絵画制作のペースを上げ展示会や納期に間に合わせるテクニック!!
おはようございます、油絵×心像画家の中西宇仁です!
今回は、絵画作品制作のペースを向上させよう!
というお話しをしていこうと思います。
気持ちを入れて皆さんは、絵画を描いていくと思われますが
それ故に大事に描き進めるが為に完成させるまでに時間が掛かって
しまうと悩まれる方は多いです。
自分一人だけで完結するならどれほど時間を掛けても影響はない
ですが展示会や誰かにお贈りする場合は、納期が発生します。
納期までに制作が終えられないとそれまでの取り組みが水の泡
と消えかねません。
そうならない為に制作ペースが遅くなる原因を洗い出し
改善に向ける事でこの悩みを解消する事が出来ます。
僕も昔は、1作品に掛ける時間が数ヶ月と多くの時間をかけ
なかなか作品数を増やせませんでしたが改善する事で今まで
掛かっていた半分以下の時間で進められるようになりました。
1つの参考としてご覧頂ければと思います!
目次
【 制作ペースが遅い原因 】
絵画作品の制作ペースが遅くなる原因はいくつかあります。
これらの原因に対処することで効率的に制作を進められるように
なりますがまずは、その原因を具体化する事が必要です。
原因例をいくつかご紹介しますね。
●明確な完成イメージの欠如
絵を描きはじめる時に明確な作品の完成イメージがあいまいな場合途中で
迷いが生じて制作が遅れることがあります。
作品全体のコンセプトやテーマがはっきりしていないと制作時に
描き方に迷いが生じペースが落ちていきます。
僕も絵を描き始めたばかりの頃は、曖昧なイメージだけ持ち
進めていましたが途中から「どのように色を乗せようか?、
個のカ所はどう描けば良いんだろ?」と迷いが生じ時間は進むが
手は止まり余計、時間を掛けていましたね。
●計画性の欠如
絵を描くという取り組みは、仕事や学問、家事などの合間に描く事
が多いかと思います。
また、人によっては勢いで進めようとする為、時間はあっても調子
がイマイチだと描けないというケースもあります。
ただでさえ時間は限られているかつ、調子を考慮するとなると描く
頻度は狭まってしまいます。
その為、計画性がないと感覚任せとなりその分着手する頻度を下げ
てしまうという事です。
僕も昔は、仕事が終わった後は休む為に時間を使いなかなか描かな
い頃がありました。
気が向いたら描こうというスタンスで週一描き進めるという非効率
な頃がありました。
●過度な完璧主義
こだわりすぎると思った以上に時間がかかってしまいます。
特に1つのカ所に長時間集中しすぎると全体の進行が遅れてしまい
ます。
この話については、個人の秀でた能力でもあるので否定するという
事ではなく1つの作業に特化するとその分、他に充てる時間がなく
なるよという話です。
●技術的な課題
特定の技法や技術に対する熟練度が低い場合、作業が遅れることがあります。
新しい方法に挑戦する場合は、確認することも多いので時間が掛か
かるのは当然ですがそうでなく従来と変わらない方法で時間が掛か
るのであればテクニックや画材知識などを見直す必要があります。
僕も何となく絵の具を塗り重ね理想とする色を出せなかったり
無駄に時間を消費する、描き直すという事が多かったですね。
●集中力の欠如
気が散る環境や体調不良などが原因で集中力が続かず制作ペースが
低下していきます。
絵に限らずの話ですが集中力とは、本来長く持ちません。
集中力の改善からトータルしてより多くかつ質をあげる方法につい
ては、こちらをご覧ください!
僕の場合、上記参考ページの内容を実施する事で多忙な中でも
効率良く進められるようになりました。
●過剰な外部の意見
SNSが定着してからこの手の悩みが増えていますね。
他人の意見を過度に気にしすぎばかりに自分の感覚が揺らぎ、
進め方に迷いが生じることがあります。
これが制作を停滞させる原因になることがあります。
モチベーション、メンタル環境の影響というのは思考や肉体に
も現れます。
気にしすぎるあまりにがんじがらめとなり身動きが取れなくなると
時間を消化するだけでなく作品の質を低下させてしまいます。
改善する為には、問題点を先に洗い出す必要があります。
闇雲に進めてしまうと見つかること、わかるものもわからなく
なるので焦らず進めていきたい所ですね!
【 制作ペースを上げる方法 】
制作ペースが遅くなる原因を洗い出した後は、改善・実施です!
ペースを上げる為の改善策についてご紹介しますね。
●計画を立てる
今までの中で気分によって描く描かないを決めてしまうと
安定かつ継続して描き進める事が難しくなってしまいます。
そうならない為には、スケジュールを先に立てその予定通り
に進める事で進捗率を上げる事ができます!
僕の場合は、Excelで1ヶ月毎に表を作り割り振るようにして
います。
総合的に計画を立てる事でどのタイミングで進められるのかが
把握しやすくなる為、いちいち考える必要もなくスムーズに
着手できるようになりました。
気持ちが折れずに効率よく進められる方法は別途ご紹介している
のでこちらも合わせてご覧ください!
