2021-09-04

アート活動必須!名刺作成に重要なポイント9選・その① キャッチコピーで好印象を与える!!

こんにちは、いきなり本題に入る前にちょっと一息つきたい油絵心像画家の中西宇仁です!

絵を描き始められている方の中には、”自分をアピールしたい”と思う人もいらっしゃるかと思います。
今回は、その方法の1つである”名刺”をつくるうえで必要な”キャッチコピー”についてお伝えしていこうと思います!!

名刺もただ作って渡すだけでは受け取り側からしたら印象が残らない場合があります。
興味を湧かせられるような名刺を作ることでその人の心の中で貴方の存在が生き続けられるよういくつかの項目に分けてお伝えしますね。

★必要な項目
・キャッチコピー・・・今回はこちらを取り上げます!

以降は、別途記事でご紹介。
・ロゴ
・雑談の中に作家としての意見を入れる
・連絡先・
・個人ページ
・作品写真
・フォント
・サイズ
・紙質
・名刺の作り方



★こういうお悩みを持っている方にオススメ
・名刺作りに必要な項目は何だろう?
・一般的に使われているからイメージはあるけど具体的にどのような言い回しが良いのかわからない
・小さな名刺にどうやってアピールを入れ込めば良いの?
・自分には、名刺に起こす程の自信がない・・・

【なぜ名刺が必要?】

絵画作家として活動する時にあると良いものが名刺です。

初めてお会いした方に自己紹介するうえでも覚え認識して頂くうえで名刺は相手の手元に残ります。



僕の場合、油絵を描き始めて最初の頃は特に用意しようという気持ちはありませんでした。

が、個展や展示会を行う際に自分の事を知って頂けたらと感じ作りました。

他の展示会が開催されている時にギャラリーへ行くと作家さんが居る事があるのでお話をしていくうちに互いの紹介を含め名刺交換が必然的に発生します。


展示中、在廊が難しい場合は会場に置いておくことで貰ってくれる事もあります。

受け取って頂いた方に自分がどのような人なのかを知っていただく機会になりますので大事に考えていくことが大切です^^

【名刺に乗せる項目(キャッチコピー)】

小さな用紙に作家としての自分をアピールすることになりますが何を載せれば良いのか迷うところです。

そのうちの1つである”キャッチコピー”についてお伝えします!!

●キャッチコピー

キャッチコピー(またはキャッチフレーズ)とは、「商品や作品の広告など何かしらの告知や宣伝に用いられる」

▼自分が何者なのかを伝える

この作家さんは、どういう活動をしているのか?、を短いキーワードで印象を与える重要な部分です。


キャッチコピーは、あらゆる業界で自然と使われている手段です。
例えばCMでよく見かけるキューピー株式会社のキャッチコピーは、

「愛は食卓にある」、です。

日産自動車なら「ぶっちぎれ、技術の日産」



など、各企業の方向性や技術を短いワードに凝縮してアピールをしております。

普段、CMで聞き流している宣伝でも耳に入ると自然とイメージが湧くほどキャッチコピーは、重要な項目です。


そのキャッチコピーを名刺に取り入れるわけです。
では、我々絵描きはどのように例えられるか?を少しいじってみましょう^^




画家として活動している場合なら例えば、「油絵画家」と見せるとわかりやすいです。
アクリル画を使っているのであれば「アクリル画家」となりますね。


また、作品の方向性が定まっているのであればその要素も取り入れると良いです。

僕の場合、心像画家として活動をしているので表記するとしたら「油絵 心像画家 中西宇仁」となります。

見た印象からその人の”本気度”を伝える事ができます^^



この短いワードでこの作家は、どのような作品・活動をしているのか?を印象付けることになります。

まさに作家の特徴を凝縮したキャッチコピーとなるわけです。

「いや~、自分はそこまで本格的な活動は考えていない」という方もいらっしゃると思います。
その場合、どのようなメッセージを付ければ良いのか?は、↓へ進みます^^

▼アピールできるようなキャッチコピーがない場合

「**画家」のようにしっかりしたものがない、という事もあるかと思いますが心配ありません!

上記でお伝えした通り、企業の場合特徴や象徴的なものを短いワードに凝縮して表記しております。

”象徴的”なものは、必ずしも企業や職業だけに当てはまるものではありません。
個人に対しても象徴的なものはあります。



では、絵を描く人に当てはめた場合の象徴的なものとは何なのか?



それは・・・”作品の世界観”です。


世界観とは、描き手が”どのような表現をしたいのか”、という方向性です。



僕の場合は、花言葉の意味や人の想いなど自分の歩みと繋げリアリティーある形ではなく込められた想いを表現しております。
抽象画のようにまったく形がないわけでもなく具象画のようにリアルにある物質を残した抽象的な表現でもありません。

対象物を見た時に湧き上がる感動をメインに関係している素材を型として表しています。

僕の絵を観てくれた方が共通しておっしゃってくれるのが「中西さんの絵には、大きなエネルギーを感じる」とよく感想を頂きます。
絵を買って頂いた方の中には、職場のデスクに飾ってくれており”パワーが得られると感じたから”とおっしゃってくれました。


本質を掘り下げた表現を心掛けておりそれが世界観として作品に反映されます。
それを集約して「心像」としております。


この世界観は、別に職業の画家でなくても生み出すことができます。
趣味の範囲でも深める事はできます。


では、その画家を抜いた場合、どのようなキャッチコピーになるのか?


