絵画作品を展示する方法とは?展示会の種類7選!!
こんにちは^^
中西宇仁です。
絵を描き始めて作品をいくつか生み出していくと自分で描いた絵を見てもらいたい!展示してみたい!!
と気持ちが揺れ動く方もいらっしゃるのではないでしょうか!?
「公開したいけどこんな絵を展示して良いのかな・・・」と展示会に対して”ハードルを高く”して
イメージされている方も少なくないと思います。
という事で今回は、展示会の種類と注意点をお伝えしますね^^
★このような事でお悩みの方にオススメ
・絵を展示するには、何から調べれば良いの?
・費用はどれくらいかかるの?
・準備には何が必要なの?
・一人だと不安、誰かと一緒にできないのかな?
・車を持っていないのでどうやって運べば良いの?
・自分の絵を展示なんかしても良いのかな・・・
目次
【紹介する前に・・・】
冒頭で展示会に対してハードルを高くしてイメージしている、と触れましたが
まず、「周りの目など気にせずやりたかったらやっちゃえ!!」
と、この記事に興味を持たれた方にお言葉を送らせて頂きます。
恐らく展示を前に一番気にされている事(展示することに対し怖い事)とは、
”絵を展示する人は上手い人ばかり・・・
下手くそな自分の絵を誰が見てくれるのだろうか・・・
そんな絵を出して良いのかな・・・
”
僕も絵を描き始めて展示したい気持ちはあっても周りの作品と自分の作品を”比較”してしまい腰が重かった
時期がありました・・・
他の人は絵を展示するくらいだから「上手な絵(人に見せても恥ずかしくない絵)」を描いているんだろうな〜
それに対し自分の絵は”恥ずかしい絵”になってしまわないかな〜と考えれば考える程気持ちが沈んでいきました。
そこで僕が考えたのは、自分の絵(タッチや世界観)を気兼ねなく飾れる展示会はないものか!?
ガチガチな感じではなく求められるテーマが自由な条件はないものか!?
”怖い思い”をしない為に展示会のスタイルを調べました。
調べて実施してわかった事、発見した事などを”実体験”含めお伝えしていきます!!
【展示会の種類】
展示と一言で言っても様々なタイプがあります。
絵画を展示するうえでの展示会の種類をご紹介します。
・グループ展(主催企画)
・グループ展(参加者主体)貸しギャラリー
・教室展
・公募展
・イベント類
・個展
・WEB展
●グループ展(主催企画)
そもそも「グループ展」とは、「複数人が参加する展示」の事を示します!
主催側がテーマを決め賛同した作家が参加するスタイルです。
主催側である企画企業やギャラリーが展示会のコンセプトを定義します。
作家へコンタクトを取り展示会の趣旨や費用等を提示交渉します。
条件に賛同した作家さんが展示に参加する為、”複数参加(グループ)”と
なります。
「コンタクト」とひとくくりにしてもきちんとその作家がどのような想いで
作品を描いているのか?
絵画から伝わる印象等に触れその作家個人を見てオファーを出すところもあ
れば”数打てば当たる”のようにテンプレート化したDMを送ってくるところ
もあります。
ギャラリーからのオファーであれば数万程です。
展示企画企業からのオファーの場合は、10万単位となります。
●グループ展(参加者主体)
主催企画のグループ展と異なり参加者が「貸しギャラリー」を利用し展示・販売を行えます。
主催展とは異なり自分たちで自由にテーマを決め展示会の趣旨を決める事ができます。
出展料は1日2万かかるところもあれば1週間で1万と貸し出しギャラリーにより異なります。
販売に至った場合、収益の何割かはギャラリー側の持ち分となる場合もあるので事前に念入りに確認すると
良いでしょう。
グループ展と一括りにしても「主催側」、「「ギャラリー側の趣旨」によりテーマと条件が異なります。
搬入も行う必要があるので交通の便も考慮されると良いです!!
とにかく展示する為にはお金がかかります、なるべく条件や環境が良い所で作品を披露したいですね^^
グループ展の大きな特徴として、”自分以外の作品を観れる”場であることです。
自分とは別の世界観に触れる機会になります^ー^
ネットで絵画の展示ができるギャラリーを検索すれば色々と出てきますが今回は、僕がオススメする
ギャラリーを1カ所ご紹介します。
・boji hair gallery
美容室兼、ギャラリーです。
ここの面白い所は、美容室といっても2席のみで他の空間はギャラリー用の展示スペースになっております。
2Fと地下に分かれておりグループ展も毎月頻繁に行われております。
展示テーマもかしこまったものではなく遊び要素の高い内容が多いですね。
一見、若い人たちが参加している雰囲気ですが中高年の方も参加されております。
僕がこのギャラリーをオススメする一番の理由として、「交流」があります。
ここのオーナーであるボジさんは、ギャラリーをただの展示会場ではなく人と人を繋げる
交流の場にしたいというお考えを持たれている方です。
今後、アートをどう広めるか模索していくギャラリーです。
そこに集う人たちも活力がありティータイムを設けるなどまさに「交流の場」が広がりつつあります。
出展料も1万弱でお財布にも優しいです^^
HP:http://boji-hair-gallery.com/index.html
●教室展
絵画教室に属している生徒さんの作品を展示します。
教室で展示する場合やレンタルスペースを借りて展示を行います。
また、ワークショップを開いたりイベントなどを行うところもあります。
●公募展
美術協会や企業等の団体が運営している展示会です。
絵画を申し込み組織内で審査がかけられ入選した場合、美術館や関係機関に展示されます。
美術協会の場合、入選することで協会へ入会できる権利が与えられます。
自分が作成した絵画がどのように「評価」されるのか腕試ししてみたい方にオススメです。
組織毎に参加費用は異なりますが比較的お手頃な価格かと思います。
ちなみに僕は、「群炎美術協会」の公募展に入選し会員になりました。
(https://www.gunen.com/html/exhibition.html)
その他公募展情報:登竜門
●イベント類
絵画の展示だけでなくマグカップやポストカードにし販売、または自分ブランドで手掛けた手芸など
お祭りのように楽しむ場で作品を公開できる場です。
定番だと「デザインフェスタ」が挙げられます。
参考:デザインフェスタ
●個展
絵画を描く方なら一度は考えるのではないでしょうか!?
