絵を描く時間がない!効率アップに必要な3ポイント!!
おはようございます。
油絵×心像画家の中西宇仁です。
今回は、絵を描きたいけど時間がなくて
進められない!
とお悩みを持つ方に向けてその解決法について
お話していけたらと思います。
絵描きだけを生業にしている方なら24時間の大半を
絵に集中できますが大半の方は、他の仕事をされながら
その傍らに限られた時間を使って描いている事が多いです。
労働時間が多い、夜勤務、家事に追われるなど
そもそも描く気力がないという場合もありますね。
絵とは別の事に気力を注いでいる中、いかに
作品制作を進めるか!?
少しでも参考になれたら幸いです。
【 取り組む時間を設定 】
多くの方は、仕事や家事など生活でやる事が多く
趣味などやりたい事に着手できない、集中できない事という
声をよく聞きます。
気力を使い果たして何もする気が起きない・・・
それでも何かやって気分転換したい、という気持ちは
あるのかなと思います。
では、タスクが複数ある中でどうやって趣味ややりたいことを
やるのか?
それは、” 取り組む時間を設定する ”
この言葉は一般的によく言われる事ですが24時間の内
睡眠や仕事、家事など決まった枠がある中でフリーな時間を
作るとなると自分でその時間を組み込むしかないと思います。
時間を組み込むとなると調整が難しいかなと思うかもしれませんが
時間の使い方で調整はつきます。
例えば、
やる事やった後、「この時間からやるぞ」と
〇時から〇時まで取り組む、という期間を設ける調整。
あとは、「〇〇時間分やるか」というように
期間を設けず実働時間で決めるという調整ですね。
①期間 :始める時間と終える時間帯を固定する
②能動 :実際に取り組む時間を決めてスケジュールに入れ込む
③区切り:進捗具合で決める
①期間:決まった時間帯で設定し取り組む事でそれが習慣となり
定着します。
勉強を進めるうえでもこの考えは用いられるかと思います。
②能動:時間帯を決めずに取り組む時間を決めておけば義務意識に
駆られる事もなく気軽に進められます。
疲労感が残っている状態だと決まった時間から始めるのはなかなか
ハードルが高いので残りのタイムスケジュールの中で臨機応変に
入れ込むのに良いかなと思います。
③区切り:時間で割り切らず進捗具合で決める
作業を進めていくと「キリが良い所」がありますね。
絵なら下塗りまで、この箇所を終えてから等
現に僕の場合、他の仕事(夜勤)と両立させている事もあるので
その場合、明けからがオフになりますが疲労感と眠気が強い状態になります。
その為、帰宅後は少し仮眠を取った後に絵を描いたり調べたりします。
先にお伝えした①②③に当てはめると私の場合は、①と③です。
ただ、①の場合は終わりの時間は設定しません。始める時間帯を決めて
置く事で意識を活動へ向かせています。
③の場合は「この段階まで進めよう」、というスタンスですね。
作業を始めると意識と身体がそれに合わせてくるので
心身の状態が始める前と比べて目が覚めてくることがあります。
疲労感や気力がない状態で何もしたくない気持ちもありますが
実際に始めてみるとリフレッシュにもなるのでモヤモヤするくらいなら
着手した方が良い結果と効果をもたらす事が圧倒的に多いかなと思います。
【 作業工程の見直し 】
1日の多忙なスケジュールの中に時間を設けるお話をさせて頂きました。
それでもいざ着手しようとなると考えること、やる事が多くて気が重くなる!
