2022-02-09

ギャラリーからの絵の展示会のお誘いは受けるべき?断るべき?

こんばんは、誘われると調子に乗りそうになる
油絵×心像画家の中西宇仁です^^

「 絵画の展示会をやりませんか!? 」

と、唐突にお誘いを受けて

受けるべきか!?

それとも

断るべきか!?

迷う方は多いです。

事情をしっかり確認せず思わず受けて
法外の出展料を支払ってしまった

なんて事もあり得ることです。

今回は、僕の体験と美術関係者の話から
展示のお誘いを受けた時の確認について
お話していこうと思います^^

【 お誘いを受けるタイミング 】

展示会のお誘いは、どのような形で来るのか?

大きくわけて、

Web上展示会場の2パターンに分かれるかと
思います。

●Web上でのオファー

InstagramやTwitterなど、SNSが当たり前に扱われている
情報処理社会。

作品や想いなどが発信しやすくなったことで
その作家がどのような人でどのような作品を生み出すのか
が確認しやすくなりました。

展示主催者がそれらの情報を見て作家に展示会のオファーを
出すわけです。

基本、投稿への返信ではなくメッセージを出して
直接作家さんへ知らせることがほとんどです。

僕は、InstagramとTwitterをやっておりますが
メッセージで企画のお誘いを受けています。

突然届くと驚くかもしれませんがすぐに返信
しなければいけないということではないので
ご安心を^^

メッセージの内容はどこも似たような形式です。

例えば、

①xx様         ・・・宛名
②〇〇代表の東京太郎です ・・・挨拶

③この度▽▽展覧会の企画を・・・内容

④xx様の作品を観て   ・・・感想
⑤会社情報        ・・・企業情報

のような形でしょうか。

SNSのメッセージに載せると言っても
見ず知らずの作家さんにお声をかけるので
一般常識に沿っての送り文ですね。

ここで注意して見るべき箇所は、
③の内容④の感想です。

③の内容は、もちろん展示会についての
内容です。

展示名やテーマ、何に向けての取り組みなのか
など展示会の趣旨がきちんと読み取れるかどうか
が重要です。

もちろん、メッセージ上だけで展示会の内容を読み取る
のは難しいので必要であれば企画書の提示を求めても
良いです。

主催側のそれを事業として取り組んでいるので
企画書はあって当然な物です。

( 無かったら無いでそれは怪しいです・・・ )

また、主催側から提示された内容で把握できない場合も
質問などを返しても良いです。

展開のスタイルは大きく2つに分かれており
出展料を主催側が持つか作家側が持つかです。

作家側が出展料を出す場合は自腹になるので
納得できるように確認したいところですね。

次に見る所は、④の感想です。

この感想とは、主催者側が作家さんの作品や
想いや考えなどを見て感じ取ったもの
です。

これは、主催側がその作家のことをきちんと
意識しているかどうかを見ます。

僕にもたまに来るのが

誰でも良い内容でメッセージを送っている

という所もあることです。

誰にでも当てはまるような送り文は、
作家を無視しています。

なので、作家さんの作品や想いなどを
きちんと吟味したうえで声をかけているか?

というのも重要な判断基準になります。

また、SNSだけでなくHPを持っていた場合も
有効です。

HPにお問合せフォームが設けられている場合は
そこからアクションが来ることもあります。

特にHP内でブログ記事を書いている場合は、
自動的に記事のタイトルが検索エンジンに
ヒットする為、認知度アップにも繋がります。

SNSの場合は、画像と投稿文がありますが
じっくり文章を書くにはちょっと心もとない
ところもありますがHPの場合は、
好きなだけ想いや意見を反映することが
できるので自分を知ってもらうには
良い手段ですよ^^

●展示会場

展示会のお誘いはWeb上だけの話ではありません。

むしろ、Web上でのやり取りはSNSの誕生からまだ
間もないです。

お声を頂くのは、展示会場でもあり得るのです。

展示会場に来るのは、絵画鑑賞を楽しまれる方や
作品の購入を検討している方など様々ですが

その中には、美術関係者の人も来ます。

そのような方も絵画イベントをサービスとして
扱っている人が多いのですが

展示会場へ赴き、気になった作品があれば
その作家さんへ接触し、自分たちの企画を
紹介するという流れが多いです。

個展なら在廊しよう!と気持ちが高まりますが
グループ展の場合は、ちょっと熱が下がりやすくなるもの。

ただ、グループ展でも同様に会場で声をかけられる事も
あります。

その時に是非用意してほしいのが

” 作家用の名刺 ”です。

名刺と聞くとビジネスの場で扱われるイメージが
強いですがアートの世界でも自分を知ってもらう
自分を売り込むというのは、大事
です。

また、用意しておくことでその人の本気度も
相手に伝わるのでこれからそういう人達と
繋がりを持ちたいのであれば是非用意する
ことをオススメします!!

