絵の悩み。方向性や世界観の見つけ方①
こんばんは、油絵×心像画家の中西宇仁です^^
僕は油絵を8年以上描き続けていますが、
いまだに続けられている大きな理由としては、
自分が何を描きたいのか?
” 方向性 ”
を見出せたからです。
好きだから描くのではなく、
自分がどう描いていきたいのか?
( 好きなのは前提として )
そして、それはどのように生きていきたいのか?
に通じていきます。
今回は、油絵をはじめて間もない頃
絵描きとして最初の壁をどう乗り越えたか
について、私ことながらお話していこうと思います。
【 描く事に悩み始めた場合 】
絵をある期間描き続けていくと1つの悩みが出てくるかと思います。
それは、
”
何を描きたいのだろう?
何を表現したいのだろう?
”
と、感じられる方はいらっしゃるのではないでしょうか。
僕は油絵を8年以上描いています。
描き始めた当初は、モチーフのこだわりや表現方法なども
バラバラで、ただ好きだからという動機で描いていました。
ある期間、描き続けていくと何か満たされないような、
物足りなさを感じるような心境になりました。
その心境に入るとそれまで生きる糧となるほど楽しめていた
絵を描く事が楽しめなくなり、心苦しさを感じるようになりました。
美術館やギャラリーなどで他の作品を観ると
イライラしたりモヤモヤしたりと絵画を楽しめなくなりました。
” 生きる糧 ” となった経緯としては↓をご参照ください。
→ 自殺願望から脱したきっかけ。それは、絵を描き始めた事
絵描きとして最初の壁となります。
●悩むことは変化の兆し
好きで絵を描いていたのに心の中にぽっかり穴が開いたような、
満たされない心境になる場合が僕にはありました。
恐らく、絵を描く方の中には似たような心境になっている人も
いらっしゃるのかな? と思います。
先にお伝えすると、その悩みをまずは
” 受け入れてあげてください ”
悩むということは、何か理想とするものがあり
その理想と現状の自分との差が大きければ大きいほど
悩みも膨らみます。
理想とするものが潜在的にあるということは、
既に答えは存在していることだとも言えます。
悩みがなければ特に不満は感じないのかなと^^;
悩みがあるということは、求めているものがあるから
苦しくなります。
しかもその求めているものが何なのか?
具体的な正体が見えないからそりゃ辛いですよ。
その正体を明かす事ができれば理想とするものへ
歩むだけです!
なので、絵を描く事に対し何を描きたいのだろう?
など、悩みが出てきたらそれを遠ざけるのではなく
受け入れてあげてください。
悩みの多くは、その原因を解決しないと解決しません。
人間関係・仕事・健康、、、
悩みという傷口を触れるようなところをいつまでも放置していては、
傷口は治りません。
ただ、その悩みがどのような傷口なのか?
を見出すことで、治療方法が見えてきます^^
悩みとは、変化の兆しであるということです!!
●整理する
悩みがあるということは、理想とする何かがあるということ。
その何かがどのような正体なのか見えないから苦しくなるものかと
思います。
まずは、悩みを受け入れて整理していくと落ち着いてきますよ^^
少し例え話をすると、
お家の大掃除をするとします。
( これが悩みだとする )
ゴミの分別を行います。
( これが整理 )
燃えるゴミ・不燃ごみ・プラスチックゴミ
など、様々な悩みがあります。
一度にこれらのゴミを分別したり処理しようとすると大変です。
なので、今日は燃えるゴミのみ集める!
次の日は、燃えないゴミのみを集める!
大きなことを一度に処理しようとするのではなく小分け
していくと悩みがわかりやすくなりますよ^^
僕の場合、絵を描く事が楽しくなくなり描いても満たされない。
美術館やギャラリーで他の作品を観るとイライラしたりモヤモヤ
していました。
ここで僕が ” 整理 ” したのは、
なぜ他の作品を観るとこういう気持ちになるのだろう?
と、踏みとどまりました。
当時、自分には豊かな色彩があると、自信がありました。
( 今でもそれは変わりません )
ですがその自信だけでは満たされないものがある。
自分の作品には無くて、他の作品には有るもの・・・
悩みと向き合って出た答えは、
” 方向性 ”
でした。
当時は、描き方や何を表現したいのか?
といったことに対してこだわりがなく描いていましたが
他の作品には、その描き手が何を表現したいのか?
というものがありました。
自分にはそれがなかった。
これが当時の自分が悩みと向き合い導き出した答えです。
その答えが出た後、じゃあすぐにオリジナリティーを
出せるようになったのか?
と言うとそうでもありません。
ここで重要なのは、
現状と理想の差の ” 正体 ” を見出せたこと。
理想とするものがどのような正体なのかが明らかになれば
あとは、そこへ向かうだけです。
方向性という答えが出たら後は、それを実現する手段になります。
モチーフなのか描き方なのか?
それとも、もっと根本的(何を描きたいのか)なものなのか?
そこについては、別途お話していこうと思います^^
【 答えを出すために行ったこと 】
悩みの答えを出す事ができたわけですが、
思考を巡らせるだけだと頭がパンクしてしまうので
行動も起こしました。
他の絵描き手さんもやっていることですが、
それは、
人の作品を観る
ということです。
今までのお話の中で、
「 人の作品を観るとモヤモヤする 」
と、お伝えしました。
イヤな気持ちになるのに??
と突っ込みたくなりますが、
そんな心境でも人の作品を観なければ
答えは出なかったと思います。
特にモヤモヤしたのは、西洋絵画ですね。
昔の画家が描いた絵には、当時の背景も含まれているので
何か重いものを感じました。
ゴッホやドラクロワなど、時代を超えた作品を観れるというのは
とても重要ですね。
こんなの勝てるわけないじゃん、と何度思ったことか^^;
( 勝ち負けではないんですけどね )
様々な作品を観る事で自分の表現と何が異なるのか?
が徐々に見えてきます。
僕は、この誰からも与えられたわけではない
自分自身から現れた悩みに対し、向き合い答えを見つけました。
これは、絵を描くだけでなく生きていくうえで重要なポイントだと
思います。
悩みは、苦しいもの。
出来れば遠ざけたいものです。
ですが、この悩みから逃げずに向き合うことで
見えてくるものがあります。
それは、自分だけの財産になります。
悩みとは、変化の兆しだとそれ以来考えるようになりました。
だから、何か辛い事があっても
「 これは、変化の予兆なんだ 」
と、思考を切り替え歩み続けられるようになりました。
絵を描くということは、自身と向き合う。
自身と向き合うということは自身を知る。
それは、どのように思考して生きていくかに繋がります。
次回は、方向性をどのような形としたのか
お話していこうと思います^^
メールを頂けましたら細かい話もさせて頂きます^^
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では、今回はこのあたりで。
読んで頂きありがとうございます!!
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