絵が下手で辛いと悩む人へ!原因と上達する為のポイント5選!!
こんばんは、油絵×心像画家の中西宇仁です。
今回は自分の絵が下手だと悩む方に向けて
「原因と解決策」
についてお話ししていこうと思います。
自分の絵が下手だと自信を失い気持ちが
滅入ってしまいますよね。
自己嫌悪に陥ってしまうとモチベーションも下がり
楽しみな事も苦行となってしまいます。
ただ、これらの問題は明確化していくことで
改善策を見出すことができます。
またレベルアップするメカニズムを認知することで
意識も固まり意味のある取り組みへと変えることができます。
そのようなお話しをしていきますね!
目次
【下手だと思う原因とは?】
「自分には才能がない・・・」と早々に諦めてしまうのは
かなり勿体ないです。
問題が解決しない原因というのは精神的なものではなく
メカニズムが存在します。
メカニズムとは現実世界に絶対的に存在するもので
それを知ることで今後の対策に生かし身に着けることができます。
まずは、下手だと思う根本的な原因についてお話ししていきますね。
●イメージが抽象的
絵が下手だと思う根本的な原因が
イメージが抽象化であるということです。
イメージの抽象化とは物事を簡略化し重要な要素だけを
取り出している為、具体的な姿形、色彩などの描写が
不正確になるからです。
自分の中ではふわっとしたものはあるがそのふわっと
したものが具体的にどのような形であるのかが見えて
いないと描き始める際にふわっとした形で描いてしまう
為、細かい所まで緻密に描けなくなってしまいます。
僕も絵を描き始めの頃は自分の中にあるふわっとした
イメージを固めることなくいきなり本番で描いていまし
たが描写に迷いが生じスムーズに描く事もできず完成した
としても納得する結果にはならなかった事があります。
絵を描き始める最初の段階は、イメージが先行します。
技術というよりかは意識の領域ですね。
●デッサン力の問題
花瓶や食材の形、顔や体の形、自然界に存在する形ある
ものをモチーフに描いているが想定しているものと離れている
と悩む方は多いです。
原因として、デッサン力の問題が挙げられます。
デッサンとは、鉛筆で目の前の物体を描き起こして
復元するものです。
では、なぜ現物を限りなく再現することができるのか
というと「観察力」が影響します。
デッサンで言う観察とは、形・色・質感・明暗・構造
など物質を構成している要素を見て分析する事を指します。
この世に存在するものには、存在する故の仕組みがあります。
それを除いてしまうと違和感ある絵となってしまいます。
(あくまでリアリティを求める写実性についてです)
僕も初めて油絵を描いた時に使ったモチーフは
ウィスキーボトルなのですが透明なボトルでした。
その時描いた時は、透明に近づける色ではなく
青色を使っていました。
目の前にボトルはあるけど自分の中でガラスボトル
は青色だという先入観が色を変えてしまったんですね。
忠実な形を描く為に必要なポイントです。
●現状維持の描写
現状と変わらない描き方の場合、変化がない為
成長や改善が見込めなくなるのが原因です。
同じ方法や技法で描き続けても数はこなせど
スキルや表現性の幅が広がず平行線のままとなります。
新しい手法を得ていかないと画力が停滞したままで
進歩はしません。
福沢諭吉さんの名言である
「現状維持は衰退するだけ、挑み続けさえすれば必ず良くなる」
と言うように変わる事で改善に向かいます。
●自身を責めすぎる
自分を責めすぎた自己批判は心理的な障害となり
創造力やが世r区の発展を妨げてしまいます。
自分を責めると絵を描く、または他の活動への意欲が
低下し継続した取り組みが出来なくなってしまいます。
失敗を恐れて新しいアイデアや技法を試すことが出来なく
なり変化が乏しくなります。
自己肯定感も低下し挑戦する機会を逃す事にも繋がります。
絵を描く事に限らず何かに取り組む時にはモチベーションが
重要となります。
楽しさや意味を失う事はとても悲しい事です。
自分の絵が下手だと思う方は多いです。
誰しもが思う事が故に共通点があります。
何点か挙げましたが共通して言えるのが
「現状のスキルで網羅させたい」
という気持ちがあるのかなと思います。
今ある知識や技術で今以上の成果を出そうとするが
今までと同じ結果となってしまう。
それが下手だと位置づけてしまう要因なのかと
思います。
少なくとも僕はそういう時期がありました。
今ある材料や道具でやってみたが結果は変わらず
「自分の絵は下手なまま」だと思い込んでしまった
わけですね。
ただ、この問題はプラスαを追加していけば解決します。
生まれ持った能力と経験によって能力を高められるメカニズム
がありますが詳細はこちらを合わせてご覧ください!
【上達しない原因と改善策】
下手だと思う原因を知った所で次は上達しない原因と
改善策についてお話ししますね。
ポイントなのは解決策だけ知ろうとすると
目的意識が薄れ手段だけ先行してしまいまた行き詰まって
しまいます。
現状の整理と把握する事で策というのは有効な方法と
なります!
