2022-03-27

絵画の展示会でお誘いを受けるには!?

おはようございます、油絵×心像画家の中西宇仁です^^

今回は、絵画の展示会でオファーを受けるにはどうすれば
良いのかについてお話していこうと思います。

絵を描く人の中には、自分の作品がどう評価されるのか
気になる方は多いです。

その一端として、オファーを受けてみたいという人も
多いのでどのようにオファーが来るのか?

そして、オファーは受けるべきかどうかのかについて
一緒に見ていけたらと思います!

【 オファーを受けるタイミング 】

展示会のお誘いは、どのような形で来るのか?

大きくわけて、

Web上展示会場の2パターンに分かれるかと
思います。

●Web上でのオファー

InstagramやTwitterなど、SNSが当たり前に扱われている
情報処理社会。

作品や想いなどが発信しやすくなったことで
その作家がどのような人でどのような作品を生み出すのか
が確認しやすくなりました。

展示主催者がそれらの情報を見て作家に展示会のオファーを
出すわけです。

基本、投稿への返信ではなくメッセージを出して
直接作家さんへ知らせることがほとんどです。

僕は、InstagramとTwitterをやっておりますが
メッセージで企画のお誘いを受けています。

突然届くと驚くかもしれませんがすぐに返信
しなければいけないということではないので
ご安心を^^

メッセージの内容はどこも似たような形式です。

例えば、

①xx様         ・・・宛名
②〇〇代表の東京太郎です ・・・挨拶

③この度▽▽展覧会の企画を・・・内容

④xx様の作品を観て   ・・・感想
⑤会社情報        ・・・企業情報

のような形でしょうか。

SNSのメッセージに載せると言っても
見ず知らずの作家さんにお声をかけるので
一般常識に沿っての送り文ですね。

ここで注意して見るべき箇所は、
③の内容と④の感想です。

③の内容は、もちろん展示会についての
内容です。

展示名やテーマ、何に向けての取り組みなのか
など展示会の趣旨がきちんと読み取れるかどうか
が重要です。

もちろん、メッセージ上だけで展示会の内容を読み取る
のは難しいので必要であれば企画書の提示を求めても
良いです。

主催側のそれを事業として取り組んでいるので
企画書はあって当然な物です。

( 無かったら無いでそれは怪しいです・・・ )

また、主催側から提示された内容で把握できない場合も
質問などを返しても良いです。

展開のスタイルは大きく2つに分かれており
出展料を主催側が持つか作家側が持つかです。

作家側が出展料を出す場合は自腹になるので
納得できるように確認したいところですね。

次に見る所は、④の感想です。

この感想とは、主催者側が作家さんの作品や
想いや考えなどを見て感じ取ったものです。

これは、主催側がその作家のことをきちんと
意識しているかどうかを見ます。

僕にもたまに来るのが

誰でも良い内容でメッセージを送っている

という所もあることです。

誰にでも当てはまるような送り文は、
作家を無視しています。

なので、作家さんの作品や想いなどを
きちんと吟味したうえで声をかけているか?

というのも重要な判断基準になります。

また、SNSだけでなくHPを持っていた場合も
有効です。

HPにお問合せフォームが設けられている場合は
そこからアクションが来ることもあります。

特にHP内でブログ記事を書いている場合は、
自動的に記事のタイトルが検索エンジンに
ヒットする為、認知度アップにも繋がります。

SNSの場合は、画像と投稿文がありますが
じっくり文章を書くにはちょっと心もとない
ところもありますがHPの場合は、
好きなだけ想いや意見を反映することが
できるので自分を知ってもらうには
良い手段ですよ^^

●展示会場

展示会のお誘いはWeb上だけの話ではありません。

むしろ、Web上でのやり取りはSNSの誕生からまだ
間もないです。

お声を頂くのは、展示会場でもあり得るのです。

展示会場に来るのは、絵画鑑賞を楽しまれる方や
作品の購入を検討している方など様々ですが

その中には、美術関係者の人も来ます。

そのような方も絵画イベントをサービスとして
扱っている人が多いのですが

展示会場へ赴き、気になった作品があれば
その作家さんへ接触し、自分たちの企画を
紹介するという流れが多いです。

個展なら在廊しよう!と気持ちが高まりますが
グループ展の場合は、ちょっと熱が下がりやすくなるもの。

ただ、グループ展でも同様に会場で声をかけられる事も
あります。

その時に是非用意してほしいのが

” 作家用の名刺 ”です。

名刺と聞くとビジネスの場で扱われるイメージが
強いですがアートの世界でも自分を知ってもらう
自分を売り込むというのは、大事です。

また、用意しておくことでその人の本気度も
相手に伝わるのでこれからそういう人達と
繋がりを持ちたいのであれば是非用意する
ことをオススメします!!

作家用の名刺作りのポイントをまとめて
おりますので良ければご覧ください^^
→ 名刺作りのまとめ
  名刺作り1弾目 名刺作成で重要なポイント9選・その① キャッチコピーで好印象を与える!!

