣を使い盾を鍋替わりにしていたかと思います。


後半の方でお話しますが独学の強みは、”固定概念がない”ということです。
剣は、切る武器。盾は攻撃を防ぐ防具、のように
この道具は、こういうものだという固定概念があると枠から飛び出した描写はできない。


油絵はこういう表現をするものだ、と決めつけていては自分の世界観を導き出すことはできない。

数字のように決まった答えがあるわけではない。不明確な答えを導き出す事が重要です。

独学とは、独自の世界を作り出す可能性を秘めているのです!!

油絵:導(しるべ)

【上手に描くには学校に通わないといけないの?】

こちらも結論から先にお伝えすると・・・・



”必ずしも通う必要はないです!!”


そもそも美術学校に対し何を求めますでしょうか?

リアリティーある描写を身に着けたい
画材の使い方を身に着けたい


など様々な理由がありますが情報処理社会の今日、調べれば参考資料や動画など代わりとなる媒体はあります。
自分のタイミングで資料を見てじっくり観察・実施することができます。


僕は美術学校に通ってはいませんがプログラミングを学ぶ学校へ通いましたが今思うとあまり意味はなかったです。
就職して会社という実践の場に入ることで学校で数年学んでいたことなど半年で習得します。


インターネットがまだ発達していない頃は、美術学校という学びの場は肌身に感じて吸収する必要があるのでその分周りの熱も高かったと思います。
まさに切磋琢磨の素晴らしい環境があったかと思います。


高い投資をするのなら意味のある出資をすると熱中度も違うのかなと思います。


学校へ通いたいのであれば、何の為に通うのか?を明確にすると1日1日が充実します。


また、学ぶのであれば学校でなくとも弟子入りでも美術団体などアート関連のコミュニティに属し学ぶのもありです!

僕は、人生の目標の1つとしてアトリエを作り絵画教室を開きたいと考えております。
そこで教科書通りではない描き手一人一人の個性を引き出し想いを同じくする人たちと共にアートチームを設立したいと考えています。

僕は8年以上油絵を描き続けていますが独学で続ける苦しみも味わってきました。
自分だけだと震えることもありますが同じように悩み求める人もいると思っています。
そんな人たちの役に立ちたいというのが中西宇仁の信念です。

【独学でも人を引き付ける絵は描ける】

固定概念に捕らわれずに表した作品には、その描き手にしか出せない世界観が生まれます。


必ずしも筆だけで描く必要もありません。
必ずしも目に映る姿・形の通りに描く必要もありません。


自分がどのような表現をしたいのか?
”当たり前にある通りに描かないと・・・”” なんて考えこむ必要もないし染まる必要もありません。



自分が信じるもの、大切にしていることなど重要視している要素を尊重していくことで何を求めているのかが見えてきます。
その領域を見出し表すことで「あなたの絵は、他の人にはないものがある」と言われるようになるわけです!!


僕は、独学で油絵を描き続けています。
正直、僕より描写スキルは高い人はたくさんいます。写真のようなリアルな描写はしないのですが表面上では表せない要素を感じ評価されます。


独自性を持つことで発想力となり創造へ繋がります。


結果、僕の場合独学で8年以上描き続けていますがその道を進み続けることで「中西さんの絵は、独特な世界観がある。エネルギーがある。」と評価や展示会のオファー等を複数頂けるようになりました。

描き方や画材の使い方は、技術であり手段です。

大事なのは、その手段を活かすには人の”意志”が先にあるという事。

独学とは、その意志を育み美しみ化けさせること!!、であります^^

油絵:感謝を抱いて

【独学で上達するには?】

独学とは、意志を育むという話をしました。

「じゃぁ、どうやって育むの?、独学で上達するにはどうすれば良いの?」

と具体的なところが気になると思います!

●アンテナを張る

アンテナを張るということは、感性を磨くという意味です!


僕たち絵描きは、自分が想うものを表現します。

その想いを育む為には、感性を磨く必要があります。



僕の場合、日々の生活の中で意識しない事へ意識を向けています。


鳥のさえずり、風の音、木々が揺れる音
朝起きたらカーテンを開けベランダで日光を浴びる。


散歩や外出する時も道端で咲いているお花に目を向けたり気になる道があればとりあえず進んでみる。


など”今まで気にしなかった事に対し意識を向ける、気になったらとりあえず委ねてみる”

実は、この今まで意識しなかった事に意識を向けるというのがとても重要!!

絵描きやクリエイティブな話しだけに通じるものではないのです。



一般的な人の生活といえば
朝起きてご飯食べて、出勤して帰宅してごはん食べて寝て・・・のように毎日ある程度の生活パターンがあります。

慣れてくると”無意識”に事を運ぶことができるようになるのですが、、、

この無意識、というのが見直すポイントになります!!!



まとめると、「現状維持は衰退」ということになるのですがそれについて触れている記事がありますのでこちらもご覧ください♪
【絵画】絵を描いても楽しくない!心像画家が推奨する悩みを解決する糸口とは!?

