2021-11-27

影の描き方!影を付けるということは色彩を操る !

おはようございます、油絵×心像画家の中西宇仁です^^

今回は、色彩の操り方の中でも

「 影の描き方 」

について、お話していこうと思います。

自然界に当然のように存在する影ですが
これを意図して描く事になります。

ただ、当たり前ゆえに無意識になることもあるわけですが
影が持つ効果を認識する・しないで表現の幅に影響します。

影の描き方だけなら一般的で参考書と代わりありません。

表面上だけではない事もお伝えしていきますね。

作品 静物1

【 影の効果 】

自然界に当然と発生している影ですが、
この影は具体的にどのような効果を持っているのか?

を、先に確認してから影を描くと
なぜ必要なのかが整理することができるので
一緒に見てみましょう^^

●物体を認識しやすくする

光ある所に影あり。

物体に光が当たるとその反面、影が生まれるので
対象物を立体的にわかりやすく認識することができます。

また、強すぎる光は目が明けられないほど光っておりますが
その光の前に別の物体が入り込むとその形を見ることができます。

日食が該当しますね。

影を付ける事により、

光 / 物体

などの存在を、より印象強く表す事ができます。

1面に対し、全体が同じような色彩でも彩り溢れ綺麗
になりますが影など、暗い面を載せる事で
作品に対してメリハリを持たせることができます。

●影がないとどうなる?

対象物に対し影がないと立体感が消えてしまい
2次元の姿になります。

昔のスーパーマリオのように横スクリーンの画ですね。

奥行きや立体感がなくなり平面性になります。
( これが良い悪いという事ではなく効果の違いです )

画像のように四角いものとして認識はしますが
平面性となり、物体として印象が変わります。

少し物足りない印象ですかね。

●影のシチュエーション

影の存在は、ただ対象物の存在を強調するだけでなく
作品中の背景を連想させることもできます。

( 背景とは、情緒や雰囲気のような要素です )

例えば
人影があると、直接その人物像が写るわけではありませんが、

” 人間模様を連想させる ”

ような印象を持たせることができます。

人物が写ると表情や体格、性別や服装などで
その人の印象をわかりやすく表すことができますが

人影のみというはっきりしないモチーフを描き出すこと
により、

「 この人は何なのだろう? 」

と、観ている人の想像を掻き立てます。

自然界やビルなどの人工物が連なる風景のように
限られた環境がある場合、明るい箇所と暗い箇所を
描き分けることで空間認識しやすくなります。

影を取り入れる事で作品の印象をより一層引き立てる
ことができます。

【 影が描けると良い事 】

影が描けるようになると良い事が色々出てきます!

・立体感を出せる
・奥行きを出せる
・雰囲気を出せる
・印象を強調させる
・色の変化を付ける事が出来る

等が考えられます。

影は、風景画や人物画、静物画など
リアリティのあるモチーフにのみ該当するのか?

と言うとそうではありません。

今までの説明の中で作品の印象を引き立てる

とお伝えしました。

引き立つという事は引き立て役が対称としてあります。

具象であろうが抽象であろうが
引き立つものと引き立て役の両方を取り入れるわけです。

明るい色だけでは作品が軽くなり
暗い色だけだと作品が重くなります。

偏りを防ぎたい場合は、明るい色と暗い色を
使い分ける事がポイント
です。

それが、色の変化を付ける

と言う事です。

僕の作品を例にあげると

月下美人_秘めたる輝き

この絵を例にすると、

背景を暗くすることで前面にある
お花のモチーフが引き立ちます。

緩い要素と引き締める要素がお互いを
引き立たせるわけです^^

背景が明るくなった場合、後方と前方が
同じ色彩になるとお互いが同じ要素になるので
印象がまた変わります。

影、から話は剃れますが
影を描くという事は、色の明暗を
使い分ける事にもなるので、色彩の
使い方
として、認識して頂けたらと思います^^

【 影の描き方 】

ここまで、影の効果と描く事で
広がる要素についてお話しました。

ここからは、実際にどう影を描くのか?

一緒に見ていきましょう。

影があるということは、光が対となります。

まずは、光が射す方向を来ます。

光が右側から差し込むので影はその反対に生まれます。

物体に対し光が射し込まない箇所に影が生まれます。

・光が射し込まないほど影は濃くなる。

・光が射し込むほど影は薄くなる。

この関係性を意識し、色彩濃度を
調整する事で影の範囲を表す
ことができます。

簡易的に影を描きましたがポイントとしては、

” 同じ色でも濃度を調整する ”

です。

1色でも色彩濃度を調整することで部分に対し
差別化を図れます。

今までの説明でも触れておりますが
影を描くということは、色彩濃度を調整
するということ
にもなります。

リアリティだけでなく抽象・具象的な表現でも
応用ができるようになります^^

その色彩濃度ですが、

①~⑥へ進むにつれ、濃度が濃くなります。

光から一番離れている箇所
→ 濃度が濃い

光から一番近い箇所
→ 濃度が薄い

という関係になります。

濃度は、絵の具の濃さです。

単純に濃い色となりますが
絵の具の積み重ねにより変わります。

イメージすると、

のような流れです。

同じ個所に何度も色を付けるとその分濃くなり
その反面は薄くなります。

静物1

色を積み重ね伸ばすを入れ込むと

色の波が発生します!

色の波は、動きをもたらすわけです!!

影は、対象とするモチーフの存在を強調することができる。

影を生み出すには、光と影(色の明暗)を使い分けること。

使い分けることで、色の濃度を生み出すことができ
それは、リアリティだけでなく抽象的表現などにも
応用することができます。

色彩の濃度を操ることで表現の幅はグっと広がります!!

自分が形にしたい表現を形つくる大事な要素が色彩です。

色彩の可能性は無限大です。

楽しんで描いていくと更に楽しくなりますよ^^

では、今回はこの辺で!
読んで頂きありがとうございます!!

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