●Web上でオファーを受けるには?

SNSやHPを通じてオファーを受け取る事があるとお伝えしました。

と言ってもどのような情報を発信すれば良いの?
と迷うこともあるかと思います。

オファーを受け取る為の情報発信についてお話していきますね。

先に結論を言うとそれは、

” 作品を投稿する ”

です。

僕の今までの経験の中では、
オファーを頂くのはSNSの方が多いです。

展示会や美術冊子への掲載など色々お声を頂きますが
どの担当者さんも作品を先に観ます。

それはそうですよね。

展示会で声をかけようと絵描きさんを探すわけですが
最初に気になるのは、どのような作品を描いているのかです。

また、作品数も多ければ多い程よいです。

作品が複数あればその作家さんがどのような世界観で
絵を描いているのか比べてみる事ができます。

また、作品の変化を垣間見ることにもなるので
将来性という意味でも作品を中心とした投稿は必須
となります。

また、投稿内容もなるべく統一性を持たせた方が良いです。

なぜなら絵とは関係のない投稿が多いと観た人からしたら
情報量がごちゃごちゃして見づらくなってしまうからです。

投稿等の注意事項などについては別途まとめているので
こちらからご覧ください。

上記でもお伝えしていますが絵を描いている人のアカウントなら
絵を中心にした投稿が良いのですがまったく関係のない
ランチ情報やその他私生活の投稿を載せていくと

「 この人は何を発信したいのだろう? 」

と見る側が困ってしまいます。

それを防ぐ為にも投稿内容には統一性を持たせた方が良いという
事です^^

【 オファーを受けるにはどんな絵を描けば良いの? 】

SNSやHPなどで作品を中心とした投稿をしていくと良い事を
お話しました。

複数の作品を載せる事で表現の方向性や将来性が垣間見れる
わけですが

では、お誘いを受けるにはどのような作品を描けば良いのか?
というと

それは、

” 自分が表現したいものを描くこと ”

です。

お誘いを受ける為にはリアリティーある描写じゃなきゃ
いけないわけではありません。

例えばルネサンス時代のように昔の時代では
その時代で流行った作風が認められておりましたが
現代社会では必ずしもそのような絵でないと
評価を受けないわけではありません。

現に僕の作品もリアリティーではなく
自分が表現したいものを表現することで
評価を受けています。

他の人にはないその作家にしか持っていない
要素を表現することに意味がある
わけです。

では、自分が表現したいものをどうやって
見つけるのかという所ですが

それは、ビジョン整理です。

ビジョンとは、自分がどのような
作風で何を要素として表現したいのか
といった表現の方向性です。

例えばお気に入りの作家のような絵を
描きたいでも良いですし、自身が大切にしている
ことや好きなモチーフを重点にしても良いのです。

僕の場合は、心像画家とうたっているだけあって
人の気持ちや意識をモチーフにしています。

その次に整理ですが、この整理はモチーフを
使ってどのように表現するのか情報を整理します。

僕の場合、花札の作品がありますが
各月の花札にちなんだ意味を調べそこで自分が魅力
だと思った要素をピックアップして描写しています。

つまり、ビジョン(描きたいもの)を整理するわけですね。

この2要素を絡めることでオリジナリティある世界観を
出すことができます。

ちょっと難しく受け取るかもしれませんが
かみ砕くと、

” 描きたいものを明確にしてまとめよう! ”

というわけです。

なので自分の本意を曲げて誰かのマネをする事もないです。

また、自分が描きたいものがわからないという事もありますが
その場合は、色々な作品を観ることです。

今でこそ携帯電話であらゆる作品を観ることができます。

暇な時間でも良いですし移動中に観ることができます。

様々な作品を観ることで自分の中でパターンを増やしていく
わけですね。

「 えっ、でも人の観て影響を受けたらマネにならないの? 」

と思うかもしれませんがそれはありません。

模写した場合は、コピーになりますが作品の特徴や色合いを
観て参考にしてきた画家は数多くいます。

というかほとんどの画家が人の作品を観て影響を受けています。

ゴッホも日本画から影響を受けて描いていますね。

様々な絵を観て自分が表現したいものに近い要素を吸収する
ということです。

要は、良い所を盗んでしまえということです。

自分以外のものから刺激を受けるのは大切だということです^^

今回は、展示会のお誘いを受けるにはどうすべきか
と言う事についてお話しました。

その為には、誰かのマネやリアリティある作風でなければ
いけないというわけではなくその作家自身のオリジナリティ
を持って表現することに意味があります。

また、実際にお誘いがあった時に
受けるべきか断るべきか迷うこともあるかと
思うのでそれについては、こちらをご覧ください。

絵の評価を受けたら是非僕にも話してください^^

では今回はこのあたりで!
読んで頂きありがとうございます!!

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