ギャラリーからの絵の展示会のお誘いは受けるべき?断るべき?
こんばんは、誘われると調子に乗りそうになる
油絵×心像画家の中西宇仁です^^
「 絵画の展示会をやりませんか!? 」
と、唐突にお誘いを受けて
受けるべきか!?
それとも
断るべきか!?
迷う方は多いです。
事情をしっかり確認せず思わず受けて
法外の出展料を支払ってしまった
なんて事もあり得ることです。
今回は、僕の体験と美術関係者の話から
展示のお誘いを受けた時の確認について
お話していこうと思います^^
【 お誘いを受けるタイミング 】
展示会のお誘いは、どのような形で来るのか?
大きくわけて、
Web上と展示会場の2パターンに分かれるかと
思います。
●Web上でのオファー
InstagramやTwitterなど、SNSが当たり前に扱われている
情報処理社会。
作品や想いなどが発信しやすくなったことで
その作家がどのような人でどのような作品を生み出すのか
が確認しやすくなりました。
展示主催者がそれらの情報を見て作家に展示会のオファーを
出すわけです。
基本、投稿への返信ではなくメッセージを出して
直接作家さんへ知らせることがほとんどです。
僕は、InstagramとTwitterをやっておりますが
メッセージで企画のお誘いを受けています。
突然届くと驚くかもしれませんがすぐに返信
しなければいけないということではないので
ご安心を^^
メッセージの内容はどこも似たような形式です。
例えば、
①xx様 ・・・宛名
②〇〇代表の東京太郎です ・・・挨拶
③この度▽▽展覧会の企画を・・・内容
④xx様の作品を観て ・・・感想
⑤会社情報 ・・・企業情報
のような形でしょうか。
SNSのメッセージに載せると言っても
見ず知らずの作家さんにお声をかけるので
一般常識に沿っての送り文ですね。
ここで注意して見るべき箇所は、
③の内容と④の感想です。
③の内容は、もちろん展示会についての
内容です。
展示名やテーマ、何に向けての取り組みなのか
など展示会の趣旨がきちんと読み取れるかどうか
が重要です。
もちろん、メッセージ上だけで展示会の内容を読み取る
のは難しいので必要であれば企画書の提示を求めても
良いです。
主催側のそれを事業として取り組んでいるので
企画書はあって当然な物です。
( 無かったら無いでそれは怪しいです・・・ )
また、主催側から提示された内容で把握できない場合も
質問などを返しても良いです。
展開のスタイルは大きく2つに分かれており
出展料を主催側が持つか作家側が持つかです。
作家側が出展料を出す場合は自腹になるので
納得できるように確認したいところですね。
次に見る所は、④の感想です。
この感想とは、主催者側が作家さんの作品や
想いや考えなどを見て感じ取ったものです。
これは、主催側がその作家のことをきちんと
意識しているかどうかを見ます。
僕にもたまに来るのが
誰でも良い内容でメッセージを送っている
という所もあることです。
誰にでも当てはまるような送り文は、
作家を無視しています。
なので、作家さんの作品や想いなどを
きちんと吟味したうえで声をかけているか?
というのも重要な判断基準になります。
また、SNSだけでなくHPを持っていた場合も
有効です。
HPにお問合せフォームが設けられている場合は
そこからアクションが来ることもあります。
特にHP内でブログ記事を書いている場合は、
自動的に記事のタイトルが検索エンジンに
ヒットする為、認知度アップにも繋がります。
SNSの場合は、画像と投稿文がありますが
じっくり文章を書くにはちょっと心もとない
ところもありますがHPの場合は、
好きなだけ想いや意見を反映することが
できるので自分を知ってもらうには
良い手段ですよ^^
●展示会場
展示会のお誘いはWeb上だけの話ではありません。
むしろ、Web上でのやり取りはSNSの誕生からまだ
間もないです。
お声を頂くのは、展示会場でもあり得るのです。
展示会場に来るのは、絵画鑑賞を楽しまれる方や
作品の購入を検討している方など様々ですが
その中には、美術関係者の人も来ます。
そのような方も絵画イベントをサービスとして
扱っている人が多いのですが
展示会場へ赴き、気になった作品があれば
その作家さんへ接触し、自分たちの企画を
紹介するという流れが多いです。
個展なら在廊しよう!と気持ちが高まりますが
グループ展の場合は、ちょっと熱が下がりやすくなるもの。
ただ、グループ展でも同様に会場で声をかけられる事も
あります。
その時に是非用意してほしいのが
” 作家用の名刺 ”です。
名刺と聞くとビジネスの場で扱われるイメージが
強いですがアートの世界でも自分を知ってもらう
自分を売り込むというのは、大事です。
また、用意しておくことでその人の本気度も
相手に伝わるのでこれからそういう人達と
繋がりを持ちたいのであれば是非用意する
ことをオススメします!!