画家を抜いて絵描きとして主張すると、「心像アーティスト 中西宇仁」 のように見せる事ができます。
使用する画材を取り入れると「油絵・心像アーティスト 中西宇仁」となりますね。



現代でいうアーティストとは、音楽関連の方達を示しておりますが元々のアーティストとは「画家」を示す言葉です。
なのでアーティストと名乗る事自体は問題ありません!



アーティストでなくとも、「作家」という表現も良いですね。
「心像作家 中西宇仁」のようになります。

描き手で言う象徴的な要素とは、世界観の特徴を示すということです♪

▼肩書きではなく「ユニークさ」でアピール

「アーティストと名乗るほどでもなぁ・・・」と画家やアーティストを名乗るのにハードルが高いと感じられる方もいらっしゃると思います。
それでも何か主張したい!、そのような場合は、



“ユニークさ”

を取り入れると面白味が増します^^

ここで過去に作った名刺を例として挙げます。

過去、作成した名刺

この名刺のキャッチコピーを見てどのような印象を持ちましたでしょうか。

今まで名刺を渡してきた中で反応が多かったのが「絵描きとお酒が好きな中西さんなんですね」と話のきっかけとなったことです。

キャンプが好きなら「キャンプをしながら絵を描く〇〇」
旅行が好きなら「旅先の思い出を表現する〇〇」
擬人化系なら「XXと人を融合したフュージョン画を描く〇〇」

など、自身の”エピソード要素”をワードにしたキャッチコピーも有効です^^

このエピソード要素を複合することで話のきっかけへ繋がるのですが
実はこの話のきっかけというのが重要です。

▼名刺交換時の話のきっかけ

例えば

名刺交換を行う際、いきなり作品の話題に入ると人によっては押しつけがましく感じてしまうことがあります。
なぜなら絵を描く人は、基本”自分の作品が一番”だから!



伝える側は、自分の世界観や作品、活動を相手に伝えたいがために一生懸命になります。
その気持ちは、とても良いことです。

が、受け取り側としてはその人の”熱にまだ触れていない状態“です
いきなり人から熱いものを渡されたら「アッツィ!!」と驚いてしまいます^^;


まずは、全面に伝えたい気持ちを寝かしつつ”相手との距離感を掴む事”が重要です。


身近な例として、仕事で例えてみましょう。
お茶でも飲みながら見てください^^



私、中西はとある会社で働いているとします。
この日ははじめて会うお客さんと打ち合わせがあります。
中西1名・新規のお客さん1名の構成です。

Aパターン・Bパターンで分けてシュミレーションしてみようと思います。、

========================================
★Aパターン
お客:「はじめまして、xxと申します」 
中西:「はじめまして、中西です」

中西:「では、さっそく〇〇について打ち合わせを・・・」
お客:「あ、はい・・・(いきなりなだな)



★Bパターン
お客:「はじめまして、xxと申します」 
中西:「はじめまして、中西です」

中西:「最近暑くなってきましたね、ここまで迷いませんでした?」
お客:「いや~まったくですよ、初めての場所なので少し迷いました(笑)」

中西:「それはお疲れになったでしょう!、冷たいお茶でもどうぞ。ビールではありませんが(笑)」
お客:「ありがとうございます!いただきます!!、中西さんはお酒飲むんですか?

中西:「はい、特に日本酒が好きです^^ お客さんもいける口ですか?
お客:「私も好きで普段は焼酎が多いですね、自分でおつまみを作ることもありますよ^^」
中西:「そしたらこの後、仕事終わりにでも今度飲みにいきましょうよ!
お客:「良いですね、いきましょう!。ではそれに向けて本題に入りますか^^

========================================

AとBパターンを見てどちらに対し親近感を抱きますか?



Aのパターンから見ていきましょう。
仕事の打ち合わせを目的としており対面早々にその目的を果たしており一見スムーズかと思います。

が、中西から見て初めてお会いするお客さんの人物像は掴めているでしょうか
恐らくその人の姿と仕事内容しかイメージがつかめておりません。



Bのパターンはいかがでしょう?
仕事の話に入る前に”雑談”をしていますね。


最終的に中西から見てお客さんに対する印象は、お酒が好きで話しもはずみ親近感を抱きはじめています。
お客さんから見ても中西がどのような人物なのか多少なりとも実感を得ていると思います。


初見であるがお互いを”目的以外で認識”することでミーティングという目的に対し緊張感を和らげ入る事ができます。

緊張感が和らぐことで思考と気持ちがほぐれ”自然と相手に対し興味を抱く流れが発生します”

▼名刺交換は、人柄を知る

名刺交換とは、ただ記載された情報を受け渡すのではなく”互いの人柄を感じる機会”の場でもあるということです。



道端でよく見かけるティッシュ配りがわかりやすいかと思います。

「お願いしま~す」と目の前でティッシュを受け取った後、そのティッシュに付属している広告に目を通しますか?


