2026-01-03

初心者向け絵が苦手でも始められるコラージュ技法!

ご訪問くださりありがとうございます^^
油絵×心像画家の中西宇仁です。

今回は絵画技法シリーズのうちの1つであるコラージュについてお話したいと思います!
コラージュは学校の授業や家事の合間などで触れる方も多い表現方法かなと思います。

不要な雑誌や紙類を張るというイメージがありますが絵画の表現方法でも取り入れる事が可能で飛び込んだ作品を生み出せます!

基本的なコラージュと応用についてご紹介したいと思います♪

また、写実的に描くグレーズ技法やモネなど印象的な絵を描く為のスカンブル技法などはこちらでご紹介しております!

【 コラージュとは? 】

コラージュ(collage)とは絵画技法の1つでフランス語で糊付けという意味があります。
一般的な描画方法とは異なり新聞紙や雑誌、書類などあらゆる素材を組み合わせる事で平面的な支持体上へ造形作品を構成させる技法です。

簡単に言えば自宅にあるような紙類を切り、画用紙などやキャンバスなどの支持体上にぺたぺたと張り付けた表現方法ですね。

●コラージュ技法の歴史

コラージュは、20世紀キュビズム時代にピカソやブラックなどの画家が絵画に文字や素材を張り出したパピエ・コレから生まれたとされています。
パピエ・コレとは絵画に紙片などを張り付けたものを指します。

この時代では、ダダイズムと呼ばれ従来の既製品に対する価値観を壊そうとゴミや品物をアート表現として表し始めた運動が広まっていました。

ただ、ピカソやブラックは平面的な絵画の空間に対し新たな構成を可能にするコラージュを取り入れる事でより分かりやすいスタイルを生み出しました。
(ゴミや不要な資材が使われていたら環境・社会背景が絡んでいるなどわかりやすくなる為!)

僕も油絵作品の中にはテーマに合わせて新聞紙と組み合わせる事でメッセージ力を強調したりしています。

シュールレアリスム達もコラージュを通して非現実的な作品を生み出したとされています。

従来の絵画技法とは異なり異質な素材を含める事で意外性の組み合わせや特殊効果を生み出す表現スタイルは今でいう現代アートという概念が当時はあったのかなと思いますね。

【 コラージュの表現的特徴 】

この表現方法の特徴としては、「作為性と偶然性の共存」でしょうか。

新聞紙や雑誌、布やビーズなど絵の具以外の物を組み合わせて画面に張り付けるというのは絵画のような従来の平面スタイルとは異質です。

新聞紙や雑誌などは文章や画像という情報が乗るのでダイレクトなメッセージを持たせられますし別の資材と組み合わせる事で平面上から造形表現が乗るので特殊な印象効果を生み出せます。

絵画の場合では、作者が意識して描いていくので想定した結果となりますが紙を破れば思わぬ形状となるので面白い意味での想定外な結果に繋げやすいのかなと思います。

紙材の内容は、文章や画像なので社会性などの情報を直接画面上に取り込めます。
ファッション雑誌なら流行、旅行雑誌なら地域や歴史、動物雑誌ならモフモフや可愛らしさなどその情報を別の形で表せます。

作者が自分の意志で作り出す作為性と紙の貼り方や切り方から生まれる偶然性の共存を可能するのがコラージュ表現かなと思います。

僕もコラージュする時は、想定しながら進めていきますが素材が組み合わさると別の印象が生まれ良い意味で想定外にズレていくのでシンプルですが面白い分野ですね!

また、ハードルの低さもコラージュの魅力でもあります。
絵画の場合は、写実的な描き方や絵の具の塗り方などを知らないと描けませんがコラージュの場合は、身近な素材があればそれを切ってノリ付けすれば作れます。

専門的な知識や技術は必須ではないのでお子さんでも着手できる優しいアート制作ですね!

【 コラージュ技法の種類 】

コラージュとは様々な素材を組み合わせた表現技法というお話をしました。
ただ、素材といってもほんっと色々あるので何が出来るのか迷う事もあるかと思いますのでいくつかコラージュ技法の例をご紹介します!