上記の関連記事にも記載しておりますがパターンとは、楽ではありますが変化もなく面白味がありません。


気持のよい朝をなんとな~く過ごしているとただ、時間が過ぎていくだけ。
寝る前もなんとな~くぼーっとしているとただ寝るだけで終わってしまいます。



そんな決まったパターンを毎日繰り返していると考えることもなく味気がありません。


つまり、この決まった生活パターンの中に新たな取り組みや意識を入れることで感覚に新鮮さが入り感動へと繋がります!!
感覚に刺激が入ることにより新たな体感となります。アンテナを張るということは感受性の幅を広げるということ。



僕の場合、例えば朝起きたら緑茶をベランダで飲む事を習慣化しています。
カーテンも少し開けておくことで目覚まし時計で強制的に起こされるのではなく自然と目が覚めます。


朝日を浴びながら外でお茶をゆっくり飲みます。
スズメのさえずりを聴きながら朝一に外に出ると、とっても気持ちが良いです^^


「そんな時間ない!!」という事もあるでしょう。


僕も最初からこの習慣があったわけではないです。出勤前に少しでも休みたいと布団に入っていました。

朝からモヤモヤすると以降もモヤモヤします。

絵描きとしてもこの状況は良くなく、人として生活するとしても気分は晴れません。

そこから脱する為に、生活に変化を加えました!


その変化の1つが朝の過ごし方です。

朝から活性化することで意識も鮮明になりその分、観るもの聴くものに大して集中することができます。


医療でも同様なことが言えるようで認知症防止の為にTVゲームをプレイすることで脳細胞に刺激を与えボケ防止になるとも言われているようです。
いつも歩く道も普段歩かないところを通るだけでも脳への刺激になると言われています。


僕も散歩する時は、なるべく普段通らない道を通るようにしています。
これでわかったのが普段の散歩コースとは違い目新しい道を通ることで”面白さ”が湧いてくることです。


普段の生活の中でほんのちょっとした事を取り入れるだけでも人は感動する生き物だということだと僕は思います!!

自分を縛り付けるのではなく解放させてあげるイメージを持ち続け実行に移す事でアンテナはぐんぐんと広がっていきます^^

●モチーフを深める

アンテナを立てていくことで感受(心で感じ取る)頻度は上がります。
感受性が高まれば高まるほど表現力に影響を与えていきます。



その表現を決める素材となるのがモチーフになるわけですが
そのモチーフに対する向き合い方も必然と変わってきます!!!



「アンテナを張る」という所で、意識しない事に対し意識を向けることをお伝えしました。

当たり前にある存在に意識を向けることで新たな発見や感覚に変化が芽生えます。

感覚に変化が芽生えるということは、感受性が広がりまた価値観も変わってきます。



変わることで今まで対面していたモチーフや絵描きとしての方向性(世界観)を深めていくようになります!!



例えば、今まで「面白そうだから」という理由で描いていたモチーフがあったとします。
(この理由が悪いという話ではないですよ!)


形が綺麗だから、格好良いから描いてきた絵描きがいたとします。
その絵描きは、今までの説明のように”アンテナを張る”意識を日々の生活の中で取り入れました。

絵描きの中では、今まで当たり前に流していたことに対し意識し様々な感動を受け始めました。
すると今まで見た目だけで表現していたこの絵描きは、それだけでは満足しなくなりました。


形だけではなく中身(意味)を意識し始めたのです。


アンテナを張ることで意識や価値観が変わりモチーフのとらえ方が変わってきたということです!!

これは、例えば話であり絵描きにより変化の現れは異なると思います。

暗闇の中にしばらく居ると眼が慣れ、周りの空間がどのような状況になっているのか少しずつ見えてきます。

それと同様で心にも眼があります。モチーフや感性に引っかかるものを意識し続けることで心の眼も慣れてきます。

心眼と言われるものですね^^

油絵:静かなる意志

【まとめ】

絵は独学でも描く事ができ表現力を伸ばすことができます!!


情報処理社会の中、テクニック情報や動画など参考となる材料が簡単に手に入る環境があります。
対面してしっかり学びたい場合は、美術学校などに通うのも良いですが高い費用を払うので目的を明確にすると好!!


独学の強みとしては、固定概念が少ないので柔軟な発想が期待できる。

独学で表現力を向上させる方法として、「アンテナを張る・モチーフを深める」が行いやすい。



アンテナを張る
普段、意識しない事に対し意識を向けることで新たな発見と感情に変化が芽生える。
変化と共に価値観にも影響を与える。


モチーフを深める
価値観に変化が現れることでモチーフに対して見方が変わり深めることができる。

結果、自身の世界観の追及と描写も変わり独学でも画力は上がるということです!!!



画力とは、リアリティーある描写を指すのではなく自分がどれだけ表現したいことを表現できるのか?
世界観を高める事が画力アップに繋がります。


画材は、「手段」
手段の前には意志があります。


意志を育むことができれば人目を惹く作品を生み出し関係性が生まれてきます!


僕は、独学で描き続けており結果が現われています。

エリートでもないごくごく普通の人間です。
なので絵を描く事に対し何かしら悩みを持っている貴方も変わる事ができます。


僕は、画家で生計を立てられるようになったらアトリエを作り絵画教室を作りたいです。
その先は、アートチームを立ち上げ”アートで活力を”を信念に歩んでいきたいです。


それと同時に悩みを持っている方の救い、導きになれたらとも考えています。
(僕もそうなので先に手を差し伸べるようにしたい)


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では、今回はこのあたりで!
ご朗読頂きありがとうございます^^

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