2025-10-24

絵を描きたいけど描きたいものがない?原因と見つける為の解決法

ご訪問くださりありがとうございます^^
油絵×心像画家の中西宇仁です。

今回は、絵を描きたいけれど「描きたいものがみつからない」原因と描きたいもの見つける為の方法についてお話していこうと思います。

なぜ描きたいものが浮かばないのか? → 原因と向き合う → 克服して描けるようになります。

僕も油絵を描き始めてしばらく経った後は、描きたい気持ちがあっても描きたいものが浮かばずモヤモヤしていましたが別の視点からメスを入れる事で自分が何を描きたいのか?、その為に必要な事を導き出せるようになりました。

描きたい気持ちをそのままにしていては勿体ないので一歩踏み出せるお話をしていこうと思います!

【 なぜ描きたいものが見つからない? 】

絵を描きたいけど何を描けば良いのかわからない、描きたいものが浮かばないと悩まれる声は、相談やSNSなどでよく見受けられます。

描きたいものが見つからない自分は、絵の才能がないんじゃないか・・・と悲観される方も居られますがまったくそんな事はないです!!

「わからない、見つからない」というのはまだ巡り会えていないだけであって描く資格がないという事ではありません!
描きたい気持ちはあるが何を描きたいのか?表したいのか?がまだ見えていないだけです。

そもそも描きたい気持ち、という描く為の気持ちがあるだけで既にスタート地点に立っています。
スタート地点から先の道を見つければ歩んでいけます。

僕は、油絵を10年以上描き続けていますが最初から描きたいものが見つかりませんでした。
描きたい気持ちはあっても何を表したいのだろう?何を描きたいのだろう?と、最初はわかりませんでした。

そこからあらゆる視点や経験をしていく事で自分が描きたいものというのを少しずつ見出していきました。

なので、描きたい気持ちはあるけど描きたい物が見つからない方は、これからその原石を発掘していく段階です!

と言われてもなかなか難しい所もあるとおもうのでまだ描きたいものに出会えないケースをいくつかご紹介していきますね^^

【 見つからない原因:正解を求めすぎる 】

「自分には絵心がないから・・・」と、描きたい気持ちはあっても上手く描けないから、他人のように描けないからと断念してしまうケースです。

まず、絵は基本自由だと僕は考えています。
上手い下手、周りの目を気にすると自分の内面の声が薄れ始める事が出来なくなります。

ただ、この気持ちは僕もわかります。
僕も油絵より前に絵を描き始めようとした時は、「上手く描けないからやらない方が良いのかな・・・」と思っていました。
それでも、作品を描いた時に自分でもこういう存在を生み出せるのか!?と、新たな発見と刺激になりました。

そもそも、上手く描けないからといってどうにかなる事はありません。
「下手だな笑」と言われたとしても、それは何も関係ありませんし人の取り組みをあざ笑う人の意見など受け入れる必要もありません。

あと、しっかりこなそうと完璧主義だと自分でハードルを高くしてしまいます。
その結果、描きたいのに描けないとなってしまっては一歩踏み出せず勿体ないです。

描きはじめて見れば僕のように新たな発見に繋がる事が多いので上手い下手より、気づく為に描く!を意識していくと肩の荷も軽くなるかなと思います♪

描けないより描きたい気持ちを尊重させてあげましょう!

【 見つからない原因:限定された見聞 】

絵というのは、自分が表したい事や描きたいものなど描き写す対象があります。
それは、風景や動物、人物に人工物といった目に見える存在から喜怒哀楽、価値観や社会性など内面的な所まで幅広いです。

絵は描き方だけ知っていれば描けるものではなく日々の生活の中で自分が気になる事をすくい上げそれをテーマにしていきます。
その為、人生経験による影響は大きいです。

日常の中で見る・感じる・触れる・聞くなどの習慣がないと経験値が溜まらないので描きたいものがそれだけ限定されるという事です。

「じゃぁ、自分は何もない人なのかな・・・」と不安になる方もいらっしゃるかと思いますが、その「何もない」も絵のテーマにする事も出来ます。
満たされている事が正ではなく、逆境や苦しい時も絵の表現にはうってつけです。

実際に僕も学生時代は、影りのある時を過ごし社会人になってからは数度のうつ病になった過去があり自分と周りは違う世界なんだと悲観しましたがそこから抜け出す事で力強い表現へと繋がりました。

経験は、人としての成長を促す必要材料です。
成功例だけでなくどん底から這い上がるのも経験です。
その材料をこれから見つけていけば描きたいものが徐々に見えてきます^^

なので、頭でごちゃごちゃ複雑に考えてしまうと苦しくなるので自分の心が感じる時間に目を向けていくと良いかなと思います。
美術館やギャラリー巡りしても良いですし街の中で気になる物があったらそれを意識してみても良いです。

自分の中で好きな事や嫌なことなど気づいた事をテーマにしても良いのです。
今まで流していた事、触れて来なかった事へ集中してみましょう!

