初心者でも描ける油絵の風景画が上達する描き方!

ご訪問頂きありがとうございます^^
油絵×心像画家の中西宇仁です。
今回は、油絵で風景画の描き方についてお話していこうと思います。
風景画を見るとモチーフ同士が重なったり遠近法やら細かい描写が必要やらでどこから手を着ければよいのかわからない!、と悩まれる方も多いかと思います。
僕は元々、写実的や空間を描きだす事が出来なかったのですが風景画の構造や工程を分析し分けていくことで行き当たりばったりではなく確実に描き出せるようになりました。
まったく描けない状態から確実に描きだす為の道順をご紹介してたいと思います!
自分だけの風景を♪
目次
【 風景画って難しいの? 】
風景画に挑む時は、先入観に捕らわれない事です!
風景画を見るとモチーフ同士が重なったり小さな物体があったりと一見、細かく難しい印象を受けますが絵に描き起こす時には、工程毎に分ける事で迷わずに描き進められるようになります。
具象的(具体的な形や空間がある)な絵を描く時は全てをまとめて処理しようとすると何処から手を着けば良いのかわからなくなるので段階を分けてその時に必要な描写をしていけと形になっていきます。
プラモデルも細かいパーツが多く一見大変そうですが設計図に沿って進めていけば徐々に形になっていきます。
それと同様で風景画も形成に至るルートを辿っていけば出来上がるのでセンス任せでなく描く事が出来ます!

【 描く風景の選び方 】
モチーフ選びは好みなので自由ですが個人的に描きやすいと思う風景の選び方についてご紹介しますね。
●明暗差のある風景
同じような色の明度が連なると微妙な変化をつけなければいけないので描きにくいです。
明るい空間だけだと明るい色の中で微々たる色の変化をつける必要があり絵で起こす場合は風景として認識しずらくなる場合があります。
画面上全体で同じような明度が続くと変化がなくなりのっぺりしてしまうので明るいヵ所と暗いヵ所がわかりやすく分かれている空間だと色の差別化が図りやすいので描きやすいですね。
●空間がシンプル
キャンバス上で風景として見せる為には空間全体の構図バランスが重要です。
地上に比べて空の面積を広げると解放感が表れますし地上をメインにして遠近法により距離感を出すなど画面上に流れを取り入れるとそれだけで風景画の条件が固まります。
風景は上位・中位・下位の3つに分けられます。
空間を平均した領域にしてしまうと変わり映えがなくなりますが空の領域を多めにするなど比率を分けると世界観が出しやすいです。
三分割法といって縦横を格子状に区切るとキャンバス上で測りやすくなります。
●参考資料の選び方
写真が無い時代では、現地へ行きその場で描くスタイルでしたが現代では写真集やインターネットで手軽に資料を探す事が出来ます。
ただ、外部資料を参考にする時の注意点としてその資料が編集されすぎているかどうかをチェックしましょう!
写真や画像の場合、見栄えをよくする為に陰影を減らし光を強調するなど自然体に手を加えている事が多いです。
それは自然界の仕組みに反する事となり描いていると、「あれ、なんでこうなってるんだ?」と余計な迷いが生じるので参考にする資料はなるべく自然体を選ぶと良いですね。
【 遠近感の出し方 】
風景画を風景として捉える為に必須なのが遠近感です。
西洋絵画や日本画問わず、風景を対象とした絵には奥から手前へと建物や自然物の大きさが変わります。
大きさだけでなく色を乗せる場合にもぼかしを入れる箇所や距離に応じて明確な形を出すなど細かい調整も必要です。
距離感を出す為のちょっとしたテクについてご紹介しますね!
●奥行きの出し方
人が奥行きを感じる条件が距離感です。
視界に近いものは大きく明確に捉えられ、視界から遠いものは小さくなります。
例えば目の前に道があったとして、自分から近い道の面は面積が広がり離れていくに連れて面積も狭くなっていきます。
遠近感がない絵の共通点としては、距離に応じて面積範囲を変えていないという事が見うけられますね。