僕の場合は、目を通さずそのまましまいこみます。
なぜならその広告に”興味がないから”


では、ティッシュ配りの人が知人や友人ならどうでしょうか?

恐らくその場で立ち止まりそのティッシュ配りの知人/友人と話をするかと思います。
たわいのない”雑談”を交え、そのティッシュ配りの知人/友人から「今、こういう仕事についてPRしているんだ」と話が進むと思います。

ティッシュを受け取った僕は、「どれどれ」と広告を見ると思います。
そこからティッシュ配りの知人・友人に対し何をやっているのか?、と興味を抱き話が進んでいきます。


ここでお伝えしたいのは、ティッシュに付属している広告に最初から興味があるわけではなく”配る人の人柄から配布物の中身に興味を持つ”

という事です。


絵描きの話に戻すと名刺交換の前にお互いの”人柄を感じる”事で相手に対し”興味を抱く”事になります。

そうなるともっとその人の事をもっと知りたいと思い受け取った名刺に対してもただの社交辞令ではなく”意味のある名刺(情)”となるわけです。



僕も今まで展示会で様々な作家さんとお会いしましたがいきなり名刺交換はしません。
今までお伝えした流れに沿っていくと”相手から自然と名刺交換しませんか?”とおっしゃって頂けるようになりました。

僕の場合、自分と接してくれただけで嬉しく思うのであくまで”相手を尊重する”という気持ちが大事です。


「それじゃあ、作品の話はしてはいけないの?」と思われるかもしれませんがその場合
”事前に作品を拝見する・して頂く”必要があります。

事前にその人に関するもの、例えば作品ですね。それを観ておく事で対面した場合の雰囲気も実か変わってきます。
どのような流れや雰囲気が発生するかは状況により多岐に渡るので気になる方は、お問合せくださいませ
僕の経験を含めご相談に乗らせて頂きます^^

また、雑談と一言で言っても絵と全く関係ない話をしているだけでは”作家としての自分”を伝える事が難しいので
話の節々に作家としての”価値観”を雑談の中に混ぜていくと会話がもっと楽しくプラスになる内容に様変わりします^^

名刺作りの為の雑談については別途、記事でご紹介したく存じます!

【まとめ】

展示会、美術関係者等のやり取りで名刺交換は頻繁に行われており相互認識の手段である。

ただ名刺を作ればよいということではなく受け取ってくれた方の中に印象をつける必要がある。
その為に必要な要素の1つが”キャッチコピー”


キャッチコピーとは、企業や商品などをCM等でPRする時に用いられるワードである。
(対象の特徴や象徴的要素を含む)


特徴性・象徴的要素は描き手にも該当する。
キャッチコピーにしやすい要素として、「画家・アーティスト・エピソード」が該当する。

画家の場合職業、もしくはこれから目指そうと方向性が定まっている場合は自信を持って名乗ろう!!
「油絵 〇〇画家 東京太郎」
のように「使用画材 絵画ジャンル 氏名」

趣味としてアート活動をされている場合は、「〇〇アーティスト 氏名」のように自身が表現している”世界観”象徴して表記すると分かりやすい。

自分の世界観が見えておらずアピールポイントが浮かばない場合は、自身のエピソードを取り入れる事で”ユニークさ”を印象付けることができる。
「絵描きとお酒が好きな 氏名」、「旅を通じて絵を描く 氏名」、「痛風という痛みを背負う 氏名」など


名刺交換は、ただ行うだけでは効果は薄い。
名刺交換の目的は、自分を知って頂くことである。それは相手にも同じことが言えます(相手も自分を知ってもらいたいと思っている)。

いきなり本題に入るのではなく相互理解を深める為に絵に関する自分の意見を伝えまた、相手からも聞く
雑談を通し人柄に触れていくとお互い幸せになります^^

”自分はこのような人間ですよ、もしもし貴方は誰ですか?”と純粋に知っていくことが人としても大切なことです。

(雑談の内容については、作家としての価値観を混ぜ込むと面白くなるので別途お伝えしていこうと思います)



名刺は、仕事やプライベートなど日々生活する中で人と人とが当たり前のようにコミュニケーションとして使われている手段です。
当たり前がゆえにその渦に埋もれていくこともしかり。


自分のことを伝えたい一心で熱が入り相手を置いてけぼりにしてしまうというケースもあります。
アートの世界では、上も下もなく一人一人がユニークな存在であるべきだと僕は考えております。

そのユニークな存在の方と対面できるわけなので純粋に相手の世界観にも触れていくと新たな発見が芽生える事が多いです。

互いが良い気持ちで関わっていく方が悪い事は滅多に起きないと思います!

自分と相手とは必ずしも同じ熱を帯びていない、という事を意識していくと落ち着いて自己主張ができるので参考になれば幸いです♪

名刺作りについて、いくつかの記事で分けてお伝えしていこうと思いますので
今後ともよろしくお願い致します!

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