2022-02-06

絵を上達でやるべきこと!目的と手段について!!

こんにちは、油絵×心像画家の中西宇仁です^^

絵を描かれている方であれば誰しもが思うのが

絵をもっと上手く描きたい!

自分の画力を上達させたいというのは
当然思う所かと思います。

今回は、絵の上達に必要な要素として
考え方をお話していこうと思います^^

【 なぜ上達したいのか? 】

絵をもっと上手く描けるよう上達したい!

と思うのは描く方なら誰しもが思うところかと
思います。

その前に!

そもそもなぜ絵の上達を望むのか?

「えっ、そんなの当然じゃない」

と思うかもしれませんが、
実は画力を向上させる為に
必要な段階です。

では、なぜ必要なのか?
と言うとそれは、

” モチベーションを上げる ”

為です。

ここで目的と手段で分けて例え話を
してみますね。

これから健康的な身体を作ろうとします。

健全な身体を作る為には、
ダイエットや体幹トレーニングに
筋肉トレーニングに運動

食事から入る身体作りもあるでしょう。

では、ここでそもそもなぜ健康的な身体を
作ろうとするのか?

この項目では、そもそもなぜ絵の上達を
望むのか?

に当たります。

身体作りの場合は、例えば
綺麗な洋服を着たい、格好良くなりたい
丈夫な身体を作りたい

など、こうしたい!
と言う ” 目的 ” 

が先に来るのかなと思います。

目的と手段の話に当てはめると

手段→身体作り
目的→格好を良くしたい

に当たります。

では、絵の上達についてはどうでしょうか?

絵の上達で連想されるのは、
デッサン、筆などの画材の使い方、
技法などが該当します。

どれも自分の表現を具現化する為のものです。

身体作りの例と同じように当てはめた場合は
どうなるのか?

手段→デッサンや画材、技法など

といった手段に当てはまります。

では、目的は?というと

目的→絵の上達

これは、近からず遠からずです。

どういうことかと言うと、

「絵の上達」 だけでは曖昧だからです。

何が曖昧なのかと言うと、

具体的にどのように上達したいのか?

という所がまだ見えてきません。

実は、これは僕も過去に経験しているのですが

絵を描き始めた最初の頃も同じように
絵を上手くなりたいと思っておりました。

綺麗な線や色を出せるようになりたいと
求めておりましたが思うように上達しません
でした。

なぜ思うように上達しなかったのかと言うと

” こういう絵を描けるようになりたい ”

という理想とする表現の到達地点を設定して
いなかったからです。

到達地点がなかったのでとりあえず描いてみる
というように何処へ進めばよいかわからなかった
わけですね。

自分がどういう表現をしたいのか!?

そこを意識することによって自分の
表現の方向性が見えてきました。

方向性については別途ありますので
よろしければご覧ください
絵の上達を望むなら方向性や世界観を見つけよう!!

僕の場合は、他の作家には出せないような表現を
したいという欲求があったので従来の表現方法
ではなく絵を通じて何を表現したいのか?

に意識を向けました。

その甲斐もあり今では自分の理想に
近い表現ができるようになってきましたし
これからも変化していくと思います。

では、それを踏まえ手段と目的に
当てはめた場合どうなるかと言うと

手段→デッサンや技法など

目的→xxのような表現をしたい

このxxのような表現をしたいという
到達地点を設定することで絵の上達も
その方向へ歩めば良いわけです。

ヤン・ファン・エイクのように
精密な表現をしたいのか
クロード・モネのように印象的な
描き方をしたいのか

自分が表現したい理想形
を先に見つけておくとでそれに
必要な技法や画材を選ぶことができます。

デッサンをする上でもどのように描きたいのか?

理想とする技術を背景に置く事で描き方も変わってきます。

そもそも絵の上達をなぜ求めるのか?

考えてみてはいかがでしょうか^^

【 どのジャンルで上達したいのか 】

どのように上達をしたいのかが見えてきたら
次は、それを実現できる方法ですね。

絵画と言っても油絵、アクリル画、水彩画に
日本画などアナログの分野から
ソフトを使ったデジタル分野まで多岐にわたります。

淡い感じで描きたければ水彩絵の具
材質を気にせず描き進めたければアクリル絵の具

デジタルソフトもアナログ画材のような表現が
できるようになってきています。

僕の場合は、色の微調整が行いやすい油絵の具
です。

油絵の具と聞くとこってりした質感が特徴的ですが
透明感のある色彩も絵の具に持ち合わせており
オイルと混ぜることで色彩がまた変わります。

ゴッホのようにインパクトある絵も描ければ
フェルメールのように緻密な描き方を実現する
こともできます。

その為にはデッサン力だけでなく画材の性質を
知る必要もあります。

画材の性質をきちんと理解することで適切に
使用することができ、作品をより良く保存する
事にも繋がります。

画材の性質を知ることも大事ですが
その前に大事なのは、その画材が好きなのか
どうかです。

嫌々その画材を扱うとなると続けるのに
ストレスにもなります。

好きな画材であればモチベーションも上がる
のでより上達することができます^^

また、メインで使用している画材だけでなく
普段使わない画材で描くのもお勧めです。

油絵やアクリル、水彩画などは
それぞれ絵の具の特徴を持っています。

その為、観慣れない画材を使用することで
刺激にもなり表現するうえでヒントにも
なります。

僕も筆休みとして、散歩がてら水彩画や
ペイントマーカーを持って外でお絵描き
する事があります。

その画材でしか表現できないものに
触れるのも面白いですよ^^

【 上達するには他の作品を観る 】

では、実際にどのような表現を求めたいのか?

なんとなく想像はできるけど明確な形がわからない

そう思うこともあるかと思います。

つまり、判断材料ですね。

実際にその画材でどのような表現ができるのかを
知らなければ目的地も見つけずらいです。

そのような時は、他の作品を観る事です。

僕の場合は、油絵の具を主に使用しているので
油絵作品を美術館やギャラリーで見ます。

個人的にオススメなのは美術館ですね。

美術館は、16世紀ルネサンス時代の作品など
画材の中でも古い歴史を持つ油絵作品を多く
展示しているので様々な画風を観ることができます。

今でこそインターネットで作品を観ることもできますが
細かい絵の具の重ね方などは画像だけで観るには限界が
あるので実物でみることをオススメします。

また、美術館の場合は公募展といって美術協会が主催
している展示会もあるので古風な作品だけでなく
現代アートを観ることもできます。

要は様々な絵画を1カ所で観ることができるので
作品同士の比較がしやすくなるというわけです^^

そして、それは画材がどこまで表現できるのかの
確認
をすることもできるので自分が表現したい
判断材料
になり得るということになります!

絵の上達といっても自分がどのように
上手くなりたいのか?

そして、それは単純にデッサン力なのか
それとも理想とする形があるのか

技量はあくまで目的ではなく手段です。

手段にだけこだわってしまうと
目的である到達地点がわからず
空回りになります。

これは絵の話に限らず仕事でも
私生活でもどうように言えます。

自分がどうなりたいのか?

そこを先に見つけることで
モチベーションアップに繋がり
それだけ上達も早くなります^^

では、今回はこのあたりで
読んで頂きありがとうございます!!

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA