油絵の具の落とし方!服・手・パレット・床
ご訪問頂きありがとうございます!
油絵画家の中西宇仁です。
今回は、油絵具が肌や洋服、床に着いた時の洗い方についてお話したいと思います。
油絵具は水性絵具とは異なり、油分を含んだ絵具の為、体や周囲に着いた時に適切な方法で対処しないと落とすのが困難になります。
適切な手順を踏めば安心して綺麗にする事が出来るのと衣類などを破棄処分する時の注意点を意識していけば賃貸でも安心して油絵生活を送る事ができます!
キュキュっとキレイキレイしていきましょう~!

目次
【 油絵具が落ちにくい理由 】
油絵具は、乾性油と色の元である顔料を混ぜて作られています。
すぐに乾きはしませんが空気に触れていくと化学変化を起こし固まり定着していきます。
気候や湿度にもよりますがだいたい平均3、4日ほどで乾燥しますね。
油分を含んでいる為、水で落とす事は出来ず代わりに洗剤やクリーナー液で絵具を落とします。
【 服についた場合の落とし方 】
油絵具は、乾燥するとしっかり固まり定着するので乾燥する前に対処しましょう!
絵具の付着直後が一番落としやすいのですがすぐに乾燥しないのでまずは慌てない事です。
服に着いた時の落とし方として、
① 余分な絵具を取り除く
べったり絵具が付着していたらまずは余分な絵具をそぎ落とします。
② 油を分解でする
台所用洗剤に着けて絵具を分解していきます。
おすすめなのが「ウタマロ」という固形石鹸です。
通常の洗濯では落ちにくいガンコな汚れをしっかり落とせますよ。
参考→ウタマロ
③ ぬるま湯で洗う
洗剤で洗う時は、ゆるま湯につけながら汚れている個所を揉んでいくと汚れが落ちやすくなります。
歯ブラシなどブラシを使うと汚れが落としやすいですね。
部分的に染み抜きする場合は、下敷きを引き服を乗せます。
汚れている個所に中性洗剤をかけ歯ブラシや綿棒など上からポンポンと叩き汚れを出していきます。
水洗いを繰り返して汚れ具合を見ていきます。
※クリーナー液を使って落とす事もできますが衣類に使うのに抵抗がある場合は、洗剤で問題ありません!
【 床についた場合の落とし方】
床に油絵具が付着した場合も服の汚れを取るのと同じように台所洗剤を床にかけて布やブラシを使って取り除けます。
ただ、床といっても状況によって対応が変わるのでそれぞれ説明しますね。
●フローリング
一般家庭に敷かれている床かと思います。
中性洗剤+布で拭いていきます。
この時、強い溶剤は避けましょう。フローリングで使われているワックスが剥がれてしまうので床を傷めつけてしまいます。
中性洗剤は台所洗剤で問題ありません。
床の溝に入り込んだ汚れは、ブラシを使用します。
それでも落ちない場合は、爪楊枝などピンポイントで隙間に入る物など一工夫してみましょう!
生活の知恵を活かせます。
●カーペット
カーペットに付着した絵具の除去は、服と同じように水で薄めた中性洗剤を用いてポンポンと叩き出していきます。
擦るとと汚れが広がってしまうので気を付けてくださいね。
カーペットは、扱いが大変なのでクリーナー液の使用は個人的には控えたい所です。
●コンクリート
屋外でアスファルト道や壁を油絵具で汚してしまった時は、洗剤以外にもクリーナー液で濡らしてブラシで除去する事が出来ます。
シンナーで落とす事も出来ますが換気環境を整えてから使用してください。
室内の場合は、フローリングとカーペットが中心になると思いますがどちらも台所洗剤で対処可能です!
繊維質がある敷物は、擦らずにブラシや布などで叩いて汚れを浮き立たせていくと良いかなと思います。

【 肌についた場合の落とし方 】
油絵作品を描いていると知らぬ間に手や腕に絵具が付いている事ありますよね。
一般的な手洗い洗剤でも落とせますが、洗う前に布である程度絵具を落としてから洗浄すると落ちやすいです。
洗う時に爪を立ててゴシゴシすると更に綺麗になりますね。
家庭用洗剤でも落ちにくいのなら工業用のハンドクリーナーなら確実に落ちます!
工場などでも使用される程です。
参考→ハンドクリーナー
【 絵具がカチカチに乾いていたら 】
床に油絵具が固まった状態で残っていたら「ストリッパー」という油絵具剥離剤が有効です。
乾燥して固まった油絵具を溶解して除去するための物です。
筆やパレットに固着した絵具を取り除く時に使われる物なので応用で床にも利かせられます。
10分ほど経過した後、油絵具が浮き上がってきたら布やヘラなどでふき取れます。
参考→ストリッパー
【 洗剤と場面(まとめ) 】
●人肌
手洗い洗剤 (工業用手洗い洗剤なら確実)
●床
フローリング:台所用洗剤(中性)+ 布 or ブラシ
カーペット :台所用洗剤(中性)+ 布やブラシで叩く
コンクリート:溶解用クリーナー液
●絵具が固まったら
ストリッパー(油絵具剥離剤)
●注意点
強く擦ると広がる。
油分を含んでいるので水では洗わない。
乾く前に取り除く。
強い洗剤は使わない。
【 汚れを防ぐための予防策 】
汚れ除去作業は大変なので汚れを防ぐ予防をしておくとかなり楽です。
作品制作用の作業着やエプロンを用意すれば衣類汚れの心配を避けられます。
作業周りも床に作業用のござやシートを敷いておけば床汚れを抑えらえます。
シートを使い捨てたいのなら、塗装現場などでも使われるマスキングシートを設置すれば使用後に剥がして破棄できます。
僕はさっと敷いてさっと収納できるゴザを使っています。
【 破棄処分する時の注意点 】
油絵具には、乾性油や揮発性油など油分が含まれています。
制作中に油を混ぜていくので使用したタオルや繊維質のある衣類を破棄処分する事もあるかと思います。
この時、捨てる前に水で濡らして破棄しておくと油による発火を避けられるので安心です。
よくTVでアロマオイルなど油分を含んだタオルをそのまま捨てると発火する現象が取り上げられますが油絵具も同様です。
制作後に油分を含んだ新聞紙や紙は水に濡らしてから捨てる事が推奨されているので念の為、油分を含んだ衣類やタオルも濡らしてから破棄しておくと安全ですね。
【 作家としての視点 】
汚れると気持ちが良いものではないかもしれません。
手が汚れたら他の物に触れなくなるし床や壁に絵具が付いたらふき取らなきゃいけないし色々と不都合です。
ただ、汚れも制作の一部です。
手や周囲が汚れているという事は作品の裏側や側面にも気づかずに汚れがついているかもしれません。
どんなに魅力的な作品を描けていても詰めが甘いと勿体ないですし作品をお求めになられた時には、作家の不慣れさが目立ってしまいます。
周囲や自身の清潔を保つ事で気持ちも整うのでそれは作品にも影響します。
環境を整える事も絵描きとしての技術の1つかなと僕は思います。
話は変わりますが作品の品質保持や集中して作業に取り組める方法なども限定してお届けしております。
無料で電子書籍や配信の中で講習動画もございますのでお気軽にご覧ください♪

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少しでも絵のお悩み解決に繋がりますように♪











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