●ぼかし
距離感を表す為の要素の1つがぼかしです。
自然景色を見ると自分より近い領域は明確に見えて遠く離れている所は輪郭や色は見えるがぼやけますよね。
先ほど、距離に応じて面積範囲を変えるというお話をしましたがそれと同時に距離に応じてぼかしを入れてます。
このぼかしの入れようで風景画の印象を大きく左右するので絵具の使い方は工夫したい所ですね。
大まかな分け方として自分から一番近い前景は具体的な描写をし、中間の中景から少しぼかしを入れ、一番離れている背景はよりぼかしを強くしていくと奥行きに対してリズム感が生まれるので印象強くなります。
●光源と陰影
光と陰影は空間や構造物、距離感を捉えるのに大きく影響する要素です。
西洋絵画は特にこの要素を活かすのが基本ですね。
明るいヵ所から暗いヵ所を分け変化を入れていきますが描く際にはトーンを意識すると描きやすいです。
明暗表現とトーンについてはこちらでご紹介しております!

【 描画ステップ 】
では、今回の記事のメインである風景画を描く為の工程をご紹介します!
流れとして、最初は大まかに描き徐々に緻密性を上げリアリティを足していきます。
●STEP1:下塗り
初手は、キャンバスに大まかな色を塗ります。
いきなり描き込むのではなく最初は大まかな色を配置する事で完成イメージを持つ事ができます。
最初は、揮発性油を中心に使用しています。

●STEP2:大まかな形を描く
ここから少しずつ形や色を出していきます。
空の部分は空模様を表す為にグラデーションを出し、絵の具が乾いた後にこの後の工程で雲を乗せるのでこの時点では、グラデーションのみです。
イメージとしては背景の空を描いた後に空に雲を乗せるという流れですね。
山の部分はいきなり暗くするのではなく描いていく中で空の明るさと合わせる為足並みを揃えます。
稲畑の部分は、稲穂が垂れ下がる形を大まかに描いています。
この段階で画面上の印象を確認していきます。

●STEP3:差別化を行う
全行程の内、中盤ですね。
空はグラデーションが終わっているので雲を被せ、山の部分は夕暮れなので暗めにおとします。
稲の部分は陰影を分けていきます。ぱっと見細かいですが明るいヵ所と光が遮られている箇所を意識し、少しずつ暗さを足していくと光と陰影の差別化がされていきます。
同じ稲畑でも手前は近く具体的に見えますが遠くなるにつれてぼやけてくるので距離感を意識して描き分けていきます。

●STEP4:仕上げ
色の明度に緻密さをあげたり距離感をより強調する為にぼかしを入れています。
夕暮れなので光が当たる箇所と遮られる箇所を強調し分けると色のふり幅が広がります。

どうでしょう、情報量の多い風景画も肯定事に分ける事でシステム的に描ける様子が見受けられたかなと思います。
この描き方が全てではありませんが段階ごとに分ける事で限られた時間の中でも地道に描き進めていけます。
なんとなく描き進めて行くとその都度、どう描けば良いのか迷ってしまいますが「この段階では〇〇をする!」と決めておけば1つ1つ確実に描き、最終的に理想の作品とする事が出来ます!
僕は絵を描く時には、事前に作品の設計書を作っています。
テーマとモチーフ、内面要素との関連図や色の構造、工程毎に必要な事などをまとめておくと本番を迎える時に毎回迷わずに集中して進めていますね。
絵画は一見すると複雑な空間でも紐解いていけば案外シンプルです。
後は組み立てる為のロードマップを作り、それに沿っていけばおのずとゴールへ近づけます。
元々デッサンや写実的な描写が出来ませんでしたが仕組みを理解し、取り入れる方法を知る事で描けるようになりました。
なので、諦めずに挑戦してもらえたらなと思います^^
話は変わりご紹介となるのですが
絵をどうやって段階毎に描き進めていけば良いのか?作品の設計から無駄を省いた制作の進め方なども限定してご紹介しております。
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最後までお読みくださりありがとうございます^^
少しでも絵のお悩み解決に繋がりますように♪











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