という事もあります。
そこで、時間のやりくりにプラスして
” 作業工程の見直し ”
についてお話していけたらと思います。
絵描きさんによって絵の制作工程や進め方は様々です。
その中でよく聞くこと声として、
「 キャンバスの前に立つとまとまらない 」
絵を描く方の中には、感覚で突発的に支持体に
描かれる方もおられます。
直感、センスに本能に従うといったスタイルですね。
このスタイルを否定するという事ではないですが
この進め方ですと0からいきなり10を作り出すような
ものなのでモチベーションや体調、志向性など様々な要因
が絡んでくるので相応の気力を使います。
(目が覚めていきなりフルスロットルですね)
今までのお話の中でこのスタイルの場合、自身のコンディション
に大きく左右される為本調子でないと着手できない可能性が出てきます。
私も以前はそうでした。
自分の中でのインスピレーションに任せっきりで体調や気持ちを整える
かつ勢い任せだったので本調子でないと作業に入れない事が多々ありました。
仕事や家事など生活に気力を労費している状態でいきなりフルスロットル
を吹かすのは、なかなか骨が折れます。
他にも様々な要因から重い腰が上がらない事があるかと思いますが
それらを踏まえ改善する策として、
” 作業工程の見直し ”
が必要になります。
上記の話を例に挙げると
0→10、と極端に進めています。
極端にするのではなく工程を挟んでいく事で
イメージを細分化して整理することができます。
僕の場合ですが絵を描き始める前に行っていることの1つが「 設計 」です。
かしこまったガチガチな設計ではなく表現したいポイントや大まかな形や
配色などをスケッチブックなどに起こす取り組みですね。
(ラフ画のようなものです)
0→10、というフルスロットルではなく
0→1→2、のように工程を整理して進める事ができます。
僕の場合、絵を描き始めの頃はいきなり支持体の前に立ちイメージを
湧かせて都度気力を使っていたので気分次第で描くか描かないかを決めていました。
その為、進捗効率は悪かったです。
進め方を変えてからは、身体が本調子でなくとも設計を見ればその通りに進めていく
だけなので余計な考えを減らすことが出来その分、効率を上げる事ができるように
なりました。
「 イヤ、そんなのアートじゃない!! 」
と思われる方もいらっしゃるかと思います。
私もどちらかというと感覚派ですがその感覚をいきなりキャンバスではなく
設計にまとめる事で後は、不調でも進めやすくなりますよという考えです。
他の仕事でも言えます。
情報処理システムを作る、家を作る、船を作るにしてもいきなり感覚で
作り上げる事はないですよね。
情報処理の場合、要件定義(何をしたいのか?)/設計(仕組み定義)を経て
開発(実作業)に進みます。
絵の場合も
「何を表現したいのか、モチーフ、構図、配色」等、絵を描くのに必要な要素を
まとめ設計までに落とし込めば後は、それを元にして作業を進めていけば
負担も減らせるかつ継続的に作品制作を進める事が出来るようになります。
頭の中で気持ちの中で渦巻いているものをそのままにしていると
それだけ気力も使いますし早々に疲れてしまいます。
その渦巻いているものを形に残す事で整理が出来余計な手間を
減らす事ができます。
時間調整 + 作業工程の見直し
このセットは、絵を描くだけでなくあらゆる場面でも応用できる仕組み
となります。
【 無理はしない 】
ここまで1日のタイムスケジュールを調整する
作業工程を見直し負担を減らし効率を上げる
というお話をさせて頂きました。
ここで一旦立ち止まって頂きたいのが
” 無理をしない ”
絵画関連の取り組みを継続して続ける事は大切ですが
無理をして心身の調子を崩さないよう自分をメンテナスすることも
必要です。
私も日々の生活の中の一部、仕事で負担が増えている状態で
絵画関連の活動も並行して続けていた状態で調子を崩してしまった
事があります。
健康面を崩してしまうと仕事や趣味、日々の生活に悪影響が現れて
しまい不安定になります。
そうなってしまうと生きがいや楽しさ、取り組んでいる事も出来なくなって
しまいます。
そうならない為にも無理をしない。
無理を感じている場合は、自分をメンテナスしてあげると
良いかなと思います。
悩み毎がある場合も整理・確認していくことで解決に向かう事が出来るのと
一旦絵から離れてリフレッシュする事も必要となります。
→絵の悩みの正体とは?ポイント3選を解説!!
【 まとめ 】
絵を描く時間がない場合の対処法として3つのポイントをお話させて頂きました。
●取り組む時間を設定
①期間 :始める時間と終える時間帯を固定する
②能動 :実際に取り組む時間を決めてスケジュールに入れ込む
③区切り:進捗具合で決める
タイムスケジュールの中に入れ込み調整をする。
●作業工程の見直し
感覚的に進めると都度相応の気力や考える事に力を使ってしまうので
細分化することで労力を分散し継続しやすくなります。
例:まとまらない状態からいきなり支持体に向かうのではなく
ラフに起こす等、作業工程を分ける
●無理はしない
活動を続ける事は大事ですが心身の状態を崩してまで無理を
してしまうと生活全般に悪影響を及ぼしてしまいます。
時には、自分を労り英気を養う事も必要です。
充電したらまた始めていけば良いわけです。
「 時間がない、疲れているから 」という状態で進めたい事ができない
と意識しているうちは何も変わらないです。
何かを変えるには、時間や行動、考え方を変えていく必要があります。
だからといって常時全量疾走だと心身が疲れてしまうので自分を労り
メンテナンスする時間を設ける事も大切です。
バランスを考慮し生活を安定させかつやりたい事、成したい事に
継続して取り組む事でより一層、自身にとって有意義な生き方を送る
事ができるのかなと思います。
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