2022-01-17

絵画作品に人と被らない描き方を持たせるには!?

こんにちは、油絵×心像画家の中西宇仁です^^

絵を描き続けていると自分の作品に対し、
自分だけの表現をしたい!

と、欲求が出てくるものですが、

そこに対して、

どうユニークさを出せば良いのかわからない

と悩まれる方は多いです。

ユニークさを出す事で作品に対しての
印象や評価に大きく影響
します。

今回は、作品の表現のポイントに対し
どのように唯一無二を含めるのかについて
お話していこうと思います^^

【 ユニークさを持たせる必要性 】

絵を描く人であれば誰しも自分の作品を観てもらい
なにか感動を与えたいと思うのが性かと思います。

その為に必要な要素に、

” ユニークな作品であること ”

があります。

例えば、あなたが絵を観に行くとします。

その展示場では、植物をモチーフにした絵が複数
展示されています。

どの作品も写真のように緻密な植物の絵です。

そんな作品の中にゴッホが描いた植物の絵が1つ
あったら
どうでしょう。

ゴッホの特徴としては、やはり
絵の具がこってり乗ったいかにも油絵といった
表現があるのではないかと思います。

色彩豊かで強調し、存在感のある描写ですね。

他の作品は、綺麗ですがどれも同じような作風

そんな作品が並ぶ中にゴッホのようにユニークな
作品が1つあると目立つ
わけです^^

人の目を奪うというのは、それだけ魅力があるから
引き付けるということです。

野菜や果物を選ぶときでも、なるべく状態が良さそうな
品物を選ぶことがあるかと思います。

良いものは、魅力がある!!

ということですね^^

また、ユニークな作品を持つことで

” わかりやすさ ”

を位置づけることにもなります。

ここでいうわかりやすさというのは、

”” 作家のスタイル ””

です。

作家のスタイルとは、特徴のようなもので

この作品は、この作家のもの
この作家は、このような作品を描く

といった、作品と作家を紐づける関係性
のようなものです

分かりやすいところで、

ひまわりの絵ならゴッホ
女性の絵ならレオナルド・ダ・ヴィンチ

のように作品から連想されるものが作家へと
繋がります。

作家のスタイルが見えるということは
それだけ作家の表現性が確立されているとも
言えるので美術商を生業にする人からしても
この作家は、作品の表現が安定しているので
声をかけてみようかな?

と、1つの判断基準に当てはまることにもなります。

僕の場合、美術商の方から声を頂くことがありますが、
揃って聞くのは、他の作品にはない力強さと方向性
と言った特徴ですね。

新作を描く場合でも、
「中西さんが描くので審査はいりません」

と言われることが多いです。

特徴を持たせるには、自分がどのような表現
をしていきたいのか?

を、見つける必要があり少しハードルが高い
ように思えますが焦らず探し続けていけば
見えてきます^^

【 自分の作品に対しての悩み 】

今でこそ、自分の表現の方向性を意識し
形にできるようになってきましたが最初から
その感覚があったわけではありません。

僕の場合、展示会で絵を観た際に
嫉妬のような感情を抱いていました。

自分の作品には無くて他の作品にはあるもの

というイメージですね。

悩んだ末に導き出した答え
作品の方向性でした。

それまでの作品には描写性や
表現スタイルに統一性がなかったので
ユニーク性を持たせることがありませんでした。

【 ユニークさの持たせ方 】

ユニークさを持たせる事で、作家に対し
オリジナリティを抱かせることになるわけですが
その為にはなにが必要なのか?

という所が気になるかと思います。

●モチーフ

絵を描く為のテーマ決めですね。

描く対象が固定されているだけでも
その作家さんのユニークさを定着させやすくします。

植物であったり動物であったりモチーフとなりうる
題材は多いですがその中でも更に絞るとオリジナリティを
持たせやすくなります。

植物なら薔薇、動物なら猫のように細分化して
複数の作品を残していくと、

この作家さんは、〇〇を描く人だ!

と、見る人に印象をつけることになります。

モチーフの見つけ方については、
→油絵初心者にオススメするモチーフの選び方のポイント6選!【心像画家が解説】

でもお話しているのでご覧ください^^

●描写性

オリジナリティを定義つけるわかりやすい要素です。
描き方や色の使い方ですね。

僕の場合ですと輪郭を濃い色で覆っているのが
大きな特徴です。

有名どころでいうと岡本太郎さんの絵がありますが
インパクトのある作品が多いですよね。

描き方一つで強い印象を持たせることができます。

独特な描写性を取り入れることで表現力の面白味に
一味も二味も付け加えられるので是非見つけてみて
ください!!

色についても同じ事が言えます。

インパクトのある強い色彩を使うのか
限定された色を多く使う等です。

特に限定された色というのは、
作品をわかりやすく伝える意味もあります。

青なら海、緑なら山景色
抽象的表現の場合でも使う色が定まっていると
統一性を持たせる

といったわかりやすさですね。

あまり難しく考えず自分が好きな色を
使っていくと良いでしょう^^

モチーフと描写性にユニークさを持たせる
ことで他の作家にはない表現だと言わせることが
できるようになります。

【 作家自身の成長 】

ユニークさを持たせることによって
作品の特徴となりそれは、作家さんへの
興味へと変わっていきます。

また、表現の幅を広げ深めることにもなるので
アピールだけではなく作家自身の変化にも
繋がります!!

そこから生んだ作品は、他の作家とは被らない
表現を生み出すことができます。

同じように悩んでいる作家は多いと思います。
僕も過去に生みの苦しみを経てきたので相談
できることもあるかと思います。

お悩みがあればお問合せください^-^

では今回はこのあたりで!
読んで頂きありがとうございます!!

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA