2025-07-23

油絵を上達させる為の描き込む方法にいて解説

ご訪問くださりありがとうございます^^
油絵×心像画家の中西宇仁です。

今回は、画風レベルをアップさせる為に知らないと出来ない描き込みについて!、お話していきたいと思います。

絵を描き続けてある程度、画材の使い方や描き方がわかってきても中途半端な絵になるな~と思う事はありませんか?

これは、画面上に対し平均化した描写をする為に魅力が半減してしまうからなんですね。
この平均化された状態から抜け出すには、飛びぬけた描き込みをする事で脱する事ができます。

僕も以前は、テーマを変えても同じような現状維持の作風でしたがこれからご紹介する要素を取り入れる事で表現性と周りからの反応も変わりました。

強調した印象を持たせる事で人の興味を引き寄せます。
絵描きレベルも格段に向上するので自分の絵がイマイチだな~と悩まれる方は、是非ご覧頂けたらと思います。

【 描き込むレベルが下がる原因 】

全体的に平均化して描くと中途半端な結果になりやすいです。

描き込みの密度が一定に保てない、あるいは途中で質が落ちてしまう原因にはいくつかあるのでそれぞれお話しますね。

●配分が均一

先ほど、全体的に平均化させると中途半端な結果になるとお伝えしました。
これは、キャンバス上に手を掛ける労力を均一にする事で全体としては描いているが主張させたいヵ所やそうでないヵ所が同じように見えてしまいます。

例えば風景画の場合、近くにある物や人、自然物は姿形や色合いなど具体的に捉えられますが遠く離れている山や飛んでいる鳥、動物はぼんやりとします。
手前にあるモチーフが主役となりそれを活かす為の補助役と分かれるわけですがこれらを均一に描いてしまうと変わり映えのない作風となってしまいます。

キャンバスの中でメインとサブを同列で描く事で労力のバランスが分散され、印象の薄い絵となるという事です。

●気力の低下

疲れてくると意識も朦朧(もうろう)としてくるし、全体像を把握しずらくなる為、描き込んでいる箇所とそうでないヵ所と分かれるなどムラが生じてきます。

集中力の低下や疲労が蓄積すると精度が低くなり、比例して作品の質も下がってしまいます。
シンプルにガソリンも残りわずかでタイヤも擦り減っていたらレースは出来ませんよね。

人も制作というレースを実行中でありピットインする事でパフォーマンスを取り戻していく必要があります!
僕も考えなしに描いていた時は、長時間描いているとぼっ~っと、整理していた筆も関係なしにごちゃまぜになり雑になる事がありましたね。

ペース配分に考慮せずに進めて行くといつかは事故るという事です^^;

中途半端な絵となる原因としては、全体の配分に対し均一して進める事で強める所は掘り下げられず、そうでない所に力を入れてしまう事です。

絵に限らず仕事でも重要な所は労力を注ぎ、そうでない所に対してはそこそこで済ませたりしませんか?
全てのタスクを同列レベルにしてしまうと配分が均一化され、重要なタスクは平均化され、重要でないタスクは超えなくても良い基準を超えた労力を費やしてしまいます。

これは、非常~~~に非効率でせっかくの期待効果も薄れてしまいます・・・

絵画も全体のポジションを平均化させると骨折り損となってしまうという事です(T。T)

では、中途半端な画風をレベルアップさせるにはどうするか?
そのまま読み進めていきますね^^

【 ワンランクアップさせるには? 】

何を描いても中途半端な絵から脱する為の進め方についてご紹介します♪
問題には、必ず答えがセットです!

●描き込む箇所に差をつける

キャンバス全体を不均一して描き込んでみましょう。

画面全体を均一に描き込もうとすると主役と脇役が同レベルになり中途半端な絵になるというお話を先ほどしました。
これを解決するには、均一から不均一にすることです。

キャンバス上では、メインとなるモノと引き立てるサブと2つの要素があります。
メインとサブに描き込みの強弱をつける事で観る人の視線を誘導したり印象つけられる色や形にする事が出来ます。
見せ場は、しっかりと描き込みそれ以外は、少し曖昧にする事で画面上でリズムが生まれます。

