2022-01-29

展示会で確認すべきことや準備すべきことを油絵画家が伝えます!

こんばんは、油絵×心像画家の中西宇仁です^^

今回は、これから展示会をやろう!

とお考えの方に向け、

展示会で確認すべきことをお話していこうと思います^^

展示会と言ってもただ絵を飾るだけが展示会では
ありません!!

来場されたお客様に気持ちよく作品と空間、
そして作家自身を感じ取っていただく貴重な
時間と場
です。

それを念頭に↓↓へ~

過去の個展の様子

【 展示会前に確認すべきこと 】

展示会をこれからやろうと気持ちが
揺れ動く方もいらっしゃるかと思います^^

はやる気持ちをなだめつつ展示会で確認すべき
ことを先にお伝えしますね。

・展示会場の確認
・名刺
・資料
・DM
・記入用紙とペン
・余裕があれば

プレゼント、ポートフォリオ等

●展示会場の確認

展示会場といっても全てのサイズを展示できるわけで
ありません。

会場の広さや高さによって展示できるサイズが指定
されています。

また、会場全体のスペースも考慮しておくと良いでしょう。

絵画作品は、観る人との距離で印象が変わる為、
作品と前後できるスペースがあると尚よい
でしょう。

また、スペースがある事で隣同士でくっつくことも
ないので来客のストレスを減らすこともできます。

その為展示会場を決める前にいくつか候補を挙げ
下見を事前にするとイメージしやすくなりますよ^^

また、展示会のスタイルによっても費用等が
異なるので気になる方は、↓もご参考までに!
→ 絵を展示する方法とは?展示の為に知っておくべこと。展示会の種類7選!!

●名刺

名刺と聞くとビジネスの中だけで扱われるイメージですが、
絵描きにも名刺は必須です。

名刺の必要性については、まとめた記事がありますので
まだ名刺を作られていない方や新バージョンをご検討中
であれば是非ご覧ください!
名刺関連の記事

上記の記事でも記載しておりますが名刺は、お互いを知る機会で
使われます。

「 私はこういう者ですよ~」 と、互いを紹介するんですね。

展示会場には様々な人が来ます。

大きく分けて、

” 純粋に絵を観に来ている人
  美術業界関連の人      ”

などです。

名刺は、その場でお互いを知るきっかけにもなりますが
必ずしもその場に居なければならないというわけでもありません。

展示会中、フルに在廊できればそれに越したことはないですが
多くの方は、仕事や私用などで離れなければならない事があるかと
思います。

そのような時に名刺を会場に置いておくことで興味を持って
くれた来場者が手に取って頂ける
ことになります。

( 個人的には、直接お話したいですね^^; )

ご縁があれば名刺に記載されているSNS経由等で連絡が来る
ようになるかもしれません^^

ご縁があることで展示会などのオファーなど、何かしら
お声を頂くことも期間中はあることなので

絵を描いているだけだから名刺は必要ない、
と構えているとチャンスを逃すことにもなりかねません!!

一般的な名刺は、氏名や所属、連絡先などが記載されて
おりますが、
クリエイティブ上で扱う名刺も基本は同じです。

その基本フォーマットにプラスして情報掲載ページや
作品画像などを載せていくことでオリジナリティある
名刺となるわけです。

名刺は、家庭用プリンタでも作成できるようですが
不安な方は、業者に頼むと良いかと思います。

その場合は、作品画像ファイルを送るだけで良いので
作家の手間はかなり省けます。

僕の場合、ご縁のある元イラストレーターの方に
お願いすることもあるのですが100部で5000円は
かからない値段です。

小さな名刺ではありますが次へのきっかけへ結びつける
重要なポイントなのでご用意されることをオススメします^^

●資料

絵画作品は受け取り側次第、

と言われておりますが宗教画や風俗画などはストーリーや
時代背景を知ってこそ楽しめる

そんな絵も絵画の中には存在します。

展示会についての資料ですね。

作家情報、作品情報、展示会のコンセプトなど
展示会に関わる物の詳細を記したものになります。

作家情報は、生い立ちですね。
どこで生まれたのか?
作品の方向性や表現に込めた想い
経歴などですね。

僕も過去の個展で作家情報を載せましたが
シンプルにしました。

僕は、東京都の調布市出身なので

「 調布市出身の中西です。
この展覧会の趣旨として~~
皆様に楽しんで頂けたら幸いです^^ 」

のようにしました。

個人的に情報が多いと読んでいて疲れてしまうので^^;