【 見つからない原因:関心がない 】

そもそも、あらゆる事に対して興味・関心が無いという事もあるかと思います。

「興味があればやってみよう」と言われても、スタートが切れないと仕方ない。

この場合は、やってみないと体感できない事わからない事があるのでや気持ちより先に「行動に移す」ですね。
実際に始めてみる事で新たな刺激や発見になり、そこから積み上げていくとキッカケをつかめます。

絵なら絵描き体験会など絵を描く場に赴くですね。
僕も社会人になってから絵に入ったキッカケが体験会でした。
当時は、絵に対しても興味はなかったのですが知人と一緒に参加したのをキッカケに自分でもこういうものを生み出せるんだ!?と新たな発見になりました。

そこからは、色鉛筆や手軽な画材を用意して近場の公園で描いていましたね。

話はそれますが僕は趣味でサイクリングをしています。
元々興味はなかったのですがコロナをキッカケに自転車通勤をはじめ、うつ病の時もリハビリとして走行していました。
習慣として続けていくうちに興味を抱きましたね。

僕は絵もサイクリングも元々興味がなかったのですが触れた事で自己発見となり魅力を抱くようになりました。

あらゆる事に興味関心がない方は、頭や気持ちより先にとりあえず行動に移し触れてみる事を強くおすすめします!

【 絵で描けるものを選ぼうとする 】

「絵だから絵で描けるものを選ぶのは当然じゃない?」と、思われるかもしれません。
絵で描けるものを選ぼうとすると目に映る空間や姿形を意識しまいがちになることはありませんか?

この場合、絵で描けるもの>描きたいもの、というように自分が描きたい内面事情より具現化する為の手段を優先し、選択肢を狭めてしまいます。

絵には、時代背景や社会性、哲学や論理、価値観や感情など様々なジャンルがありますが根本的には描き手が表したい内面性が先立ちます。
例えば、あなたがこれから新しいお家を建てるとします。

そこで意識するのは「〇〇のような家に住みたいな~」という気持ちがありませんか?
それか、建てられる家を作ろうとお考えになりますでしょうか?

僕なら前者の〇〇のような家に住みたいなという気持ちが先に来ますかね。
先ほどのお話に戻ると、〇〇のような家に住みたいというのが「描きたいもの」にあたり、建てられる家を作ろうという所は「絵で描けるもの」にあたります。

分けると描きたいものが①実現したい事(方向性)、描けるものが②実現できる事(手段)となります。

絵は①実現したい事、表したい事を絵で起こす事ができますが先に②の実現できる手段が先行してしまうと、出来る事を限定させてしまう為、選択肢が狭まれ本来描きたい事から遠ざかってしまいます。
絵で描けるもの>描きたいもの、という順ではなく描きたいもの>絵で描けるものですね。

人の歴史の中では、人々がこうしたいという想いから始まり文化・文明が発達してきました。
出来る事を選ぶより、自分が何をしたいのか?を整理しそれを実現する為の手段を選んでいくと視野が広がっていきます^^

【 描きたいものを見つける為のステップ 】

絵を描く人、作曲家など表現する人でも常に描きたい事、表したい事があるか?、というとそうでもないかなと個人的には思います。
少なくとも、僕も24時間毎日「これを描きたい!」と意識する事はありません。

それでも長年描いている理由があります。
描きたいものを見つける為の方法についていくつかご紹介したいと思います。

●感じた事を記録で残す

普段の生活の中で気づいた事、感じた事をメモなどに残しておきます。
散歩中などで浮かんだ事を記録しておけばそれもテーマの材料になります。
僕も日常生活の中で感じた事があればそれをメモに残し振り返るようにしています。
その時は、意識していても時間が経つと薄れてしまうので、心境までを残すと良いですね。

●自分と対話する

絵を描く者として、自分との対話はとても大切な部分です。
自分がどう在りたいのか?、何を表したいのか?、何を大事にしているのか?など絵で表すまでに至る時間を設ける事です。
僕も描きたいものが浮かばない時は、自分は何のために描いているんだろう?、何を表したいのだろうか?と自身を見つめる日々です。
その中で見いだせるものが表現に結び付きます。

●とりあえず描く

ラクガキでも何でも良いですがとりあえず手を動かして描いてみる。
人は、その状況に入ると意識がそちらへ向くので流れが変わります。
手軽な画材でも何でも良いので難しく考えずに目に映る物を描いていると気持もほぐれてくるので気分転換になり、自分の中が整理されます。

●全ての経験を材料にする

歴史上の作品、世の中にある作品を観ると明るい絵もあれば暗い絵など多種多様です。
それらは、作家が表現に至るまでの見聞や経験があるからこそです。
生きていれば良い事、イヤな事山あり谷ありです。
「なんだよ、ほんとっ~」と嫌な事があっても絵で表す事だって出来るわけです。
僕の作品をご覧になられた方の多くが「中西さんの経験がこの表現に繋がるんですね」とご感想を頂く事もあります。
生きる日々は、表現に繋がります!

●文化・社会性を参考にする

自分の中で描きたい物が見つからない時は、気になった歴史や文化、社会性など外部要素を参考にしてみると良いです。
僕も油絵を描き始めて数年経過した後は、描きたいものが浮かばなかったのですがその時、花札を描いてみれば?と提案を受けた時に花札の意味を調べて、興味を抱き描いた事があります。
自分とは別の存在に触れる事でその意味、存在感に触れられるのでこれも新たな発見となり、自分が何を望んでいるのかを見つけるヒントにもなります。

いかがだったでしょうか?
描きたいものが見つからないといってもメスを入れると様々な原因や解決策があります。
「絵を描きたい!」という絵を描く根本的な原動力があれば、あとは描きだす為の材料を探すだけです。
無い、ではなくまだ見つかっていないだけなので諦めずに原石を探して頂けたら良いかなと思います^^

画材で何が描けるのか?についてはこちらから
初心者が描きやすい絵のモチーフについてはこちらで紹介しております!
油絵の始め方についてもこちらでご紹介しております^^

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最後までお読みくださりありがとうございます^^
少しでも絵のお悩み解決に繋がりますように♪

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