リズムが同じ音楽は、可もなく不可もなくですがメロディーが変わると新鮮さを感じるのと同じで絵にも描き込む箇所とそうでないヵ所と分ける事でリズムを生み出せるようになります。

全部を全力で描くより、強弱のある表現の方が作品としての完成度は高まります。

僕の絵は、比較的色彩が強い絵が多いのですがメインとサブが同じテイストだとちょっとうるさいかなと感じていましたがキャンバス上で強弱をつける事でストーリー性を乗せられるようにもなりましたね。

●限定した箇所に集中する

描き込むエリアを限定すことで、集中力の分散を防ぎ、ひとつの焦点に密度と魅力を凝縮することができます。
どこを重点的に描くのかをあらかじめ決めておくと制作が効率的です。

「どのタイミングで集中して描き込めばよいの?」と悩む時は、制作進行の後半が良いですね。
描き始めは、下塗りなど大まかに描き進め徐々に緻密さが増していくので範囲を狭めてみると良いですかね。
筆を扱う場合は、毛先が細い筆が活躍するので形状や太さを考慮して準備をしていくと良いですね。

集中力を補充し、精度を維持させる方法については、こちらからご覧頂けます!

●ストレスなく描けるモチーフを選択

一転集中する描き込みは、疲労感も相応に蓄積していくのでなるべく負担を減らしたい場合は、描いて苦にならないモチーフを選ぶのも良いです。
苦手意識があるとモチベーションも下がり負担の掛かる描き込み作業も苦行とりえます。

学びとして、苦手テーマを克服したいのなら別ですが期待値が高くなく苦手なモノであれば考慮して選択していくと良いかなと思います。

個人的にオススメなモチーフは、静物画ですね。
花瓶やパンなど、形状がシンプルですからね。

●対象の色を限定する

扱う色が多すぎると描き込みに時間が掛かり、画面上での選択や意識が散漫になることがあります。
ここで抑えておきたいのが、
①トーン別に分ける、②色が限定されたモチーフを選択。

①トーンとは、明るい色~暗い色といった色を明度を指します。
考えなしに色を扱うのではなく意味のある選択をする事で最小限に抑えられます。
詳細については、こちらでご紹介しております!

②は、空間やモチーフで扱う色の種類を限定する事で最小限の労力に抑えられます。
例えば赤い薔薇であれば種類としては、赤色1種類です。
奥行きを出す為に明るい赤や暗い赤、影を強調する為にダークブルーなどを選べば4種類程で済みます。

扱う色を限定する事でそれだけ緻密に描き込みやすくなります!

●キャンバスサイズを変える

サイズに対して描きづらさを感じている場合は、現状より大きいサイズを選択してみましょう!
サイズが小さいと画面上に乗る空間やモチーフは更に小さくなります。
数ミリの米粒に文字を描くのは、相当大変ですが10cmサイズの米粒があれば文字を描くのは簡単です。

サイズを大きくすればそれだけ描ける領域も広くなるので描き込みもしやすくなるということです♪
ただ、小さいサイズがいけないという事ではなありません。

小さいサイズは、細かい作業が要求されますが制作ペースは大きいサイズより抑えられます。
納期など時間を意識する事もあるかと思いますので考慮して選択していくと良いかなと思います。

●心構え

自分の画風をワンランクアップさせる為には、限界値を上げていきましょう!
今までと同じように進めても結果は、変わりません。
今までなかった描き込みをしていけば当然疲れますし時間も掛かります。

が、そこで諦めるか?追求するか?によって完成度が大きく変わっていきます。

僕も表現性を高めたいと思い数を描き続けていましたが描き方を変えないと同じような作品ばかりが増えました。
現状維持を続けていたわけです。

限界を超える為には、現状維持のやり方ではなく深掘りした取り組みが必要です。
対象に対する理解と愛着を深め、時間をかけて丁寧に向き合っていくことは自分との対話でもあります。
この積み重ねにより自分の限界値を上げていきましょう!!

描き込みを上げる為には、工程を整理していく事でスムーズに段階へ入る事ができます。
効率的な絵の描き方についてもメールマガジンでご紹介しております。
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最後までお読み頂きありがとうございます!
絵の悩みの解決に繋がれましたら幸いです^^

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