木に色を塗る方法!おすすめの絵具と木材の選び方を解説
どうも、油絵×心像画家の中西宇仁です!
今回は、キャンバスの代わりに木材で絵具は塗れるのか?という内容でお話しようと思います。
絵は、キャンバスで描くものという考えが一般的ですが実は木材にも絵具を落とす事ができます。
木は画用紙やキャンバスと異なり表面がフラットで緻密な絵が描きやすい支持体です。
ただ、間違った塗り方をするとひびわれが起きたり剥がれたりするので適切に扱う事で作品の耐久性や美しさだけでなくDIYや看板制作、家具リメイクなど幅広く使えるようになります!
絵の表現や私生活の楽しみを広げてみませんか^^
目次
【 木に絵を描く魅力 】
木に絵を描くとえっ~!っと思う方もいるかもしれません。
木材を支持体(絵具や顔料を乗せる媒体)にすると自然素材を活かした表現ができます!
木目を活かせば和風チックな温かみや風流さを感じますし経年変化による素材の変化からアンティーク感を出し楽しめます。
一般的なキャンバスとは違う質感表現が可能で僕も過去には、木の板に油絵具を乗せた作品を描いていますが雰囲気が増しますね。
またキャンバスとは違った絵具の乗り方や塗り方があるので新たな発見にもなります。

【 木に適した絵具の種類 】
絵具なら何でも良いわけではなく木材に適した絵具を選択する事で品質維持にも繋がります!
●アクリル絵具
木材に塗る絵具で最も適しているのがアクリル絵の具です。
アクリル絵の具は乾燥すると高い耐水性を持ち水にぬれても溶けだしたりにじんだりする事がありません。
また、乾燥も早いため屋外での作業や甲板作りなど広い範囲で扱いやすい絵具です。
・速乾性:高い
・耐水性:高い
・発色性:良い
・定着性:木材、鉄、布など幅広い
アクリル絵の具は膜を持つので木材の伸縮に対してもひび割れや剥離が起こりにくいので長い期間、状態を保てます!
ただ、乾燥が早い分色のグラデーションなど色の調整がやりずらい部分があるので事前にいくつか色を作っておく必要があります。
看板や雑貨類などアートだけでなく幅広く用いる事ができる出の具です。
また、マットな質感で塗りたい場合は、アクリルガッシュが良いです。
アクリル絵の具・ガッシュは安心して直接木材に塗れる絵具です!
【 木に適さない絵具 】
基本、どの絵具も木材に乗せる事はできます。
ただ、木材と絵具の組み合わせで注意したい所が吸収性です。
組み合わせが適していないと絵具が上手く乗らなかったり劣化する原因になります。
●水彩絵具
水彩絵具は水を混ぜて塗る絵具です。
木材は水分を吸収する性質がある為、水彩絵具も色の着いた水で塗った後に色がぼやけてしまったり木目に吸収され発色しません。
塗るのであれば絵具を薄く溶かずに濃いめに厚く塗れば乗りますが絵具自体が水性なので徐々に水分が吸収され、絵具が剥がれてしまいます。
●油絵具
油絵具はその名の通り、油分を含んだ絵具です。
こちらも同様で直接絵具を塗ると油分が徐々に木目に吸収されていきます。
また木材の伸縮にも弱くひび割れや絵具剥がれてしまいます。
とは言いますが、決して木材に塗る事ができないわけではありません。
対策として、木材にジェッソを塗り下地を整えてから塗る事ができます。
ジェッソによる下地作りについてはこちらをご参照ください。
【 木材の下地処理 】
木材に合わない絵具は塗れないのか?という事はありません!
適切な処置をすれば安全に絵具が乗り傷みを抑えられます。
●ヤスリかけ
市販の木材は表面がツヤツヤしているので絵具の食いつきを良くする為にヤスリ表面に傷をつけて置くと塗り加減が変わります。
ヤスリは、#300前後で荒くない中目が丁度良いです。
ただ、必ず傷をつけなければいけないわけではないので好みで試してみてください!
●アク・ヤニ防止
木材の種類によって時間の経過と共にアクやヤニが染み出し表面や絵具が汚れてしまう事があります。
回避する為には、「ヤニ止めシーラー、ウッドプライマー」を塗ると良いでしょう!
●ジェッソ加工
ジェッソとは絵具を定着させる為の支持体の下地作りで用いる画材です。
木材の表面に何層かジェッソを塗り重ね最後にヤスリかけをして塗る事ができます。
木材はキャンバスと異なり表面がフラットなので写実的な絵のような緻密な絵が描きやすいです。
ジェッソによる下地作りについてはこちらをご参照ください。
【 木材の選び方 】
絵画作品、家具作成など様々な用途で扱える木材ですが種類によって向き不向きがあります。
●推奨はシナベニヤ
シナベニヤは表面が滑らかで描きやすい木材です。
画材屋に置かれている木版もシナベニヤですね。
僕も木版に絵を描く時はこの木材を利用していますがスっ~っと筆が流れるので描きやすいですね。
●アクが出る木材
他にはラワンベニヤがありますがこちらはアクが出る為、アク止めを事前に塗る必要があります。
価格的にも安価ですが手間や他の画材との兼ね合いを含むとシナベニヤがおすすめですね。
●DIYするなら
テーブルや食器棚などDIY目的ならパイン材です。
松の木を加工した木材の事をパイン材と呼び、香りが高く柔らかい性質です。
柔らかい分、加工はしやすいですが湿度・温度の影響を受けやすく経年変化がしやすい特徴があります。
価格もお手頃で削ったり穴を開けるなど加工もしやすい木材です。
着色するならアクリル絵の具なら木目に直接塗り定着します。
【 木に塗る時の注意点 】
ちょくちょくお話をしておりますが木材は気候により伸縮したり水分や油分を吸収する性質を持っています。
その為、絵具を厚く塗ると湿度により反った時に絵具にひび割れや剥がれてしまう事があります。
また、絵具が液状すぎると塗った時に吸収され木目が浮き上がるので塗りこむ時は少し厚めに塗ると良いです。
水彩絵具は、不向きですね。
看板など屋外に置く際は、保護処理をしておくと長持ちします。
この後ご紹介しますね。

【 保護処理:ニスがけ 】
絵具を塗り終えたら仕上げに保護用のニスを塗ります。
ニスを塗る事で埃や光からの保護と絵具の強化にもなります。
アクリル絵の具ならアクリル絵の具用のニス、油絵具なら油絵具用のニスがあるので絵具の種類に応じていきます。
ツヤを出すものもあればツヤを出さないものとあるのでお好みで選んでみてください。
【 用途別に使う絵具 】
アート作品なら油絵具・アクリル絵の具。
(油絵具の場合は、下地処理をしてから)
DIY・看板ならアクリル絵の具・ペンキ。
僕も以前、次作で額縁を作った時に木材への着色はアクリル絵の具を使用しましたがしっかり定着し発色も良かったです。
10年近く経過しても色あせる事はないですね。


今回は、木材に絵具を塗れるのか?というお話をしました。
木目を活かした時の面白さは、キャンバスと違い自然の香りや心地よさがあります。
絵具の種類によって相性はありますが画材と組み合わせる事で下地を整え塗る事ができます。
絵画だけでなくDIYや看板作成など他の分野でも幅を効かす事ができるので色々と試していくと面白いかなと思います^^。
話は変わりますが支持体の扱い方と描き方についてメールマガジンにて無料でお届けしております。
ちょっとしたプレゼントもございますのでお気軽にご覧ください。

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最後までお読みくださりありがとうございます^^
少しでも創作のお悩み解決に繋がりますように♪












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