2021-07-23

西洋絵画の美術史とは!?
宗教画・風俗画・・・そして抽象画へ。

おはこんばんにちは、中西宇仁です。

今回から、”絵画(油絵)について”をいくつかに分けてお伝えしていきたいと思います^^
前回の記事にも触れさせて頂きましたが表現は、多種多様です。
この記事も1つの参考として一読頂けると幸いです!

 (前回は→初心者が絵を描くときに必要な事は!?画材選び?揃えるには?場所は?

【絵画の歴史】


ルネサンス”という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
(ルネサンスとは、一言で表すと「復活、人間らしさ」)

15世紀(1400年程)から絵画の表現性が神様から宗教・風俗画のように”人間らしさ”を豊かに表現する時代へ
移り変わってゆきました。

●絵画の役割とは?
今私たちが生きている時代でいう絵画とは、感じたもの・風景・人物・社会について等多種多様で自由なメッセージをキャンバスに乗せ具現化しております。

では、私たちが生まれる以前の時代で絵画はどのような存在だったのか?

一言で表すと「看板」です。

絵画の成り立ちは、原点で言えば原始人が残した狩りの様子を表した壁画だと個人的に思いますが
文明を宿した表現は紀元前11世紀のギリシア美術やローマ美術が原点と言えるかもしれません。

彫刻や壺絵に表す事で人の威厳を示していたようです。
特に王族は神と近い存在として認識されていた為、”化身”のように扱われていたのでしょう。

時代は2世紀に入りキリスト教美術と異種異文化が混じりあう時代に突入しました。
昔は神様の加護は皇帝しか受けられませんでしたがキリスト教の普及は一般市民に広がり人気となりました。
宗教関係者は、”顧客”を確保する為に宣伝用として宗教絵画を広げていきました。
それが上記にも記載した”看板”の意味です!

以降は、宗教画に人間味を含め表現の幅が広がるルネサンス時代に入り風俗画(人の考えや生活等)にシフトしていきましした。


バロック美術、そしてリアリティを追求したレアリスム(写実主義)へと進んでいきました。
この後から1860年頃生まれる印象派で誕生したのが有名なモネやルノワールです。
価値観はさらに多様化され”目の前にあるものをそのまま表すだけが芸術ではない”という思想から
ピカソのようなキュビスムや抽象画と枝分かれしていきました。
(各時代の表現主義は、幅が広く深いので大まかな流れとして記載致しました^^;
 知ると面白いので別記事にて、根気強く挙げていきたいと思います!)

なぜ歴史の話を出したかというと時代の流れに沿って表現の形が変わってきているからということです。
神の言葉は王様の言葉。その配下が自分に逆らうということは王に逆らうという事だ、と言われたら一般人は、何に救いを求めればよいのか。
キリスト教の普及で救われた人は多かったはず。それに合わせ絵画も神と人との距離が近い表現に変わっていきました。
神離れが進むと人が求めたのは、人間の生活や習慣といった風俗です。
世界貿易も進み人種と人種が行きかう時代に入ると斬新な価値観が生まれます。
目の前にあるものが全てではない、内に秘めているものを表すことが表現だと無形な表現が生まれました。

時代を変えるのは、人であり歴史とは人。では、その流れの中に生き続けた絵画とは人類の歴史書そのものです。
世界の在り方、国の在り方、そこに住む人たちの在り方と葛藤・・・
言葉で表せば処罰された時代もあります。そんな環境の中で絵画は”言葉を発さないメッセージ”の役割を果たしてきました。
人間の意志を言葉や情報といった形ではなく別の”カタチ”として表せるのも絵画の面白味です。
これを機に貴方のカタチを表してみてはいかがでしょうか^^

【絵画のジャンル】

・風景画 
 自然の風景を対象とした絵画。

 山、森、川、谷など自然の姿をモチーフに描かれます。
 海をテーマにして描かれた絵画は海景画と呼ばれ都市をテーマにして描かれた絵画は街景画と呼ばれています。
 自然豊かな日本は、題材の宝庫です。当たり前に存在する風景に意識を向け描かれてはいかがでしょうか^^