その名の通り「自分の作品のみ」展示を行います。
絵のテーマ、サイズ(スペースによる)、配置など自分の理想に近づける事ができます。
一般的なギャラリーだけでなく展示を”兼任”している場であれば可能です。
例えば、「喫茶ギャラリー」があります。
喫茶店内に展示スペースを設けているお店のことです。
僕も初めての個展では、喫茶ギャラリーを利用しました。
(それが→柴咲ウェアハウスガーデン)
その時の様子がこちらです
喫茶ギャラリーの長所として、一般的なギャラリーに比べると出展料は安価です。
喫茶店内にあるので立ちっぱなしで絵画を観る必要はなくくつろぎながら眺める事ができます。
来場された方ともゆっくりお話しができる空間ですね^^
●Web展
従来の展示会は、会場へおもむく必要がありましたが情報処理技術が進む中、”デジタル上でアートを見れる”ようになってきました。
その一つがWeb展です。
ギャラリーや絵画発信をサービスにしている企業などが取り入れ始めております。
”作品を観に行きたいけど県外で・・・”
”ギャラリーは、なんとなく敷居が高くて恐縮してしまう・・・”
など、環境で見たくても見れないということは多々あります。
PCや携帯電話があれば片手で作品を観ることができる。
現代社会ならではの展示方法ですね^^
Web展示会に力を入れている企業があるので参考にご紹介します。
→日本橋Art.jp
【注意点】
僕が実際に体感したことですが作家からしたら展示のオファーを受けると”嬉しくなる”ものです。
「〇〇さんから推薦されました!あなたは選ばれた作家です!」のように。
出展料が許容範囲であれば良いのですが場合によっては、何十万とする多額を支払う必要があります。
簡単に出せる金額ではありません、それでも今後の活動に結び付けば・・・と悩みます。
僕からひと言申しますと、「生活を苦しめてまで展示をする必要はない」です!
褒められたり賞賛されたらそりゃ嬉しいですよ?、気分も高まりますよ。
展示して次につながる事もありますが生活を苦しめたら日々の生活全般が辛くなります。
僕は、複数の展示会をOKし家賃・食費・その他費用 + 分割払いで3,4万を支払う生活をしてきました。
貯金はできないし(むしろ赤字)食生活も鯖缶にお世話になる生活になりました。
展示会は、オファーを受けた内容だけではなく数えきれないほど世の中にはあり生まれてきます。
自分に合う合わない展示会もあります。
(正直、アート業界の”裏話”にも関わるのですが気になる方は個別にお問合せ頂けたらお伝えします^^;)
自分を追い込むと”作品制作に悪影響”を及ぼします。
調子が悪くなると絵の具の乗り具合も悪くなる、気持ちが低迷すると描く気力も湧かなくなる。
そして、絵を描く事自体が嫌いになってしまう。
”自分を大切”にする為にも出展料と生活費のバランスは、意識しておいてください。
【告知】
出展が決まったらいよいよ告知です。
SNSや知っているお店などに案内状やDMなどを用意し観る人にわかりやすくお知らせしていきましょう^^
【搬入・搬出】
展示場所も決まった、告知も終わった。
さぁ、残る大仕事は作品を設置することですね!!
車を持っている方であれば作品を積んで直接現地へおもむくのが良いのですがそうでない場合は、配達が必要となります。
郵便局、佐川急便やヤマト運送さんで絵画の発送が可能です。
プチプチくんや新聞紙などで包装し破損が起きないように梱包しましょう。
ギャラリーによっては現地スタッフが絵画を設置してくれるのですがスタッフが居ない場合は自分で行う必要があります。
その辺は、ギャラリーへ問い合わせをして確認してみてください。
搬出も同様ですね。スタッフさんに返送して頂くのが良いです!!
展示会場を決めるポイントとして、「搬出・搬送」を対応してくれる所が良いです。
【まとめ】
展示会には、グループ展・教室展・公募展・イベント系・個展・Web展がある。
・グループ展:”複数人が参加”する。「主催側」・「貸出側」と大きく2手に分かれる。
・教室展:絵画教室に通っている生徒の作品を展示する。教室によっては様々なイベントを行っている。
・公募展:作品を審査し、入選した場合は美術館や関係機関で展示される。美術協会に入会できる権利が与えられる。
・イベント系:展示だけでなくグッズ販売、パフォーマンス披露などアート全般のお祭りがある。
・個展:自分の作品のみを展示する事ができる。
展示場所は、ギャラリーだけでなく喫茶兼ギャラリーのように用途を分けている場所がある。
出展料は、主催元・ギャラリーにより異なるので複数個所を調べておくと良い。
出展オファーが来た場合は、流行る気持ちを抑えしっかり分析すること。
多額の出展料を払って”生活を火の車”にする必要はなし!!
いかがでしょうか?
展示会にも様々な特徴があります。自分に合った展示スタイルを見つけていくと作品作成にも一層力を入れる事ができるかと想います^^
展示は、日程・場所・費用・運搬・告知とやる事が多いです。
一連の流れがスムーズに進めるように下調べや確認は大事な要素となります。
そして気分良く作品達を展示していきましょう^^
関連事項でSNSで絵を公開する為に必要な事もご紹介しております。
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