●ペーパーコラージュ

紙・新聞・雑誌などを切り、貼り付けていくスタイルでコラージュといえばこのイメージでしょうか!
紙をちぎったりハサミで切りノリつけしていきます。
僕もコラージュする時はこのスタイルが多いですね。

ご自宅で使わなくなった紙材を捨てるのではなく新たな作品として再利用できるので初心者の方には特におすすめです!
お子さんがいれば夏休みの宿題にでも♪

●フォトコラージュ

今までの流れだと「写真をちぎったり張り付けるのかな?」と思われるかもしれませんが、それも可能ですが専用のソフトやアプリを用いて、画像データを組み合わせて作る事も出来ます。

思い出の写真など複数の画像を組み合わせて1つにする楽しみ方もできますね^^

●ミクストメディア

Mixed Mediaというように異なる素材や技法を組み合わせた表現スタイルです。
木材や鉄鋼などを支持体上に乗せ、そこへ絵具や顔料、別の材料を乗せる事で素材の特性を活かしつつ色による演出など手間は掛かりますが印象的な表現が可能となります。

素材の上に絵具を乗せる場合、組み合わせによっては絵の具が乗らない場合もあるのである程度、素材の性質は知っておく必要がありますね。
僕も油絵をメインとしますが新聞紙を張り付けテーマのメッセージ性を強めたりしていますね。

コラージュと一言で言っても扱う素材の組み合わせやデジタル手法など様々です。
自分に合ったスタイルからはじめて色々と試していくと楽しめるかなと思います♪

【 基本的な制作手順 】

ここでは、定番なペーパーコラージュの作り方をご紹介したいと思います。
特別難しい事や専門知識は必要ないのですぐに始められます。

●道具

自宅にある使わない新聞紙や雑誌などの紙類。
紙を切る為のハサミ。
土台となる画用紙などの支持体(絵具や顔料、素材を乗せる媒体の事)。
紙を張り付ける為の糊。

●テーマを決める

ここは作家さんの自由で進めていきますが強いていうならテーマを決めるとそれに沿って制作しやすくなります。
例えば植物をテーマにするならお花の形になるように切り、張っていくと完成イメージが具体化するので楽しみやすいですね。

抽象的にするなら空気の流れのように紙を細く曲線を利かせて切ると面白い表現になります。

●使用する素材を集める

厚さのある材質ならハサミで切りやすいですし柔らかい紙ならちぎって不揃いな形にできます。
ここも自分が表しやすい素材を選んでみると良いのかなと思います。

●仮配置

いきなり糊付けするのは難しい!、という時は素材を並べて先に構成確認してみるのも良いです。
パーツを画用紙などの支持体上に乗せるとどのような姿形になるのかを見る事ができるので好みに合わせて揃えられます。

●接着

ノリは文房具屋さんにあるような一般的な糊で問題ありません。
切り離した紙片の裏にノリをつけて張ると支持体を汚さずに綺麗に張れます。

紙を用意する、ハサミや手で切る、糊をつけて張る。
シンプルですがその表現スタイルはなかなか奥深いものがあります!
手間も掛からないのでアート初心者には特におすすめですね^^

【 コラージュはどんな人に向いているか 】

一概に「〇〇の人が向いている!」とは言えませんが僕が体感してきた事と他の人が着手している角度からこういう人には親しみやすいかなという点をいくつかお話したいと思います。

●絵を描くのが苦手

絵は、写実的な形を描く表現から姿形のない抽象的な表現と様々ですがそもそも絵を描くが苦手、抵抗があると抱く方にはコラージュは着手しやすいです。
僕も油絵を描く前は色鉛筆などで描いていましたが思うように描けない時はコラージュをやっていました。

描写スキルが必要なので気楽に進められましたね。

●表現に行き詰まっている人

絵画で表現に行き詰まっている時は、筆と絵具から離れて別の媒体で表す事で表現のヒントになります。
従来の絵画表現とは異質なスタイル為、それだけ見つけられるものもあります。

●メッセージ性を強めたい人

コラージュは新聞紙や雑誌など既存の情報媒体を用いります。言い換えればモチーフを自分の手で操作する事ができるのとそのメッセージ性の在り方を参考にする事が出来ます。

いかがでしたでしょうか?
お手軽に取り組めるコラージュですが蓋を開ければピカソなど歴代の画家達が生み出したスタイルであり画材や材料の組み合わせ次第で今までにない表現ができます。

また、自己表現に行き詰まった時のヒントにもなるので楽しむだけでなく自身の成長の為にもコラージュは面白い分野かなと思います!

話は変わりご紹介となるのですが絵画技法を活かす為のオリジナリティの確立の仕方なども限定してお届けしております。
無料なのでお気軽にご覧くださいませ^^

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また無料相談も受け付けておりますので
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最後までお読みくださりありがとうございます^^
少しでも絵のお悩み解決に繋がりますように♪

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