また、出身地を載せる事で何が良いかと言うと

” 親近感がわく ”

と言う事が言えます。

来場されたお客様と話す話題は決して絵の話でなければ
ならないというわけでもありません。

なんならちょっとした雑談から入るのでも良いわけですし
雑談ならお互いがどのような人なのかが少しずつ見えてくるので
初対面でもお互い緊張しなくて済みます^^

かわって作品情報についてですが

挙げる項目としては、

・タイトル
・作品説明
・画材
・手法
・サイズ
・作成年月
・価格(販売するなら)

等のように作品に関する情報を載せます。

特に作品説明は、その作品がどういう意図や想いで
描かれたのかを載せることで作品に対する興味を
一段と高める
ので整理しておくと良いでしょう^^

ちなみによく展示会に供えられている
タイトルや画材などが記載されている
小さな板がありますが、

これをキャプションボードと呼びます。

●DM

展示の準備も進んできた所で次は、
DMの用意です。

案内状として使われるものがDMです。

実際に紙媒体に印刷して展示場に
置いておくことで宣伝になりますが
情報処理が行きかう時代ですので
SNSやホームページなど、WEB上に告知を
行うことで広く宣伝することができます。

紙媒体であろうが情報であろうが
受け取り手に残るものなので是非
ご用意されると良いですよ^^

●記入用紙とペン

来場者に住所や展示についてのご感想などを
記入して頂くための筆記用具です。

住所を書いて頂ければ次回からの展示会など
ご案内をすることが出来るようになります。

ここで注意点ですが住所立派な個人情報になります。

よくギャラリーで見かけるのがノートがむき出しで
放置されている光景
を見かけます。

この状態では、住所と名前が記入されたものが
誰の目にも映る状態になるので危険です。

個人情報にあたるものは、主催者側が責任をもって
管理をしなければなりません。

なので簡易的な箱などを用意して、個人情報を記入した
メモをその箱に入れてもらえれば情報漏洩を防ぐことが
できます。

もちろん中身を開けられないようにしておく必要があります。

僕もギャラリーでまた作品を観たいと思うと住所と名前を
記入するのですがメモ帳がむき出しの状態だと怖くて書きたくない
ことが多いので^^;

来場者の方が安心できるよう配慮したいところです^^

メモは住所や名前を書くだけでなく展示のご感想を
書いて頂くことも可能です。

期間中に在廊が可能であれば直接ご感想を聞くことも
できますが仕事や私用などで空けることもあります。

そのような時に感想をノートに書いて残して頂く事で
自分の作品がどのように観られていたのか?

に、触れることができます。

また人によっては、ひっそり観たい方もいらっしゃいます。

その方にこちらから接することでストレスを感じる事もあるので
マイペースに感想を作家に伝えるという意味でも感想用メモを
用意されると良いですよ^^

僕も過去の個展では、多くの感想を頂きました。

” 作品を観て懐かしい気持ちになった
 涙があふれてきました ”

など、具体的な感想を残してくださいました。

言葉で伝えるのと文章で伝えるのとではまた勝手が異なるのと
人が意思を整理する際でも文章は有効なので活用する価値は
大いにあります!!

●余裕があれば

ここまで、展示で必要なものとして

展示会場の下調べ、名刺、資料、DM、記入道具について
お伝えしました。

余裕があれば用意しておくと良いのが
来場者向けのプレゼントとポートフォリオです。

来場者向けのプレゼントというのは
観に来てくださった方々へ感謝の意として
贈るものです。

例えば作品画像を載せたポストカードやストラップなど、
作品を別のものに加工したものですね。

記念に持ち帰って頂く為のものです^^

かわって、ポートフォリオというのがありまして

ひと言で言えば、人の説明書のようなものです。

詳細は、絵描きの自己紹介にポートフォリオはいかが?

に載せておりますが絵描きとしての経歴であったり
作品や想い、活動内容などをまとめたものです。

作品に興味を持つ人の中にはその作家がどのような人なのか?

気になってくるものなのでこれを用意することで展示作品
だけでなく作家の姿を伝えることができます!!

展示会といってもただ絵を飾るだけが展示会ではありません!

来てくださった方々への感謝の意を伝えるのも主催側として
大切なことです。

また、自分をPRするという点でも名刺を用意することは
大切です。

何処でどう繋がるかわからないので誠意をもって
接することを意識して楽しんでみてください^^

では、今回はこのあたりで!
読んで頂きありがとうございます^^

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