●観察不足
デッサン力の問題で触れましたが自然界に存在する
人や物を描きだすには、存在する要素を意識する事が
ポイントです。
形・色・質感・明暗・構造が揃っているからこそ
自然なものを描く事ができます。
思い込みやイメージだけでなくモチーフを
しっかり観察・分析し取り入れる事でスキル
向上へと繋がります。
●資料不足
先の話で抽象的なイメージで描くと具体性を持たせず
中途半端な結果になるというお話をしました。
抽象的なものから具体性を持たせるには、知識と経験が
必要となりますが補えるものが資料です。
情報処理社会の中では本だけでなく片手で情報を得る事が
できます。
現物だけではなく写真や画像などモチーフを再現する為の
材料として資料を用意することでイメージを具体化させる
事ができます。
また、他の絵描きさんがどのような描き方をしているのか
を調べるのも手です。
先人たちの技を参考にする考えは歴史が証明していますね。
僕も昔は、イメージだけで描いていましたが資料を用意
する事で明確な姿を思い描けるようになり効率アップと
表現性を高めることが出来ました。
アニメ制作でも取材として現地へおもむき資料を集めたり
しますね。絵も同じです。
●色彩理論への理解
絵の具を使う方が悩まれる所でしょうか。
色は混ぜれば混ぜる程淀んでいきます。
何となく感覚で混ぜて塗り重ねた結果、手間は
掛かるが想定していた色を出せなかったということは
色彩のメカニズムを意識せずに塗った為です。
カラーチャートなど色彩への理解を深めることで
理想とする色使いが可能となります。
●設計を練る
抽象的なイメージを具体化する重要な要素です。
いきなりキャンバスに描き込むのではなくイメージ
を紙などに描きだし具体化する方法です。
構図、モチーフ、背景、配色などを描きだす事で
最初の段階からイメージを固めていくことができます。
家を建てる時もいきなり木材や工具で建てるのではなく
設計書を作ってからそれを基準に建てていきますね。
IT系システムでも要件を決めてから設計書を作りそれを
基準に構築していきます。
一般的な方法と同じように絵も描きたいものを設計として
起こすことで具体化することができます。
僕も絵を描く際は、ラフ画のように大まかな姿を描きだし
てから本番に入ります。
オンラインシステムを構築する際も設計書を作ってから
構築する事で漏れなく実装することができました。
●ツール活用
物体あるモチーフを描くにしても角度や光の当たり具合
などいじって確認したい事もあるかと思います。
一昔前では、デッサン人形や彫刻、サンプル品など手に
取って確認することが定番でしたが今の社会では、アプリ
を使って確認することができます。
デッサン用のアプリの場合、忠実に人体を表したデータ
を見る事ができ角度や体勢を変える事でより鮮明に観察する事が
出来ます。
情報技術も創作活動に有効な手段ですね。
人間には、元々備わっている初期能力と経験や知識の取得
で能力を拡張するという2つの要素があります。
詳細はこちらをご覧ください!
初期パラメータだけで勝負しようとしても限界があります。
その限界を突破するには、経験や知識などのプラス要素を
積み上げていくことで高めることができます。
数撃てば当たる弾はありません。
狙った弾が当たるわけです。
的に当てるには、それだけのスキルを新たに身に着ける
ことで当たるようになります。
やれることがまだまだあります。
だから絶望する必要なんてないですよ!
【まとめ】
<<絵が下手となる原因>>
●イメージが抽象的
ふわっとしたイメージだけで描こうとすると
具体性が持てない為、緻密な絵が描けなくなります。
抽象的なイメージから具体化させる必要があります。
●デッサン力の問題
自然界に存在する物体のあり方を無視してしまうと
いびつな形となってしまいます。
思い込みで描くのではなく目の前のモチーフを観察する
事で改善へと向かいます。
●現状維持の描写
今までと変わらない描き方や取り組み方だと
変わらない状況が続くためレベルアップには繋がりません。
いつまでもスライムやゴブリンを相手にしてもレベルアップしない
という事ですね。
●自身を責めすぎる
自分を責めすぎると楽しみな事も楽しめなくなりモチベーションが
低価し取り組み自体が難しくなってしまいます。
責めるのではなくなぜ上手くいかないのか?を振り返る必要があります。
<<上達する為に必要な事>>
●観察不足
この世に存在する物体には、存在しえる要素があります。
形・色・色彩・明暗・構造などを観察し分析する事でより
鮮明に描き出す事ができます。
●資料不足
自分の中にあるイメージというのは、抽象的な物です。
具体化させる為の材料として資料を用意することで明確化
していきます。
絵に限らず他の業種でも参考とする資料を集めることで
固めていますね。
●色彩理論への理解
何となく感覚だけで意味なく塗り重ねても色が淀んだり思った
色を出せなくなります。
色の混ぜ方、重ね方、オイルなど組み合わせる画材などを見直す事で
悩むことなく塗っていくことができます。
●設計を練る
いきなり本番ではなくラフ画のようにどのような色や形を乗せるのか?
作品に込める意味合いを本番前に固めておくことで政策の方向性を決め
る事ができます。
あとは、その通りに進めていけば都度悩むことなくスムーズに描き進める
事ができます。
●ツール活用
デッサン用アプリや色彩アプリなど情報技術を用いてモチーフの資料と
して使えます。
人の顔や物体の形をあらゆる角度から観察する事が出来ます。
問題には、答えが必ずセットで存在します。
問題に対し真正面から向き合っても後悔や不満が溜まるだけで
解決には繋がりません。
どうすれば問題を解決できるのか?分析、振り返ることで
答えが見えてきます。
また人間には、元々持っている初期能力と拡張能力があります。
初期能力だけでワンランク上の敵を倒すことはできません。
経験値を積んで自分の能力を拡張していくことで次へのステップへ
進むことができます。
特に絵描きは自分一人なのでどうしても孤独との戦いになります。
悲観したくなる気持ちも痛いほどわかります。
ただ、そのネガティブ要素ばかりに意識を向けても悪い事しか得られません。
自分を伸ばす可能性は誰にでもあります!!
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