2024-02-20

絵の悩み!描けない、イライラする時の対処について!!

こんばんは、油絵×心像画家の中西宇仁です。

今回は、絵を描く方なら行き当たる「 行き詰まり 」について
お話していこうと思います。

作品制作の為の進め方に正式な決まりはありません。
自由度がある分野が故に作品制作時に手が止まってしまう、
イメージと違った作品となってしまう

等、行き詰まる絵描きさんは多いです。

行き詰まる要因と対応策についてお話してきますね。
リラックスしてご覧頂けたらと思います!

【 行き詰まりを感じる場面 】

絵を描いている人なら誰でもぶち当たるのが行き詰まりです。
絵画やアート作品は多種多様ですが悩みの種は、誰しもが
同じ悩みを持つことが多いです。

その悩みの種を知る事で自分だけではない、絵を描く人なら
誰しもが悩むものだと孤独感を抑える事もできるのでいくつか
例を挙げていきますね。

①筆に迷いがでる

絵を描き進めていると手が止まりそこから思うように作業が進まない事があります。
どの色を乗せれば良いのか?
どのような形にすれば良いか?
等、スムーズに描き進めないケースですね。

②想定している結果と離れている

絵をある程度進めていく途中経過、または作品を完成させた時に自分が思い描いていた姿と
目の前の結果がかけ離れているケースです。

③楽しく描けない

絵を描き始めの頃は楽しく描けていたがある程度続けていくうちに楽しめなくなるケースですね。
どのモチーフで描いても満たされずどこか空虚な心境になる等、メンタル面での影響が見受けられますね。

④他者の評価を気にしてしまう

他者から見られた自分の作品に対しての評価を気にしすぎてしまい楽しめなくなるという話は
よく聞きます。
自己肯定感が低下している場合などに陥りやすい悩みの種です。

⑤上達を実感できない

絵を描き始めてからある程度続けているが自分の作風に変化がなく成長を実感できない状態。
理想とする姿と現状に差がありモチベーションが低下する。

⑥続ける意味がない

上記などを含め自分には才能がない、誰からも認められない等理由を作り絵を描く事に対し
意味を見出せず低迷する状態ですね。

等などが挙げられますね。
もちろん上記以外にも行き詰まりを感じる場面はありますがよく聞く声と僕自身も体感してきた
事項です。

人間、障壁が立ちふさがると諦めたり自分には能力がないと折れそうになりますがこれらは、
ただネガティブにさせるだけの材料ではありません。
自分の中に問題があるという事は、答えを導き出す事で次へ進む事ができます。

要はレベルアップですね。
次の項目でその話をしていきますね!!

【 改善する為の材料 】

絵を描くのに行き詰るとそこからどう進めていけば良いのか
わからなくなり作品が中途半端な仕上がりになる、またメンタルへの負担など
悪影響をもたらします。

人間、不安や悩みから離れたくなる、解放されたいと思うものです。
では、その悩みの種は捨て去るべきなのか?

と言うと「 捨てるべきではない 」 です。

なぜなら問題(悩みの種)は、答えを導き出す為の途中経過だからです。

成長、改善に繋げる為には現状を否定せずまずは受け入れる事が必要です。
受け入れないと解決に向けて何が必要なのかが見えてきません。

言い換えれば悩みの種は、次なるステップに進むための材料と言えます。
ちなみに成長の意味を調べると「 経験が人を〇〇させる 」 という意味が
あるようです。

悩みや葛藤、苦しみはただのマイナス要因ではなく現状からの改善・レベルアップを
する為に発生する現象ですね。

僕も過去に生きがいだと思っていた絵を描く事に対しモチベーションが上がらず
何度も辞めてしまおうかと思った事が何度もありました。
とりあえず描いてみても面白みを得られず日々の生活が色あせたような
空っぽな心境が長く続きました。

それでも絵を捨てたら自分には何も残らないのでとにかく様々な取り組みを行い
結果、自分なりの答えを見つけ次へのステップに進むことが出来ました。

障壁を乗り越えられず挫折する場合がありますが乗り越えた先に見えるものという
のは確かに存在します。

悩みを受け入れ具体的に自分は何を抱えているのか?
悩みとの向き合い方について下記をご参照頂けたらと思います。

関連記事: 絵の悩みの正体とは?ポイント3選を解説!!

行き詰まりとは、自分に才能がない・能力がないからではなく現状からステップアップ
する為のヒント
が含まれています。

そのヒントを見つけるには、悩みを受け入れ理解することで何を求めているのか?
何が必要なのかが見えてきます。

辞めたければ辞めれば良いですが少しでも自分の中でブレーキが掛かっているのであれば
諦めるのはまだまだ早いですよ!!

