絵の練習に模写が効果的な理由とは?初心者でも上達するコツを解説
ご訪問ありがとうございます。
油絵心象画家の中西宇仁です。
今回は、模写で身に付く事をお話していこうと思います。
模写とは、既に存在する物を見本とし忠実に再現して描く絵の練習方法の1つです。
見たものを真似るのではなく、上手な人の考えや技術、新たなタッチを疑似的になぞっていきます。
刺激や課題解決など新たな発見になりそれは自身の可能性を広げるキッカケになります!
【 模写をすると絵が上達する理由 】
模写は、疑似的に絵が完成するまでの過程をなぞっていけます。
自分以外の描き方に触れる事が出来るのでそれまで知らなかった部分に触れる事にもなります。
●比率に触れる
既存の絵や写真を模写していくと画面上のバランスを確認できます。
広い面積と狭い面積の比率、置かれているモチーフの細かい部分での描き込みに触れると、どのように描き込んでいけば良いのかがわかってきます。
僕も模写を始めた時は、人が最初でしたが目や鼻などパーツ同士の距離や縦横の比率を意識出来るようになりました。
自分の想像だけならいくらでも好きに描けますが既に決まっている領域を描く事で細かい部分でのバランスが意識できるようになります。
●形に触れる
絵が上手くかけない原因の1つが姿形が描きだせないという事はありませんか?
模写の場合は、この形状をなぞっていけるのでどのように描き進めればよいのか感覚を得られます。
人の顔なら斜めから見た時の奥にある目と手前の目の描き方など真正面ではなく奥行きのある描き方をなぞれます。
ペンの動かし方を疑似的に体感できるようになります。
●色に触れる
既存の絵画を模写する時は、色の置き方を学ぶ事もできます。
背景と前面に来るモチーフとの間でどのような色を使い分けられているのか?、どのように色を重ねているのか?、1つの分析対象として色の扱い方に触れる事でなぜこの組み合わせなのかと、配色への理解が深まります。
色は、人の感性を刺激するのでなぜこの色を選んだのだろうか?と作者の意図に触れるのも面白いですね。
色の効果については、こちらでご紹介しているので気になる方はご覧ください^^
模写は、そのまま描き移すわけではありません。
構造に触れなぜその配置なのか?、なぜこの色の組み合わせなのか?など対象の仕組みや意図に触れられます。
それは、自分の絵のレベルを1ランクアップさせるヒントにもなるので意識して描いていくと良いですね^^
【 自分では思いつかない表現を学べる 】
模写は、ただのマネではなく普段とは異なる描き方を疑似的に体感できます。
構図、色使い、筆使い、モチーフや空間の置き方などを写真や既存の作品から学べます。
その中で課題や自分にはない描き方に触れる事で新たな発見や問題解決に繋がります。
また、模写は苦手分野を克服する手段としても有効です。
苦手なモチーフがあればそこだけを集中して練習していけば勝手がわかってきます。
僕も昔は、人を描くのが苦手だったので彫刻や人の写真を模写して髪の毛の質感や顔の奥行きなど描けるようになりました。
想像ではなく見たものを観察して描き取るというのは、画力向上には必須ですね。
模写をしていくと表現力の強化もそうですが何より描く自信がつきます。
それまで描けなかったモチーフや色使いが出来るようになるとそれだけレベルアップしたという事です。
描写力、画材の知識など総合したスキルアップになるので模写は絵描きの基盤を底上げしてくれます。

【 模写をするときのコツ 】
写真や絵を見ながら描き移していくわけですがうまく描き取るのは難しいですよね。
見て理解はしているけど実際に手を動かすと形が歪んだりパーツ同士がズレてしまう
僕も以前は、人や動物を描く時にズレてしまい何度も描き直していましたが適切に描きだす為の方法があります。
まずは、全体から見ていきましょう。
モチーフは、画面上の中で何割を占めているのか比率を捉えてみましょう。
例えば人の顔ならいきなり目や口など細かいパーツから集中すると全体像が置いてけぼりになり画面上に収められなくなります。
まずは、大まかな全体像の面積を捉え、そこから描く部位を描いていくと徐々にバランスを絞り込めます。
初手から緻密に描き込むのではなく大きな枠を描いていきそこから細かく描いていく流れです。
この時、キャンバスに近づけるのではなく少し距離を離して全体が配置されているのかを確認しながら描き進めるのがポイントです。
流れとして、①全体像を大まかな線で置く→②画面上のバランスを確認→③良ければ各部位を描き込んでいく。
全体の配置バランスさえ先に捉えてしまえば後は詳細に描いていくだけです。


【 模写するときに気を付けたいこと 】
模写する時に気を付けると良い事が、完璧を目指しすぎない事です。
模写は、既に完成されている参照元があるわけですが描きだす時に「参考元と模写した絵は違うな・・・」と捉えてしまうと上手く描けなかったと気持ちが下がります。
先ほど模写で得られる事で新たな発見というお話をしました。
色使いや描写、自分には無い表現に触れる、自分の課題を克服するなど得られるものがあります。
なので、上手く描けなかったではなく「〇〇を得られた!、〇〇が良くなってきた!」と得られた事を意識してみましょう。
そうしないとせっかく今までの自分よりレベルアップしている部分を見落としてしまうので、それでは模写の意味もなくなってしまいます。
気になる所が出てきたらそれは、今後の課題として置いておけば更なる改善の糧になります。
上手く模写出来なかった事を悲観するのではなく得られた事、残った課題を振り返る事が大切です。
【 よくある質問 】
●模写は初心者でも意味がありますか?
模写する事を目的にするのではなく模写で何を身につけたいのかが重要です。
他に描きたいものが思いつかない時は、お試しで描くのもアリです!
●毎日やるべきですか?
ただ義務的に描くのではなくご自身が何を克服したいのか?どのような描き方を実現したいのか?など目標を持つ事が大事です。
機械的に何となく描いても苦労だけになる場合があります。
●好きな漫画やイラストを模写してもいいですか?
模写する分には良いですがそれを販売したりオリジナルは自分が描きましたなど著作権に触れない程度で楽しむと良いですね。
●模写だけで上手になりますか?
再現力という所では上達はします。
ただ、自分の独自性ある絵を描けるようになるかどうかは模写するだけでは足りません。
模写は自分が理想とする絵をより描きだす為に必要な過程の1つとして捉えておくと良いでしょう。
模写は、絵の練習の中でも写実性や色の乗せ方、構図や世界観の出し方など既存の作品や写真からつまめる上達方法です。
ただ描きだすだけではなく自分はどのような描き方を実現したいのか?など、方向性を定めたうえで練習は活かされます。
模写を通して何を得たいのかを是非考えてみてください!
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最後までお読みくださりありがとうございます^^
少しでも絵のお悩み解決に繋がりますように♪













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