2022-03-08

抽象画のモチーフや色を決めるポイントについて解説します!!

こんにちは、油絵×心像画家の中西宇仁です^^

今回は、抽象画を描くにあたり
モチーフや色をどのように決めれば良い
のか
についてお話していこうと思います。

抽象画は現代アートとしても注目を受けて
おりデッサン性を必要としない事からも
描きやすさとして人気があるジャンルです。

ただ、無形な表現故にどのように
テーマを決め描いてゆけばよいのか
迷う人もいます。

少しでも参考になれば幸いです^^

【 抽象画とは? 】

抽象画を一言で表すと
” 形として残っている対象をそのまま描き写すことのない ”

と、定義された絵画を指します。

ここで言う形とは、
人物・静物・人工的なものなど
具体的な形とされている存在を示します。

何か物を見たり聴いたりした時に、はっきりしている形
は見えないけど感じるということは
” 何かがある ”

といえます。

該当する場面で例えると作曲家ショパンのピアノ演奏曲を聴いているとします。
軽やかで流れるような音色は、風に乗せて運んでくる
ポーランドの風景を思い浮かべる・・・
豊かな自然と煌めく河が聴く人を癒してくれる。

洋楽を聴いている時に歌詞を意識しますか?

僕の場合ですが歌詞より音楽の音色やリズムが
自分の感覚が先行します。

あ、歌詞を意識するのがダメというわけではありません^^;

正直何を言っているのかわからないけどなんとなく
「 良いなぁ 」 と思う時はありませんか?

夕暮れ、まだお日様は完全に沈んではいなけど、
どこか寂しさを感じることはありませんか?

何か対象となるものを
” 見て・聴く ” 

事で言葉ではなかなか言い表せない感情が湧き出るもの

その湧き出るものの形は、はっきりとは見えませんが
” 確かに存在する何か ”です。

そんな心が写しだす存在を表現する、それが抽象画なのかなぁ~
と僕は思います。

だからといってこれが答えだ!定義だ!というわけではありません。

数学や化学は、数式があり明確な答えがあります。
人間の場合は、絶対的な答えはありません。
だからこそ生きていくことで自分なりの式を作り答えを導き出し
また新たな答えを見つけていく事ができる。

抽象的表現とは、そんな生き様をキャンバスに乗せる事ができる手段ではないのかなと思います^^

【 モチーフや色を決める 】

抽象画は、人が感じ取ったものを無形で表すことができる
とお話しました。

では、実際にどのようなモチーフや色を
決めていけば良いのか?

と言う所ですが、

まず先に決めたいのは、モチーフですね。

1つ例を出すとしたら
喜怒哀楽が挙げられます。

喜び、怒り、哀しみ、楽しいなど
人の感情を言い表した言葉ですね。

この言葉の中で喜びについて描こうと
します。

これでモチーフは、「 喜び 」と決まりました。

では、次に色ですね。

モチーフに対し、どのような色を使えば
喜びを表現できるかを具体化していきます。

僕の場合喜びは、楽しさと似ている所がある
と思うので明るい色が連想されますね。

明るい色だと黄色、オレンジや赤に白など
がありますね。

色を決めると言っても描き始めたら気持ちも
入っていくので自然と使う色は変わってくるので
色の方向性を決めておきます。

抽象画は、他のジャンルと異なり
目の前に存在するものを描き写すものではなく
感じ取ったものを表現します。

その為、日頃から感動したことをメモなどに
残しておくとモチーフを取りまとめる事が
できるのと日々の生活の中で意識が感動を
読み取る方へ向かうので感受性を養う意味
でも記録していくと良いでしょう^^

色の決め方も細かく決める必要はないですが
暖かいものはオレンジ色だな~
冷たい物は青色だな~

のように想像を巡らせていくと
描きやすくなりますね。

【 抽象画の描き方 】

技法については、こちらでご紹介しております。
抽象画とは!?見方や描き方の種類をわかりやすく解説 ♪

上記の記事でお伝えしておりますが
抽象画は形を持たない表現です。

その為、高いデッサン力は必要なく
自由気ままに描くことができます。

絵の具を液体化して垂らしたり
絵の具を引き延ばすなど動きのある
描写が特徴ですね。

あとは、道具を使わなくても筆で
勢いをつけて描いたり手に直接
絵の具をつけて描くこともできます。

自由と言ってもそれ故に
どう描けば良いかがわからない事も
あるかと思います。

そんな時は、モチーフ(感情)を
意識してとりあえず手を動かして
みてください。

そうすると徐々に身体が慣れて
モチーフに対しても意識が深く
なるので自然と手が動いてくる
かと思います。

特に様々な色を使うことで気持ちも
解放されてくるのでとにかく手を
動かして描くと良いでしょう!!

抽象画を描く時は、モチーフと色を
自分なりにイメージしておくと描きやすいですね。

そして、それは合っている合っていないという
話ではなく自分でそう感じた、というのが
大切です。

自分の気持ちを素直に聞いていきましょう^^

では、今回はこのあたりで!
読んで頂きありがとうございます!!

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