作家用の名刺作りのポイントをまとめて
おりますので良ければご覧ください^^

→ 名刺作りのまとめ
  名刺作り1弾目 名刺作成で重要なポイント9選・その① キャッチコピーで好印象を与える!!

【 展示会オファーで気を付ける事 】

突然展示会しませんか?

と声がかかると作家としては気持ちが高ぶり
嬉しくなるのが性かと思います。

「 あなたの作品は素晴らしい!
  是非うちで展示を・・・!
 」
  

と、褒められたら気分は上々です。

ですが、ここではやる気持ちを落ち着かせましょう。

信頼できる主催元であれば良いのですが
全てのイベント企業がそうかと言うと
そうでもありません。

悪質な所ですと例えば、

海外出展のお誘いを引き受けた場合があるとします。

きちんと運営している所であれば現地まで作品を
送り展示などのイベントを取り行いますが

悪質な所だと作品を作家から受け取り
いかにも外国の展示会場で撮りましたよ~

という風に国内で撮影したものを報告書
や写真をセットにして作家に送る・・・

なんていう所もあるようです。

僕は実際に被害を受けたことはないのですが
上記は、そのような可能性もありますが
それが多いということではありません。

信用できるかどうかは国内・国外の
お誘い両方に言えることなので
まずはすぐに返事を出すのではなく
インターネットなどで調べてみると
良いでしょう。

もし、被害を受けている人がいたのなら
それ相応の情報がネット上に広がっているはず
なので。

また、きちんと展示運営をしていたとしても
気をつけるべきことがあります。

それは、出展料です。

国内・海外で展示をしていたとしても
その出展料が高額だと疑った方が良いかも
しれません。

価格とは、その対象をわかりやすく
価値つけるために評価したものだと
思います。

お寿司の大トロ1貫が500円だとすると
かっぱ巻きに500円は出さないですよね。

それと同じで企画の内容が3日間で30万
だとするとそれは・・・

ということになります^^;

お知り合いに作家さんや美術関係の人が
いる場合、判断に迷ったらそのような方々に
相談してみるのも1つの手です。

この手の話は、美術あるあるなので^^;

【 結局オファーは受ける?受けない? 】

結局のところ、オファーが来たらどうすれば良いの?

受けても良いの?受けない方が良いの?

と言う所ですが、

結論から言うと

” 企画内容が見合っており
  参加しても良い
 ”
  

と思うなら参加しても良いでしょう。

そもそもなぜ自分は展示会を望むのか?

そこが重要です。

人は行動するのに理由もなしには
行動しません。

何かしらの動機があるから行動します。

イベントも同じで動機があるから
参加したいと思うものかと思います。

僕も以前はよく展示会に参加をしていました。

自分の作品が他者からどう観られるのか?
自分の作品はどう影響を与えるのか?

等、自身の作品を通しての影響を確認する為に
参加していました。

今では、出展した場合のメリットと釣り合うか
どうかで判断しています。

あとは、私生活が危うくならない程度に^^;

( 過去に調子に乗りすぎて食費を切り詰めた
  こともあります。
  おかげで料理の腕は上がりました )

また、企画によっては選抜により賞を受賞する
ところもあるので腕試しや肩書を付けたい
場合も良いかと思います。

自分がその企画に参加したいと思えば
参加してみましょう!

と、決意する前にその主催元が信用に値するかも
同時に調べてみてくださいね!!

展示会のオファーを受けると大変うれしいものです。

気分に流されず、絵を描く者として自分が今後
どのように取り組んでいきたいのか?

それを見失わずに慎重に見ていけば良いのかなと
思います。

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では、今回はこのあたりで!
読んで頂きありがとうございます!!

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