次の項目では、今までの行き詰まりを感じた場面を中心に対応策を
お話していきますね。

【 対応策 】

上記にて、行き詰まる要因について述べました。
それらに対する対応策についてお話します。

①筆に迷いがでる

支持体上に色を乗せていく際、どのような形や色彩にすれば良いのか
迷いがあり手が止まるということはよく聞きますね。
絵を描く人の中には、工程なしに初手から本番に入るパターンがあります。
頭の中で想像しているものをいきなりキャンバスに描きだす方法ですね。

イメージを忠実に転写できれば良いのですがそうでない場合は、作品の
方向性が定まらずにどのように描き進めれば良いのかわからず筆使いが
迷う事があります。

対策としては、「 描く前に完成イメージを固めておく 」 です。

固めておくとは、頭の中で固めるのではなくラフ画のように頭の中に
あるイメージを紙に残す方法です。
(アプリを使う方法もあるよ!)

絵に限らずイメージを文字や絵に描き起こすことで視覚上で確認ができるので
客観視することができます。
認識しやすい形に起こす事で作品の方向性がより実感することができます。

②想定している結果と離れている

イメージと結果が一致しないケースです。
これも上記の①と同様、いきなり本番を迎えるのではなく
事前工程としてイメージを具体化していくことでイメージと結果の差分を
埋めることができます。

描き起こす事でイメージと実際の姿形を確認することができます。

③楽しく描けない

絵に限らず楽しめない要素として、
心身の体調面、理想と現実とのギャップ、人の評価を気にする、変化がない
など様々な影響により楽しく描けなくなる事があります。

モチベーションを上げる方法の1つが「 目標を掲げる 」 です。
” 〇〇のような絵を描けるようになりたい
  〇〇までに展示作品を完成させる    
  オリジナリティを持つ            ”

等、自分がどうありたいのか?
設定する事でそれが目的地となり意欲も向上していきます。

いくら好きなものでも毎食同じメニューだと抵抗感が生まれるもので
一旦絵から離れてリフレッシュすることも重要です。
美味しい物を食べにいくでも温泉に入る、運動をするでも何でも良いのです。
普段のルーティンから外れ自分自身を換気することで心機一転となり
絵を描く事に対し新鮮味をもって触れる事ができます。
  
関連記事: 気分転換のキッカケ!お気軽にお絵かき!!

④他者の評価を気にしてしまう

これもよく聞く声ですね。
そもそも何のために絵を描いているのか?
赤の他人の好みの為に描くのでしょうか。
他者が悪い、下手と言ったら作品の価値はそれに染まるのでしょうか。

もちろん公募展や画廊によっては、評価基準が設定されるので比較はされます。
ただ、自分が描きたいものがあるのなら他者が否定しおうが関係ないです。
自分の生きがい、アイデンティティ、生きる道であれば心無い意見などは無視して
表現を追求することのほうが断然有意義です。

それでも評価が気になる場合は、絵を描いている人にアドバイスを求めるのも手です。
絵を描いている人なら誰でも良いわけではなく交流のある画家さん等に
作品を見せて長所と短所を聞き参考材料とするのが良いでしょう。

⑤上達を実感できない

「上手く描けるようになりたい」という気持ちは絵を描く方なら誰もが思う事です。
ただ、画力を上げるにもどのような上達を求めるのかを明確化する事です。
到着点を洗い出す事で必要な事が整理されます。
闇雲にデッサンや色の使い方を勉強しても何のための練習なのかをはっきりさせないと
無駄な労力を使う事になり具体的な完成象を持つことが出来ず中途半端な結果となります。
弾は数撃ってもあたりません。的を狙わないと当たりませんからね。

⑥続ける意味がない

今まで続けていた意味は何があったのでしょうか。
元々モチベーションがある状態で始め続けてきたのかなと思います。
モチベーションがあった時と現状で何が違うのか整理する事で問題改善に繋がる糸口を
見つける必要があります。

” 意味は自分で見つける ”
辞める理由はいつでも作れますが続ける意味は、与えられるものではなく見出していくものです。

【 まとめ 】

行き詰まった場合、モチベーションが下がり諦める・投げ出したくなるものです。
負担になる事から距離を置きたくなるのは人として自然な事です。

ただ、行き詰まるのには相応の原因が存在します。
その原因を洗い出す事で改善策を導き出し結果として今までより良好な
答えを見つけることができます。

雑な結果になってしまうのなら結果を出すまでの工程を見直す。
モチベーションが下がるのなら息抜きをしてリフレッシュする、またモチベーションが
上がるような次に繋がる目標を設定する。
期待している成果にならなければ現状の取り組み方法を見直す

等、詰まらせない対応を探ることで詰まった先に進むことが出来ます。

自分だけでは探れなかったら他の人の考えや取り組み方を参考にするのも良いです。
相談してみて一緒に探り当てるでも良いのです。

HPでは、ご連絡頂きましたら出来る限りの相談に乗らせて頂いております。

問題解決への取り組みは経験になります。
満足した答えが見つからない場合もあります。
それでも現状から一歩を踏み出すと変化が現れるので良くも悪くも発見です!!

ここまで読んで頂き誠にありがとうございます!
新たな道が開きますように(^^)

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