・静物画 
 果物、ビン、植物など静止している自然物や人工物を対象にした絵画

 静物画は、コレクション画・花束・ヴァニタス・朝食画・晩餐画・台所画などのカテゴリーがあります。
 ヴァニタスとは”はかさな”の意味で燃えているロウソク、時計や頭蓋骨、朽ちていく本や花などこの世の
 無常さを表すものとされています。
 コレクション画は、効果で貴重な器物のコレクションを並べた情景を描写しています。富をPRする手段としても
 用いられておりました。
 私も処女作(リンク)は、好きなウィスキーを描きました。
 静かな時の中で意思を持たない物と向き合ってはいかがでしょうか!?

・肖像画
 人物を描いた絵画

 ”肖像”とは人間の外観を表現した絵画、写真、彫刻を指す。
 個人を識別する為に顔が含まれている。
 描写される人物の”理想像”を表現されてきました。
 ジャック=ルイ・ダヴィット作の「サン・ベルナール峠を越えるボナパルト」は誰しも見た事があるかと思います。
 白馬に乗り勇ましく峠を越えようとする力強い絵画ですが実際のナポレオンはロバに乗っていたとか。
 人間には、”人”という存在だけで様々な印象やエネルギーを持っています。
 ご家族、ご友人などのプレゼントとして描いてみてはいかがでしょうか!!

・宗教画
 宗教上の目的のために宗教に関する事象を描いた絵画
 
 礼拝の様子や宗教に関する人物、伝説や神話の世界を一般人に伝える為に描かれておりました。
 「絵画の歴史」でお伝えした”看板”ですね。
 現在で例えると企業のPRデザインと言えるでしょう。文化や考えをどのように伝えるか
 考えるきっかけとして参考にされても良いかと思います^^

・博物画
 動物・植物や鉱物などの観察対象として記録する為の絵画

 外見を描く肖像画と内部を描く解剖画に別れ科学性を求められました。
 アートという価値観ではなく生物学や解剖学を学ぶ為に用いられてきました。
 19世紀に写真が発明されますがそれまでは、記録としての立ち位置でした。
 現代では、”デッサン性”を養うために描かれております。
 ふらっとお散歩して描きやすいなと思った対象物があったら紙と鉛筆があれば描けます!!

・歴史画
 歴史上の事件や神話に関連した絵画
 
 権力者が勝利を誇示するために作られていたようです。
 ( ”自慢したいの!!” )
 時代の節目や当時の社会情勢が現れた表現とも言えますね。
 文章ではなく歴史画メインの教科書があったら覚えるのも楽しくなりそうです^^

・風俗画
 人の日常生活をテーマにした絵画

 仕事、家事、お祭り、家族との団らんなど様々な日常生活を描いている表現です。
 天文学者の絵で有名なヨハネス・フェルメール氏の絵画もそのうちの1つです。
 神様、宗教画から人々が求める世界は”身近にあるもの”に変わっていきました。
 当たり前にある事は素晴らしい、ですね^^

・抽象画
 存在しない(実物)ものを表現した絵画

 正確には、非対称絵画・無対象絵画・絶対象絵画のように”具体的な対象”をかきうつすことのない絵画を意味します。
 抽象絵画の創設者と言われるワシリー・カンディンスキー氏は、目の前にある物ではなく記憶に残っている存在を表して
 いたとされています。
 絵画は、精神世界を表す”鏡”と言えますね^^

・具象画
 具体的な対象物を捨象なしに具体的に描いた絵画
 
 わかりやすくお伝えすると特徴を残しつつ抽象的表現を織り交ぜた表現です。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか^^
歴史を辿っていくとその時代に生きる人たちの”想い”が現れ変化してきております。
そしてその変化は、この先も続いていくことでしょう。
過去から現代へ、そして未来へ・・・
ただ筆を乗せたのが絵画ではなく描き手の気持ちを筆に込めキャンバスに乗せる。

自分を想い人を活かす事ができるのがアートであり絵画です!!

今回もご朗読頂きありがとうございます!!

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