作家用の名刺作りのポイントをまとめて
おりますので良ければご覧ください^^
→ 名刺作りのまとめ
名刺作り1弾目 名刺作成で重要なポイント9選・その① キャッチコピーで好印象を与える!!
【 展示会オファーで気を付ける事 】
突然展示会しませんか?
と声がかかると作家としては気持ちが高ぶり
嬉しくなるのが性かと思います。
「 あなたの作品は素晴らしい!
是非うちで展示を・・・! 」
と、褒められたら気分は上々です。
ですが、ここではやる気持ちを落ち着かせましょう。
信頼できる主催元であれば良いのですが
全てのイベント企業がそうかと言うと
そうでもありません。
悪質な所ですと例えば、
海外出展のお誘いを引き受けた場合があるとします。
きちんと運営している所であれば現地まで作品を
送り展示などのイベントを取り行いますが
悪質な所だと作品を作家から受け取り
いかにも外国の展示会場で撮りましたよ~
という風に国内で撮影したものを報告書
や写真をセットにして作家に送る・・・
なんていう所もあるようです。
僕は実際に被害を受けたことはないのですが
上記は、そのような可能性もありますが
それが多いということではありません。
信用できるかどうかは国内・国外の
お誘い両方に言えることなので
まずはすぐに返事を出すのではなく
インターネットなどで調べてみると
良いでしょう。
もし、被害を受けている人がいたのなら
それ相応の情報がネット上に広がっているはず
なので。
また、きちんと展示運営をしていたとしても
気をつけるべきことがあります。
それは、出展料です。
国内・海外で展示をしていたとしても
その出展料が高額だと疑った方が良いかも
しれません。
価格とは、その対象をわかりやすく
価値つけるために評価したものだと
思います。
お寿司の大トロ1貫が500円だとすると
かっぱ巻きに500円は出さないですよね。
それと同じで企画の内容が3日間で30万
だとするとそれは・・・
ということになります^^;
お知り合いに作家さんや美術関係の人が
いる場合、判断に迷ったらそのような方々に
相談してみるのも1つの手です。
この手の話は、美術あるあるなので^^;
【 結局オファーは受ける?受けない? 】
結局のところ、オファーが来たらどうすれば良いの?
受けても良いの?受けない方が良いの?
と言う所ですが、
結論から言うと
” 企画内容が見合っており
参加しても良い ”
と思うなら参加しても良いでしょう。
そもそもなぜ自分は展示会を望むのか?
そこが重要です。
人は行動するのに理由もなしには
行動しません。
何かしらの動機があるから行動します。
イベントも同じで動機があるから
参加したいと思うものかと思います。
僕も以前はよく展示会に参加をしていました。
自分の作品が他者からどう観られるのか?
自分の作品はどう影響を与えるのか?
等、自身の作品を通しての影響を確認する為に
参加していました。
今では、出展した場合のメリットと釣り合うか
どうかで判断しています。
あとは、私生活が危うくならない程度に^^;
( 過去に調子に乗りすぎて食費を切り詰めた
こともあります。
おかげで料理の腕は上がりました )
また、企画によっては選抜により賞を受賞する
ところもあるので腕試しや肩書を付けたい
場合も良いかと思います。
自分がその企画に参加したいと思えば
参加してみましょう!
と、決意する前にその主催元が信用に値するかも
同時に調べてみてくださいね!!
展示会のオファーを受けると大変うれしいものです。
気分に流されず、絵を描く者として自分が今後
どのように取り組んでいきたいのか?
それを見失わずに慎重に見ていけば良いのかなと
思います。
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では、今回はこのあたりで!
読んで頂きありがとうございます!!
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