2021-08-09

絵を描く時の題材の決め方!テーマの考え方について!

こんにちは、中西宇仁です^^

僕が絵画作成を行う時に悩む事があるのですがそれは、「絵のタイトル」です。
絵画のメッセージ性を短い文章でまとめる、という作業は悩み所ですね!!

皆さんの中には、ある程度絵を描いていくと”何をテーマにして描こうかな?”とか、”自分は何を表現したのだろうか?”
絵を描くうえで一番最初に決める「モチーフ」について悩まれる方も多いのではないでしょうか。
追求していくとただ絵が好きなだけでは満足せず”その先を求めたい”という気持ちも芽生えてきます。

というわけで今回は、絵画作成の大本になる「モチーフを決める」についてお話ししていこうと思いますが
”追求した先”については、人生に直接関わる事で深い話になる為当記事では、「単純なテーマ決め」について
お伝えしますね!
(もう一つ踏み込んだテーマ決め、については別途お伝えしていきます)

こういう事で悩まれている方にオススメ
・描きたいものが浮かばず何をテーマにすれば良いかわからない
・作品を完成させた後、また次のテーマを決めなきゃ・・・

【解説概要】

【大枠(テーマの基準を整理する)】

皆さんが絵を描く時にモチーフにしているものはなんですか?

人・植物・山・空・海・宇宙・歴史・神話・感情・静物等
挙げたら切りがない程、世の中には絵の題材となるモチーフで溢れております。

自分は何に興味を持つのか?
普段から描いているモチーフを整理すると今後の題材決めで大いに役に立ちます。

【中枠(基準から派生する材料を洗い出す)】

整理した中で興味がある要素に絞り込みモチーフとするわけですが描き続けていくと
”ネタ切れ”に直面される方もいらっしゃるでしょう。

そこで整理から”派生”した材料を洗い出していきます。

例えばモチーフが「植物」であればお花と樹に大きくわけられます。
お花であれば単純にバラやチューリップなど「お花の種類」
樹であれば松や杉など「樹の種類」に分けられます。

ここまで「ジャンル」で分ける事でモチーフが多量にある事が確認できます。
ただ、このままだと情報量が多く選ぶのに困ってしまいます。

ここから更に整理していきます。

お花の種類を挙げましたがお花にも種類だけではなく”別の意味”を持っております。
例えば「花言葉」がそれに当てはまります。

バラなら「愛・美」、ユリの花なら「純粋・無垢・威厳」・・・等それぞれの植物に
花言葉が”備わって”おります。

「派生」とは、大枠のモチーフをいくつかのジャンルに分けそれに”付随する意味”の事を示します。

他で例えると本家(大枠)と分家(派生)の関係ですね。

【小枠(材料を選別する)】

ここまで大枠(モチーフ)を振り返り中枠(モチーフからの派生)を洗い出しました。
いよいよ絵画のテーマを決める手前まで進みました^^。

ここでは、「材料を選別する」作業を行います。
花言葉を例に進めてみましょう。

花言葉は、お花の種類の数だけ言葉があります。
バラなら愛と美、ユリなら純粋無垢や威厳。

はい、この中で絵のテーマを選別します!
これでテーマ決めは、ほぼ決まったも当然です^^

ここまでの流れで「えっ、こんなものなの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
我々がテーマを意識する時に最初に作業する環境は”脳”です。

人間は物事を意識・考えるときは必ず脳を使います。
瞬時に判断、様々な可能性や影響を同時に考える事ができるスーパーコンピューターです。
が、それゆえに情報量が豊富で整理と明確化を行うのが難しいです。

仕事をする時にもタスクを記憶だけに留めておくのかそれもと作業表やメモに残して整理するかで
作業効率は変わります。
買い物をする時には、買うものをリスト化しておけば迷わずに目的のコーナーに向かう事ができます。

テーマを決める時も”目的地”に辿りつくために道順(整理)を洗い出しておくと決めやすくなります^^

【シリーズ化する】

ここまでテーマを決める段取りとして、大枠(分類分け)→中枠(派生)→小枠(先選別をお伝えしてきました。
それでも”作品を完成させた後、また次のテーマを決めなきゃ・・・”と悩まれる方はいらっしゃると思います。
僕も以前は、そうでした^^;

自分の”方向性”に迷いがある時にはテーマを決めるまでに時間をかけました。
その為、時間削減の為に試しに行ったのが”テーマ決めのシステム化”です。

そのシステム化というのが「シリーズ化」です。

例題として、花言葉を挙げました。花言葉はお花の数だけ詩があります。
「花の数だけ」あるのです・・・

はい、これがシステム化です。

バラの花言葉をテーマに描き終えたら次は別の花言葉をテーマに描く。
自然なら山・海・空があり空も晴れ/曇り/雨/雷
山なら春夏秋冬の姿

と1つの分野に対し様々な派生があり”関連したもの”が連なります。
その連なりを見つけ出すことができればモチーフ候補が大幅に増えます!!

描きたいものが自然と湧き上がらない時は、この方法も1つの参考として見て頂けたらと思います^^

【まとめ】

絵のテーマに困った時は、自分が何に”興味”を持っているのかを把握すること。
その為の段階として①大枠→②中枠→③小枠とモチーフを絞り込んでいく。

①大枠
普段自分が何をモチーフにしているのか「ジャンル分け」を行う。

②中枠
ジャンル分けされた要素から「派生」されているものを洗い出す

③小枠
派生された材料の中から絵のテーマを選別する
次作品のモチーフに悩む時は、「シリーズ化」する。

モチーフの整理を行いパターン化する事でシステム化することができます。

今回は、モチーフの考えかたの1つとして「モチーフのパターン化」をお伝えしました。
描き続ける、というのは描画スキルを高めるだけでなく”何を描きたいのか?”を掘り下げる行動でもあります。
続けることで既に存在している対象からではなく”0から自分の中で湧き出るもの”が現れてきます^^
その為には、日々自分の感性にアンテナを張っておく必要があります。

何を大切にしたいのか、それは自分だけの”芯”となりユニークさに繋がります
気づくと周りの作品と自分の作品を比べ怖い思いをしなくなります。

アンテナを張る、自分の中から湧き出るものをモチーフにする事に関しては別途取り上げたいと思います!!

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では、また次回もお会いしましょう♪
本日もありがとうございます!!

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