●完成イメージを明確化させる
完成イメージがあやふやだと作業中に迷いが生まれ無駄に時間
を消化してしまうというお話しをしました。
なのでその逆として、作品の完成イメージを明確化させる事で
無駄な思考や手間を省きテンポよく描き進められるようになります。
具体的な形や配色、どのような順番で塗り重ねるかなど詳細化
していくことで効率よく描き進められるようになります!
僕の場合は、キャンバスに描きだす前に設計をしてから描き始め
ています。
この方法を取ってからそれまで1作品3ヵ月掛けていたものが1ヶ月
~2ヶ月未満で完成させられるようになりました。
●目安を決める
絵は描き込もうと思えばいくらでも描き込めます。
それ故に1作品に費やす時間も相応に増えていきます。
期限がなければ問題ありませんが展示会や作品作成の依頼などを
受けた場合は、納期がありますのでそうも言ってられないですね。
そのような時は、ある程度の妥協も必要です。
丁寧に仕上げたい気持ちは痛い程わかりますがそれを優先し、
納期に間に合わなければ展示することも相手へお渡しする事も
出来なくなります。
リスクを考慮し、”ここまでなら問題ないかな”という100%未満
の出来を目指す事で進め方も変わってきます。
●スキル向上
作品の方向性が決まった後は、具現化する為に描き始めます。
描き進めていく途中で描きたい形や色が決まっていてもなんとなく
色を混ぜたり塗り重ねていくにつれ理想とする色を出せない、構造
にならないという事はありませんか?
この原因として、”色彩理論の理解”が関係します。
色彩・明度・相関のように色の仕組みや相性を理解する事で
運任せではなく意識して狙った色を表す事ができます!
僕も昔は、感覚任せで色を扱っていましたがそれだけだと勢い任せ
にしたばかりに理想とはかけ離れた色になる等、苦労しました。
感覚がダメという事ではなく感覚を活かす為に色の性格を知る事で
今まで以上に扱う事が出来るという事です!
色との向き合い方についてはこちらをご覧ください!
立体感の出し方などについては、こちらをご覧ください。
●作業環境の最適化
作業環境が劣悪だと集中できるものも出来ないし余計な雑念
に駆られモヤモヤしたまま進める事となりますよね。
そうならない為にも自分が快適に描き進められる環境整備も
有効です。
作業環境を整えることで無駄な動作を減らすことができます。
筆や絵の具、キャンバスなどの画材はすぐに手に取れる位置に
配置し、制作ペースをスムーズにしたり集中力が無くなってきたら
一旦止めて、集中力を補充し再開するなど身の回りと心身の環境
を整える事も大きなポイントです。
気持ちの切り替えや集中力の再チャージについては、こちらで
ご紹介しているので合わせてご覧ください!
あと、これは情報処理社会ならではの悩みでもありますが
SNSなどネットワーク上で他者の意見を気にしすぎるばかりに
心を痛めモチベーションを下げてしまう事でペースは愚か
辞めてしまうという事もあり得ることです。
言う側は、安全地帯から発するかつ自分の考えでコントロール
しようとする輩も一定数いるのでそういう人達の言う事を中心
にはしないことですね。
もし、外部の意見を参考としたいのであれば自分が良いなぁと
思う人や自分以上に成功している、レベルが高い人に意見を
求めた方が有効な意見を聞けます。
僕も画家業を志した時に様々な画家さんを調べその中で成功して
いる人に絞って意見を求める事で様々な目標を達成する事が出来
ました。
ペースを上げるポイントとしては、ペースが落ちる原因を解消する
事で向上へと繋がります。
答えは、問題とセットになっているということです。
効率改善、能力アップなど良い事付くしなのでドキドキするかも
しれませんが目を背けずに向き合ってみると良い事に繋げられる
ます!
【 まとめ 】
今回は、絵画作品制作のペースが遅くなる原因と改善策について
お話ししました。
●制作ペースが遅い原因
・明確な完成イメージの欠如
・計画性の欠如
・過度な完璧主義
・技術的な課題
・集中力の欠如
・過剰な外部の意見
●制作ペースを上げる方法
・計画を立てる
・完成イメージを明確化させる
・目安を決める
・スキル向上
・作業環境の最適化
絵に限らず上手くいかない事には、原因があります。
あ~ヤダな~とネガティブな気持ちになりますが裏を返せば
原因を解決すればプラスに転じるという事です!
僕も今までは、考えなしに描いていましたがそれではいけない
と思い写実要素や色彩、画材への理解。
また画家業発展の為に自分にはなかった事を勉強し進めてきました。
問題には必ず答えがセットでついています。
嫌な所ばかりではなくどう転じていけるか?
そこへ意識を向ける事で気持ちの持ちようも変わってくるものだと
体感しています。
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最後までお読み頂きありがとうございます!
気持ちの良い絵描き時間となりますように^^
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